初対面で“イヤ~な感じ”がするMSの特徴とは?現役MRの視点から考えてみる!

MRとMSの関係

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

これまで私はブログ内でMRやMSについて色々な記事を書いてきました。

MRにとって感じが良いMS。

そして、その逆のMS。

MSにとって好印象なMR。

そして、その逆のMR。

MR・MSともに人間性は千差万別といったところですよね。

さて、そんな中で今回はMRの視点から初対面というテーマで記事を書いてみました。

MR・MSに限ったことではありませんが、初対面では相手に与える第一印象がとても大切です。

心理学的には、人間の第一印象とは3秒程度で決まると言われています。

(※心理学者によっては1秒、あるいは10秒ほどで第一印象が決まると主張している人もいますけど)

要するに初対面時の僅か数秒によって、後々の人気関係が左右されるということです。

…が、そういった事実を知ってか知らずか、MRに対して“雑な対応”をしているMSが一定数います。

当然、MSがMRに与える印象という意味ではとても悪いです。

ヒサシ
ヒサシ

一言でまとめると“イヤ~な感じ”です!

ポケモンに出てくるロケット団のムサシ&コジロウを彷彿とさせる言葉ですが、心の中ではこんな風に毒づいている場面も結構あります。(汗)

では、初対面時にMRにとっては悪印象なMSの特徴とは何なのか?

その点について、いつものように私自身の実体験に基づいて掘り下げてみました。

興味のある方は是非ともご一読ください!

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初対面でイヤ~な感じがするMSの行動・言動

MRにとって、初対面なのにイヤ~な感じがするMS。

これは具体的には、MRに対して不快感を与えるMSだと考えてください。

何となくだけど、鼻につく感じがする。

何となくだけど、見下されている気がする。

何となくだけど、雑な対応をされている印象がある。

この『何となく』というのが重要でして、理屈ではなく感情面でモヤモヤするようであれば、まず間違いなく相手のMSに問題があります。

もしMSとの初対面でこういったイヤ~な感じがした場合、それは即ちMRにとっては不快である証拠です。

ヒサシ
ヒサシ

MR歴が長い人であれば、おそらく一度くらいは経験があるのでは?

