簡単かつ手軽!MRがMSを味方に引き込むためのフレーズ5選!  

こんにちは、元MSかつ現役MRのヒサシです。

MRとMSは同じ取引先に出入りしている関係上、互いに協力することで業務が効率的に進みます。

しかし、どのようにMSとコミュニケーションしたら良いか分からない。

そんな風に悩んでいるMRの人は多いのではないでしょうか?

特に新人MRのうちはMSの仕事内容がイマイチ理解できないでしょうから、ことさら大変だと思います。

一口にMSと言っても、本当に色々な人がいます。

若いMSもいれば、オッサンMSもいる。

いつも忙しそうなMSもいれば、のほほんと仕事しているMSもいる。

性格の良いMSもいれば、ムカつくMSもいる。

優秀なMSもいれば、そうではないMSもいる。

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こんな風に色々なMSがいるものだから、MSごとに対応を使い分けるのって大変ですよね。

そんな中でMSへの対応方法を誤ってしまい、自分でも知らない間にMSの反感を買っていた…なんてこともあるかも知れません。

そんな悩めるMRに向けて、今回はMSを味方に引き込むためのフレーズというテーマで記事を書いてみました。

この記事では、MS歴5年、MR歴5年を経て、私自身が身に付けたノウハウをお伝えしていきます。

私自身が実践と検証を繰り返したフレーズだけを厳選しましたので、MSとの関係構築において多少なりとも効果があると思います。

MSとの良好な関係を築きたいMRさんにとって、この記事が参考になれば幸いです!




大前提である『勇気づけ』という概念


本題に入る前に、MSとのコミュニケーションにおける心構えをお伝えします。

突然ですが、アドラーという心理学者をご存知でしょうか?

近代心理学の基礎を築いたとされる有名な心理学者なのですが、私はアドラーが提唱した考え方をMSとのコミュニケーションに応用しています。

大切なポイントは相手の自己肯定感を高めるということです。

これはアドラーの心理学では勇気づけと呼ばれる考え方であり、相手を奮い立たせることを指しています。

これがMSに対してはとても効果的です。

では、相手の自己肯定感を高めることがなぜMSとのコミュニケーションにて効果的なのか?

…というワケで、仕事中におけるMSの心理状態を踏まえて解説していきますね。

さて、MSには多かれ少なかれ、以下のような傾向があります。

・日々の仕事に追われて精神的に疲れている

・取引先から無理難題を突き付けられて辛い思いをすることが多い

・仕事を頑張っても社内で褒められることが少ない

・以上のことから『自己肯定感』が乏しい日々を過ごしている

ここで重要なのは、MSは自己肯定感が乏しいという点です。

明けても暮れても終わらない急配返品自主回収詰めといった業務によって疲弊しているMSは数多くいます。

どれだけ優秀なMSであっても、返品や自主回収といったイヤな仕事をゼロにすることは不可能です。

しかも、上記の内容はMSにとってやって当たり前の業務です。

やらない(出来ない)ことで社内で叱責されることはあっても、やった(出来た)からといって褒められるようなことでもない。

そんな事情もあり、MSが社内で労われることって多くないのです。

それどころか、次から次へと仕事が降ってきて、MSは息を吐く暇もない。

以上の理由により、MSは自分の仕事を肯定してもらうことについて飢えています。

だから、MSは自分の仕事振りを褒められたり、励まされたりすると凄く喜びます。

その相手が社外の人間(MR)であれば尚更です。


ああ、俺の頑張りを認めてくれる人がいるんだな。
MSをこんな風に労ってくれるなんて、感じの良い人だな。
この人と一緒に仕事できたら、何だか楽しそうだな。

いかがでしょうか?

