日医工が自主回収を連発!クレーム対応に追われる日医工MRが気の毒で仕方ない…。

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

4月に引き続いて日医工が自主回収を発表しましたね。

ちなみに、今回の回収対象は『8成分 9品目 33ロット』です。

日医工・田村社長 新たに8成分9品目を自主回収で謝罪 「出荷試験の記録に欠落」など発覚

ぶっちゃけ、多いですね…。

1品目や2品目ならともかく、この多さはヤバい。

4月の自主回収では12成分15品目でしたから、今回は2/3といったところでしょうか。

つまり、4月と5月を合わせると単純計算で『20成分24品目』が回収対象になったワケです。

病院・開業医・調剤薬局・医薬品卸など、各方面での混乱は必至でしょう。

そして、そんな混乱の最中でクレーム対応の矢面に立つのは、当然ながら日医工のMRです。

ハッキリ言って、気の毒と言う他ありません。

私はMS時代に日医工のMRさんにはメチャクチャお世話になっていた手前、今回のニュースを痛ましい気持ちで読ませていただきました。

そんな日医工の自主回収連発について、私なりに感じたことを書いていこうと思います。




医薬品卸のMSからは非難轟々か?


以前、MSの自主回収について記事を書いたことがありますが、MSと自主回収の関係について改めて書かせていただきます。

MSにとって、自主回収は1円の得にもならない仕事です。

本当は嫌だけど、仕方なく行う面倒くさい仕事。

それがMSにとっての『自主回収』です。

製薬会社の都合による自主回収によって医薬品卸のMSは苦しんでいる!

今回の日医工騒動では8成分9品目33ロットが対象ですから、現場のMSが自主回収に要する時間・手間・労力は計り知れません。

私がMSとして働いていた頃を振り返っても、ここまで酷い自主回収は中々ありませんでした。

ましてや、今はコロナ禍も完全には落ち着いていないような状況です。

そんな状況の中で自主回収の仕事を強いられるMSの心中が穏やかなはずがありません。

しかも、こういった自主回収の際、MSは取引先から八つ当たりされることも珍しくありません。


おいおい、お宅から買った日医工の薬剤がまた自主回収だって!?

一体どうなってるんだ?ふざけるな!

代替品の状況はどうなんだ!?

ちゃんと供給してくれるんだろうな!?

さっさと代替品を持ってこい!


…などと、タチの悪い取引先に行くと不満感情のはけ口にされることもあります。

そんなことはMSじゃなくてMR(日医工)に言え!!

…って感じですけどね。

ちなみに、私はMS時代に取引先とこのようなやり取りを何度も経験しています。

こんな不遇を強いられるMSもいますので、MSが日医工を非難したくなる感情も凄く理解できます。

…と言うより、MSだって人間ですから、恨み言の一つや二つくらい言いたくなるのが普通です。

二度と日医工の後発品なんて売ってやるもんか!

…と、言い出すMSがいても全く不思議じゃありません。

しかも、自主回収によって影響を受けるのはMSだけに留まりません。

MSだけでなく、医薬品卸という会社目線で考えても自主回収品の収集⇒保管⇒返送にはコストが掛かります。

倉庫で働いているスタッフにとっては、まさに寝耳に水です。

平時であれば行う必要がない仕事が急に降ってきたわけですから、それ相応の時間・労力を割く必要があります。

せめて医薬品卸としては臨時のリベートアローアンスを日医工から頂戴しないと割に合わないでしょう。

今回の一件で、日医工と医薬品卸の溝は間違いなく深まったと思います。

同じMRとして、日医工MRの辛さも理解できる


先ほどはMS目線での意見を書きましたが、私は日医工のMRの気持ちも分かります。

なぜなら、私自身もMRとして自主回収を経験したことがあるからです。

そのときの辛さ・惨めさ・虚しさなど、私は昨日のことのように思い出せます。

自主回収という事態になった以上、MRは立場上、とにかく謝ることしか出来ません。

どう足掻こうと、取引先に対して直接訪問し、そして謝罪する仕事はMRがやるしかないのです。

自分がそういった経験をしているせいか、日医工のMRが気の毒に思えて仕方ありません。

ぶっちゃけた話、日医工のMRだって被害者なのです。

今回の自主回収に関して、元凶は日医工の工場です。

工場の生産部門の人間が杜撰な管理体制を放置していたから、こんな一大事になってしまったのです。

日医工のMRからすれば、

工場の連中め…よくもやってくれたな!!

…などと怒り心頭でしょう。

しかし、理由はどうあれ起きてしまった出来事は変えられません。

こうなってしまった以上、日医工のMRは会社の代表として関係各所に頭を下げて回るしかないのです。

当然、謝罪相手には罵られ、今まで築いてきた信頼関係にヒビが入ることになる。

もしかしたら、出禁になる施設も出てくるかも知れない。

最悪の場合、売上だって吹っ飛んでしまうでしょう。

しかし、それでも頭を下げるしかないのです。

耐えて耐えて、関係者からのクレームを甘んじて受けるしかない。

ついでに言うと、自主回収の一件が落ち着くまではロクなMR活動も出来やしない。

この鬱屈とした気持ちは、自主回収を経験したMRしか分からないと思います。

まとめ:日医工のMR 頑張れ!!


途中からは日医工のMRを励ますような文章になってしまいましたね。(汗)

ただ、私自身がMS時代に日医工のMRさんには大変お世話になったこともあり、今回の自主回収ニュースを知ったときは気の毒な気持ちで一杯になりました。

工場などの内勤系の部署のせいで振り回されるのって、どうしてもMRなんですよね。

自主回収に限らず、社内でゴタゴタが起きてユーザーに迷惑を掛けてしまったとき、矢面に立つのはMR(営業)です。

再発防止に努めるとか言っても、ユーザーはそんな言葉を簡単には信じてくれませんし。

本社や工場における業務改善の進捗状況などについても、現場のMRにとってはイマイチ伝わってきませんし。

一度失った信頼を取り戻すのはメチャクチャ大変ですし。

世知辛いところですが、これが営業職の宿命と言うか、決して逃げることの出来ない義務なのでしょうね。

この記事を見てくれる日医工のMRさん何人いるか分かりませんが、どうか気を落とさないでほしいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。





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