そして残念なことですが、業界内にはイヤ~な感じがするMSが存在しているのも事実です。

それでは私の経験上、初対面での心象がすこぶる悪かったMSの行動や言動などを挙げていきます。

1.椅子に座ったままMRに挨拶する

卸の営業所などに行った際、MRにとって初対面のMSがいれば、そのMSの席に近寄っていって挨拶をしますよね。

当然、その場合だとMSは自席の椅子に座って仕事をしているパターンが多いです。

…で、いざMSに声を掛けてみたら、椅子から立ち上がることなく座ったまま挨拶・対応をしてくるMSがいます。

つまり、MSは座ったまま、MRは立ったままということですね。

これは後述する名刺交換などの場面も含めてです。

些細なことと思う人もいるかもしれませんが、個人的にはちょっと悪印象です。

詰まるところ、そのMSはコイツ(MR)に対して、いちいち立ち上がって挨拶する必要はなという意思表示をしたようなものですからね。

ヒサシ
ヒサシ

このMS、何だか感じ悪いなぁ…

…なんて風に、私なんかは思ってしまいます。

片方は座ったまま、もう片方は立ったままですので、会話の際に視線を合わせにくい。

そもそもMRの側からしたら、もうこの時点で『自分は雑に扱われている』という印象を受けます。

MRだろうとMSだろうと、ビジネス関係者であれば互いに立って挨拶を交わすのが筋というもの。

この基本が実践できていないという時点で、個人的にはイヤ~な感じがします。

2.名刺を片手でMRに渡す

普通、名刺交換のときって両手で名刺の受け渡しを行いますよね。

少なくとも、私は新卒で入社した医薬品卸の新入社員研修にて、そのように習いました。

それに今までのMS・MRとしての社会人経験を振り返ってみても、上司・先輩・後輩の中で名刺を片手で渡すような人は見たことがありません。

…が、MSの中には名刺を片手で差し出してくる人がいるんですよね。

一応断っておきますが、片手で名刺を渡すことについては絶対にダメというワケではありません。

互いに名刺を受け渡しするタイミングでは、一時的にですが片手で名刺を持つ場面もありますし。

あるいは、何らかの事情で片手が塞がっているので、反対側の手だけで名刺を渡さざるを得ないとか。

ですが、私がここで挙げているイヤ~な感じがするMSの特徴とは、そんな次元の話ではないのです。

相手に名刺を“渡す”というよりは、自分の名刺を相手の前に突き出す”といった感じなんですよね。

しかも、その行為を片手で行うときた。

ましてや『(名刺の受け渡しについて)片手で失礼します』という一言があるワケでもない。

一言でまとめると、名刺を渡すことに関する所作が杜撰ずさんなんですよね。

これもまた、初対面でイヤ~な感じがするMS特有の行動です。

3.MRの名刺を雑に扱う

名刺交換の直後、MRから渡された名刺を放り投げるようにして机に置くMSがいます。

あるいは、ゴチャゴチャして汚い引き出しの中に乱暴に突っ込むとか。

これらの行為を、その名刺を渡したMRの目の前で行うのです。

ハッキリ言って、これはかなり胸クソ悪いです!!

念のため補足しますが、さすがにここまでマナーの悪いMSは稀です。

…が、こんな無神経な行為を平気でするようなMSがいるのも事実です。

ヒサシ
ヒサシ

せめてMR本人が見ていない場面でやれよな!

これね、MR側からしたらメチャクチャ不愉快なんですよ。

自分が渡したばかりの名刺が雑に扱われると、自分という人間そのものが雑に扱われているような印象を受けますからね。

MSがMRに与える第一印象という意味では、限りなく最悪に近いです。

一体どういった教育を受けたらこんな行為が出来るようになるのでしょうか?

この行為ひとつで、そのMSのお里が知れるってもんです。

余談ですけど、このような行為をするMSは40代以上のオッサン世代に多い気がします。

4.初回からMRにタメ口で話す

MRとMSが初対面であれば、互いに挨拶した後で担当エリア・担当施設のことについて会話をしますよね。

そういった場面で、なぜか初っ端からタメ口で話してくるMSがいます。

…で?お宅の担当はどこなの?

ヘぇ、○○病院や△△薬局ね。了解。

そんじゃ、これからよろしく。

いかがでしょうか?

今までの経験上、初対面にも関わらずこういった口調のMSは結構いました。

初対面ですよ?

友人でもなければ家族でもない間柄ですよ?

…という前提のもとで考えてみると、もの凄くイヤ~な感じがしませんか?

MSとて営業職です。

仮にも営業の仕事をしている人間が、初対面にも関わらず社外の仕事関係者にこういった口調で話すのって、果たしてどうなんですかね。

ヒサシ
ヒサシ

おいおい、それが初対面のビジネス関係者に対する態度かよ?

私は今まで、心の中で幾度となくこんなことを思ったりしました。

これまた余談ですけど、このような口調のMSも40代以上のオッサン世代に多い気がします。

5.何らかの作業をしながらMRと会話する

これは老若男女を問わず、どの年代のMSにも一定数います。

立ち上がって名刺交換を済ませた後、すぐに椅子に座って何らかの作業を再開するMS。

顔も体もPCの方を向きつつ、キーボードやマウスを操作しながらMRと会話するMS。

既にMRとある程度の関係性がある状態ならともかく、初対面のときにこういった行為をされると、MR側としては心象が良くないです。

確かに、MSは忙しい職業です。

急配であったり、返品であったり、出荷調整の連絡であったり、MSとして行うべき業務は枚挙に暇がない。

月末の最終日ともなると、それこそアホみたいな業務量になりますし。

でも、初対面から何らかの仕事(作業)をしながら会話されると、やっぱりMRとしては不快に感じてしまうんですよね。

MSとしての仕事が忙しいのは分かるのですが、どうしても自分(MR)が雑に扱われている気がしてならない。

これは忙しさ故の行為ではなく、ただ単にMRをないがしろにする習慣に起因する行動である。

…なんて風に解釈することも出来ますからね。

もし本当にMSとしての仕事が忙しくて手が離せない状況であれば、いっそMSの側から今は忙しいので手短にお願いしますとでも言ってもらった方が個人的には断然ラクです。

ただ、これって実は私がMSとして働いていた頃の反省点でもあります。(汗)

当時は忙しさにかこつけて、初対面のMRが目の前にいても、MSとしての仕事(作業)を優先させがちだった気がします。

MRに転職して以降、私はMSだった頃の行いについて自省する場面が増えました。

なぜかと言うと、MRという立場になって初めて『MSからないがしろにされるMRの気持ち』を理解したからです。

ヒサシ
ヒサシ

立場が変われば状況も変わる…ということです!