詰まるところ、MSの方からこんな風に思ってもらえる流れを作ればいいのです。

こんな記事を書いている私自身も、かつてはMSとして疲れ果てていた時期がありました。

いくら仕事を頑張っても上手く行かず、不貞腐れていた時期もありました。

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しかし、そんな状態だからこそ、MRからの温かい言葉はMSの心に響くんですよね。

それがどんなに些細な言葉であっても、MSにとっては非常にありがたいワケです。

つまり、こういったMSの心理状態に沿ってポジティブな言葉を投げ掛けてあげれば良いのです。

アドラー流 たった1分で伝わる言い方

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MSも人間ですから感情があります。

感情があるということは、無意識のうちに相手について好き・嫌いと判断しているということです。

当然、自分の存在を肯定してくれる相手や、自分のことを奮い立たせせてくれる相手は好きに分類されます。

つまり極端な話、MSから好かれるような言葉を投げ掛ければOKなのです。

この辺りは日常生活の恋愛や友人関係と一緒ですね。

では、具体的にどのような言葉がMSの心に響きやすいのか?

ここから、ヒサシ自身の経験を踏まえて紹介していきます!

1.ありがとうございます!

基本中の基本中ですが、とても大切な言葉です。

意外と思うかも知れませんが、こういったありがとうという一言をMSに言えないMRって案外多いんですよね。

個人的には、MSに感謝の気持ちを伝えることについて、実践できているMRと、そうでないMRとで二極化している印象があります。

実際に私がMSだった頃、MSに対して感謝の気持ちを述べるようなことを全然しないMRって結構いました。

(※当時の私は20代だったので、年齢的に舐められていたということも有り得ますけど。)

MSに対して『あーしろ』『こーしろ』と言う割に、MSがその通りに行動してもはい、そうでしたかという一言で会話を終わらせたりとかね。

MSだって人間ですから、感情を持っています。

当然のことながら、自分のことを蔑ろにするようなMRと一緒に仕事したいとは思わないワケです。

一方で、些細なやり取りであっても、その度に『ありがとうございます!』と言ってくれるMRに対してはどうか?

やはり、キチンとした言葉を通じて感謝の気持ちを伝えてくれるMRとは、今後も一緒に仕事していきたいと思うものです。

基本であるが故に、疎かにしてはいけない言葉がありがとうなのです。

まあ、この辺りはMSとMRとの関係に限った話ではなく、プライベートでも同じことですけどね。

2.頼りにしています!

MSはMRから頼られると喜びます。

では、それはなぜでしょうか?

MSとは、MRから頼られることで売上が伸びる仕事にありつける可能性がアップするからです。

例えばですが、新薬の採用、説明会のセッティング、新規処方の確認。

こういった場面でMRから頼ってもらうことで、MSは自分の売上が伸びるチャンスが巡って来る…ということを知っています。

MSとしてこういった仕事をこなすことで、医薬品卸の帳合が増えていくものですからね。

もちろん、自分を頼ってもらえたという事実によって、MSの自尊心が満たされるという側面もあります。

他には、MSとして受ける指導なども関係しています。

私なんかは新人MSの頃、上司や先輩からこんな風に指導されました。


MSってのは、MRから頼られてナンボだ。
MRから頼られないということは、MRはお前より他卸のMSを信頼しているってことだ。
つまり、その分だけMSとして仕事のチャンスを失っているということだ。
だから、まずはMSとしてMRから頼られるような存在を目指せ。

この指導については、あくまで私個人の事例ですが…

MRから頼られる(=仕事のチャンスを振ってくれる)ことは、MSとして嬉しいことなのです。

だからこそ、信頼関係を築きたいMSには頼りにしています!と言ってあげましょう。

余程ひねくれているMSでなければ、MRとの仕事に対してやる気を出してくれるはずです。

これまた持論ですが、MSって意外と承認欲求が高い職種だと思っています。

普段から決して華やかでもなければ、世間から注目されるような仕事をしているワケでもない。

そんな仕事を頑張っているMSだからこそ、心の底には認められたい』『褒められたいという欲求があるんですよね。

だったら、その欲求を満たしてあげれば良いのです。

そんな訳で、今回紹介した『頼りにしています!』はMSに対して特に効果的です。

注意!!

MSを頼ると言っても、MRにとっての雑用を押し付けてはいけません!


MSにとって何らメリットがない雑用を押し付けてしまった時点で、そのMRへの信頼度は一気に下がります。


MSは普段から多くのMRと接している関係上、MRの人間性についてよく観察しています。


あくまで、MRとMSの両方にメリットがある話をする場面で『頼りにしています』と言ってください!

3.情報通ですね!

これは中堅~ベテランのMSに対して特に効果的なフレーズだと思っています。

MSという職種は、取引先の内部事情に精通してナンボです。

例えばですが…

クリニックであれば院長の趣味・家族構成・面会可能な曜日や時間帯など。

病院であれば、宣伝許可の運用・薬審ルール・処方解禁日など。

こういった情報は、MSとして知っておくべきものです。

つまり、MSは取引先について情報通な存在なんですよね。

MSとして情報通である自覚の有無はさておき、情報通であること自体を褒められて嫌な気持ちになるMSはいません。

だったら、そのことを言葉にしてMRから伝えてあげれば良いのです。

そうすることで、MSはそのMRに対して好意的になります。

実際、私は最近ある病院の薬審について、担当のMSさん(30代後半)とこのような会話をしました。


ヒサシ『あのー、○○病院での今月の薬審結果ってどうでしたか?』
MS『ああ、○○病院の薬審ですね。そう言えば、ヒサシさんが宣伝していた薬剤が正式採用されることになっていましたね。』
ヒサシ『本当ですか!?教えていただき、ありがとうございます!』
MS『いえいえ、どういたしまして。』
ヒサシ『ところで、薬審で正式採用とのことですが、今後処方が可能となるのはいつくらいの時期になりそうでしょうか?』
MS『そうですねぇ…院内のマスタ登録が翌月の上旬だから、実際に処方可能になるのは翌月の中旬くらいからだと思いますよ。』
ヒサシ『分かりました!翌月の中旬くらいですね!』
MS『ええ。前回の薬審で他社さんの薬剤が採用されたときも、同じようなスケジュールでしたからね。』
ヒサシ『ありがとうございます!それにしても、院内の情報についてとても詳しく知っているのですね!』
MS『まあ、それが仕事ですからね。』
ヒサシ『こういった情報通のMSさんと一緒に仕事ができて、MRとしては大変ありがたいです!』
MS『情報通?まあ、MSとして当然のことですよ!』(←※満更でもなさそう)
ヒサシ『ぜひ今後とも、院内の情報について色々なことを教えてください!』
MS『分かりました。私が知っていることで良ければ何でもお伝えしますので、いつでも連絡ください!』

いかがでしょうか?

これはあくまで一例ですが、こういったやり取りを繰り返していけば、MSはMRに対して確実に良い感情を抱くようになります。

MSを下に見ているようなMRは、薬審の結果を教えてもらってもMSに感謝の言葉の1つも言いません。

そんなMRがいるからこそ、こういった言い回しはMSの心に響きます。

ぜひ実践してみてください!

4.他の卸のMSさんとは違いますね!

MSにとってのライバルは他卸のMSです。

同じ薬剤を売っている以上、同じエリアにて活動している他卸MSは商売敵でしかないのです。

そんな訳で、MSたちはMS同士で鎬を削り合う日々を過ごしています。

当然、自分がMSとして、

他卸のMSよりも優れているか?

それとも劣っているか?

…ということについても敏感です。

これは売上や利益だけでなく、どのくらいMRから評価されているかということも含めてです。

そこで効果的なのが他の卸のMSさんとは違いますね!というフレーズです。

私の経験上、この言葉を言われたMSは全員、満更でもなさそうな様子をしていました。

(※この中にはMS時代のヒサシ自身も含まれています。)

では、このフレーズの使い方について、今回も実例を交えて紹介していきます。

これは、ある病院について私が担当MSに薬審ルールを確認したときのやり取りです。


ヒサシ『○○病院に初めて訪問しようと思うのですが、薬審ルールについて教えてもらえないでしょうか?』
MS『○○病院の薬審ルールですね。まず、採用申請書の〆切が奇数月の月末です。』
ヒサシ『なるほど』
MS『薬審日は、偶数月の第〇週目の〇曜日です。』
ヒサシ『なるほど』
MS『もし薬審で採用決定となった場合、処方可能となるのは翌月の第〇週からですね。』
ヒサシ『詳しく教えていただき、ありがとうございます!』
MS『いえいえ、大したことじゃありませんよ。』
ヒサシ『いや、本当に助かりましたよ!他の卸のMSさんは、○○病院の薬審ルールについて詳しく知らないようでしたから…。』
MS『え?そうなんですか?』
ヒサシ『はい、そうです。ここだけの話、他の卸のMSさんには面倒くさそうにあしらわれてしまって…。』
MS『はあ、そうだったんですか。それは酷いMSですね!』
ヒサシ『でも、この場で採用申請や処方可能日のことまで教えていただいて大変助かりましたよ!他の卸のMSさんとは違いますね!
MS『いやぁ…それほどでも…』(←※満更でもなさそう)
ヒサシ『ぜひ今後とも、色々な情報を教えていただけるとMRとしては助かります!』
MS『そうですか?私で良ければ、いつでも協力しますから気軽に連絡ください!』