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イヤ~な感じがするMSはやっぱりイヤな奴

これは私自身の経験談ですが、初対面でイヤ~な感じがしたMSほど、人間的にも腐っていることが多かったです。

『腐っている』などという口汚い表現で申し訳ないのですが、このような言葉でしか言い表せないMSがいるのも事実です。

とりわけ、初対面なのにタメ口で話すMSの性悪レベルはヤバい。

決して誇張などではなく、どれほど時間が経っても初対面の印象そのままという感じです。

これまでのMR経験を振り返ってみても、マジで性根が腐っているMSが殆どでした。

MRとの約束事を守らないのは当たり前。

常日頃から変わらないMRへの威圧的な態度。

MRへの理不尽かつ一方的な依頼。

仕事で不具合が起きた際のMRへの責任転嫁。

悪い意味で『第一印象通りの人間』であり、それどころか付き合いが長くなるほど悪辣な印象が増していくことも多いです。

 

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言葉ひとつ、口調ひとつ取っても、その人間の性根の悪さは滲み出るものです。

まさに一事いちじ万事ばんじ

初対面でイヤ~な感じがするということは、つまり相手のMSがイヤ~な人間であることの証左でもあります。

たとえ最初は漠然とした悪印象であっても、そのMSとの付き合いが長くなるほどに下衆ゲスな本性が見えてくるというパターンが多過ぎる。

そういった意味では、初対面時での直感的な印象はバカに出来ませんね。

イヤ~な感じがするMSの上司について

これまた経験談ですが、イヤ~なMSの上司(所長・部長など)も高確率でイヤな奴です。

…と言うか、MSよりも上司の方が明らかにMR(メーカー)に対して威圧的であることも少なくないです。

MRを雑に扱うことについて、良心の呵責なんて一切ないとでも言わんばかりの態度。

何かにつけて自分(卸)の要求を押し通そうとするばかりで、MR(メーカー)の側にある事情を汲んでやろうという気はサラサラない。

この部下ありて、この上司あり。

そんな表現がピッタリであることが多いと感じています。

ヒサシ
ヒサシ

上司・部下ともに“メーカーの言いなりになったら負け”とでも考えているような節すらあるぞ!

部下は上司に似るものです。

上司が腐っていれば、部下であるMSも自ずと腐っていくのは当然のこと。

組織または集団の仕組みを考えた場合、これは当たり前の現象ですからね。

もし目の前にいる上司がMR(メーカー)のことを蔑むようなことをしていれば、部下であるMSはきっとこう思うのではないでしょうか?


上司がMR(メーカー)に対してああいった態度を取るなら、自分だってMRに対して強気な態度を取っても構わないよな?
上司のやり方を見ている限りだと、MS(卸)はMR(メーカー)に対して何をやっても許されるんだよな?
よし!それじゃあ自分もMRに対して強気に振舞おう!

おそらくですけど、イヤ~なMSの深層心理にはこういった考え方が存在しているのではないでしょうか?

MRに対して、お世辞にも誠実とは言えない対応をしている上司。

その姿を見続けた結果として、それが業界内での常識と勘違いしてしまったMSたち。

きっと彼らは行動・言動は意識的なものではなく、無意識のレベルで上司の真似をしているのでしょう。

医薬品卸の歴史の中で、こんな風にしてMRに対するMSのイヤ~な要素が受け継がれてきたのかもしれませんね。

ヒサシ
ヒサシ

まさに“負の連鎖”だな…

大体にして、まともな心根の上司であれば、MSによるMRへの横柄な態度・行為などを野放しにはしないはずです。

先述した挨拶の仕方とか、名刺の扱い方とか、そこにもしMRのことを蔑ろにする要素が含まれているなら、上司としてMSに注意をするのが普通です。

いや、そもそもMSがそういったマナー違反を犯さないように、常日頃から部下の指導に努めるのが上司の役目です。

しかし、そういったMSに対する注意なり指導なりを実践していない(または出来ていない)という時点で、その上司は既にアウトです。

結論として、上司がクソだからこそ、部下であるMSもクソになる。

これは絶対に間違いないです。

MRへの対応について上司自ら率先垂範していない時点で、その下で働いているMSにも悪影響が出てしまうということなのでしょう。

最後に:イヤ~な感じがするMSと距離を置こう!