いかがでしょうか?

ライバルである他卸のMSと比べて、自分は良い意味で違う。

こういったことをMR(社外の人間)の口から伝えてあげれば、MSにとっては自尊心MAXな状態になります。

このMSさんとは現在も関係を構築している最中ですが、今後も一緒に上手く仕事をやっていけそうな手応えがあります。

(※余談ですが、ヒサシのことを蔑ろにした他卸MSは人間的に凄くイヤなMSなので、その人とは距離を置いて活動しています。)

こんな具合に、言葉1つでMSの自尊心を刺激し、そして自己肯定感を高めてあげればこっちのものです。

5.○○さんへの訪問や連絡はどのようにすれば良いですか?

このフレーズは相手の自己肯定感を高める云々とはちょっと違うのですが、MSを味方に引き込むにはとても重要なことなので解説させていただきます。

もう何度目になるか分かりませんが、MSは忙しい職種です。

急配・返品・自主回収など、その業務量は半端じゃありません。

そんな忙しいMSですから、MRからの頻繁な連絡・訪問といったものを煙たがる人も一定数います。

実際、MS時代のヒサシがそんな感じでしたからね。

忙しい朝に時間帯に呼び止められて、しかも長話なんかされた日には、そのMRに対してブチ切れそうになったときもありました。

そんな訳で、MSごとに適切なコミュニケーションの方法を把握しておいて損はありません。

そうすることで、結果的にMSと良好なコミュニケーションを行う土台にもなりますしね。

具体的には、MRからMSに対してこんなことを問い掛ければOKです。


デポ(医薬品卸の営業所)に訪問してもご迷惑ではない曜日・時間帯などはありますか?
デポへの訪問がご迷惑でしたら、出先での喫茶店などで打ち合わせをお願いした方が良いですか?
ご連絡は電話とメール、どちらの方が良いですか?
お電話が繋がらなかった場合、留守電を残しておけば良いですか?それともショートメールで簡単に用件だけを伝えれば良いですか?

こういったことを前もって尋ねておけば、MSから何らかの反応があるはずです。

あとは、その反応に沿ってMSと付き合っていけばOKです。

意外とこういったことを意識せずに、自分の都合でMSへの訪問・連絡を行っているMRって多いんですよね。

裏を返せば、MSに訪問・連絡の方法を尋ねることで、MRとして好印象を残すことができます。

MSにとってはそれだけで、

このMRさんは自分に迷惑を掛けないように意識してくれているんだな!

…ということを瞬時に察知しますからね。

もしMSに対して、自分と他社MRとの差別化をしたいのなら、こういったことをMSに確認しておくことをお勧めします!

まとめ:『伝え方』を工夫してMSと良好な関係を築こう!


この記事では、MSを味方に引き込むためのフレーズ5点を紹介させていただきました。

この5点は、実際に私がMS時代にMRから言われて嬉しかった言葉です。

そして、今はMRとしてMSとの関係構築のために意識して口に出している言葉でもあります。

MSとのコミュニケーションにおいて、少しは役に立ちそうでしょうか?

他にもMSに対して有効な言い回しは色々とあるのですが、最も応用が利くのは今回紹介した5点だと思っています。

こういった言葉を交えながらコミュニケーションを重ねることで、MRの味方となってくれるMSは確実に増えていきます。

繰り返しになりますが、大切なポイントはMSの自己肯定感を高めてあげることです。

人間とは、自分の存在を肯定し、そして奮い立たせてくれる相手に好意を抱きます。

このことを意識して、どんどんMSを味方に引き込んでください!

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!






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