初対面でイヤ~な感じがするMSがいたら、そのMSは高確率でイヤな奴です。

むしろ初対面だからこそ、そのMSの本性が垣間見えるという考え方もできます。

もしMSとの初対面時にイヤ~な違和感があれば、その直感は大体当たっています。

理屈ではなく本能でコイツは自分に害をなす人間だと判断している状態。

それこそが違和感の正体なのです。

…というワケで、初対面からイヤ~な感じがするMSは、ありとあらゆる場面でMRを不快にさせ、メンタルにダメージを与えてくることでしょう。

ですが、MRとしては仕事である以上、どんなにイヤなMSであっても彼らと一切関わらないということは難しいです。

これがMRにとって辛いところですが、対策が全くないワケではありません。

その対策とは『イヤなMSとは距離を置く』の一択です!!

電話・メールなどの連絡頻度を減らす。

卸で行われる朝礼や夕礼にはなるべく参加しない。

同行や説明会を依頼されても適当な理由をつけて断る。

このやり方であれば、徐々にですが確実にMSの目の前からフェードアウトすることが出来ます。

ヒサシ
ヒサシ

とにかく、イヤ~なMSとの接触回数を減らすのが最善策です!!

このブログ内で何度も述べてきましたが、MRを蔑ろにするようなMSと関わっても良いことはありません。

MRにとっては気疲れしてメンタルを消耗するだけですからね。

それは精神衛生的に良くないことですし、気疲れも度が過ぎれば、MRとしての仕事にも悪影響を及ぼします。

繰り返しになりますが、イヤ~な感じがするMSとは今すぐに距離を置くのが吉です。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

コメント投稿はこちら

  1. たぬきち より:

    ヒサシ 様

    たぬきちと申します。いつも楽しく拝見しております。先日は、お返事ありがとうございました。

    私も数年前まで医薬品卸の営業担当(MS)をしており、現在は別業種の30代です。

    MRさんの立場での「イヤーな感じ」が興味深かった為、コメントさせていただきます。

    私自身も1ー5までは、したことがありません。ただ初対面に限らなければ5番は例外です。

    記事でも、ご指摘の通りMS目線は「わざと」です。性格が悪くて申し訳ありません。

    正直、申し上げて、そういった対応をしたMRさんは、お付き合い上、自分自身、不利益を被ることがが多かった為です。

    ヒサシ様の過去記事にも内容が含まれていました通り、

    → 一言も相談せず、月末薬局に物理的に重い医薬品の大量発注を仕掛ける。(配達は私)(来月の施策やリベートに関わる、売上等)

    → いきなり訪問されて高圧的に「処方量少ないんですけど、どうなってるんですか????」(年配の方に多いイメージ)

      私の考え「医薬品卸は、帳合をとるのが基本」「処方量の多寡をMSに聞くって恥を知ったら?」「自分の実力不足露呈してない?」

      私の考え「だったら訪問とかいいので、自力含みでやってくれませんか?」

    有益な情報をくださる訳でもありません。

    そういったMRの方には「今、忙しいので申し訳ないですが、後からお電話差し上げますので」

    必ず申し上げますが、引き下がりません。そういった方は。(あくまで経験則上です)

    ヒサシ様の仰る通り、本当に、「イヤーな感じ」がしたら業種問わず、距離を置きましょう。

     →本当に「イヤーな感じ」の人は、距離感が無いので近寄ってくる。

     →卸側の意見として「イヤーな感じ」のMRの人は手のひら返しが大好き。(「ウチの薬、採用になりました。ご飯行きましょう!ありがとうございます」など)

    もちろん、とてもいいMRさんもいっぱいいます。辛いことだけではなく、楽しいことも多い業界だと思うので、読者の方々へ参考になれば幸いです。

    たぬきち。

    • ヒサシ ヒサシ より:

      たぬきちさん

      コメントありがとうございます!
      「イヤ~な感じの人は距離感が無いので近寄ってくる」という指摘は、まさにその通りだと思いました。

      この点に関して掘り下げてみると、人間関係の構築能力に難があるからこそ、MSから疎まれるという見方も出来そうですね。
      特に、MRの掌返しについては私もMS時代に幾度となく経験しました…(汗)

      たぬきちさんのコメントは読者の方々(特に現役MR)にとっても参考になると思います!
      今後もMS経験に基づいた切れ味鋭いコメントをお待ちしています!

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