MRはメールや郵送についても全て日報に入力するべき…なのか?

MRの内勤

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

世の中がコロナ禍に突入して以降、MRの営業活動はリモートで行うのが主流になりました。

リモート営業。

つまり、遠隔で行う営業です。

このリモート営業の普及によって、メールや郵送の頻度が増えたMRも多いことでしょう。

…と言うか、コロナ禍で直接訪問が難しい現在においては、リモート営業に頼らざるを得ないような状況です。

 

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さて、コロナ禍で爆発的に増えたメールや郵送ですが、皆さんはそういった行為を日報に入力しているでしょうか?

ちなみに、私は入力していません。

その理由は面倒くさいからです。

(※詳しくは後述しますが、今後はメール・郵送についても日報入力することになりそうですけど…)

日報の媒体は製薬会社によって様々かと思いますが、MRにとって日報入力とは面倒な仕事の部類に入ると思っています。

上司あるいは本社と情報共有する。

あるいは、活動の記録を残しておく。

こういった意味で、確かに日報には意義があるとは思います。

しかしですね…

何だかんだ言って、逐一日報を入力するのって面倒なんですよね。

ましてや、普段のメールや郵送の内容まで、全てを日報に入れるとしたら膨大な時間と労力を喰うワケでして。

それこそ、本気でメール・郵送といった行為を日報入力しようとしたら、いくら時間があっても足りません。(汗)

ヒサシ
ヒサシ

ついでに言うと、日報入力よりも大切な仕事なんて他にいくらでもある…

メール・郵送の内容なんて、第三者と情報共有するほどのことでもない。

何の意味もない、あまりにも内向きな仕事の代表格。

…なんてことを個人的には思ってしまうワケなんですよ。

しかし、真面目なMRであれば『〇月〇日、△△先生宛に××のパンフレットを郵送した』みたいな感じで、活動の全てを記録として残していることでしょう。

実際、私の周りでもそのように日報入力しているMRがいます。

そこで、本日はメール・郵送についての日報入力について考えてみようと思います。

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何でもかんでも日報として入力することが“正義”なのか?

コロナ禍以降、MRは何かにつけて横並びにされることが増えたような気がします。

売上は言わずもがなですが、とにかくMRの行動面を可視化しようとする風潮が凄まじい。

面談の実施回数。

説明会の実施回数。

自社サイトへの登録者数。

こういった要素を数値化され、ランキング化され、全てにおいて優劣を付けられます。

 

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そして、相対的に見て劣っているMRは厳しく詰められます。

支店単位、営業所単位、MR単位で可視化され、言い逃れできない状況に追い込まれる。

少なくとも、弊社はそうです。

なぜ○○さんは面談の回数が少ないのですか?医師へのアポイント依頼は出していますか?
なぜ△△さんは説明会の回数が少ないのですか?他のMRはもっと開催していますよ?

こんな具合に、支店会議のときに誰が必ず吊し上げされています。(汗)

この時点でもMRにとっては相当しんどいのですが…

最近はメールや郵送の回数まで厳しく追及されるようになってきました。

メールや郵送の回数なんて、どうやって可視化するのか?

…と疑問に思う人もいるかも知れないですね。

あくまで弊社の場合ですが、日報への入力内容をもとにデータを抽出しているようです。

各MRの日報について『メール』『郵送』といったキーワードで篩いにかけるって感じですね。

ヒサシ
ヒサシ

そんなことまで可視化・定量化しなくても良いだろうに…

…なんてことを私は思っているのですが、本社側の言い分としては『MRの活動量を見直すために必要』とのこと。

こういった日報系の業務って、どうしても属人的になりがちです。

本社側としては、そんな属人的になっている仕事を是正したという思惑もあるみたいです。

 

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そんなワケで、つい最近の会議でメールや郵送の回数についてMRが詰められたんですよね。

案の定、普段からメール・郵送について日報入力をしていない私なんかはメチャクチャ疑われましたよ。

ヒサシ君はメールも郵送もやっていないのか?

…みたいな感じで。

痛くもない腹を探られるような感じがして、ぶっちゃけ不愉快でした。

いやいや、メール・郵送もキッチリやっているんですけどね。

…などと弁明すればでは、なぜそのことを日報に入れていないのか?などと詰められる始末。

ヒサシ
ヒサシ

なぜって、そりゃ面倒くせーからだよ!!

…という本音を吐き出したいところでしたが、流石にそうもいかない。

結局、次回からメール・郵送も日報入力することを約束させられました。(汗)

ちなみに、私同様にメール・郵送の日報入力について詰められたMRは結構いました。

その一方で、メール・郵送について逐一、日報入力していたMRもいたから驚きです。

そりゃ確かに、上司・本社の視点であればメール・郵送といった行為を漏れなく日報入力しているMRの方がキチンと働いているように見えるでしょう。

その理屈自体はわかるのですが、どうも釈然としない。

例えばですが、WEB講演会の案内でもしようものなら、何十人もの医師に案内状を郵送する必要があります。

もし薬剤師や看護師にも郵送するとなれば、それ以上の時間と労力が必要です。

そんな医療従事者1人1人に対して送ったモノについて、それら全てを日報に入れろと言うのか?

メールなり、郵送なり、何でもかんでも日報に入れるなんて不毛な作業でしかない。

こんな風に思ってしまうのは私だけでしょうか。

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日報の入力数が多いMRが称賛される怪現象

MRとしての活動について、その良し悪しを考えるときに“量”を指標することは正しいと思います。

面談数が多いMR。

説明会の実施回数が多いMR。

行動が伴ってこそ売上は伸びていくワケですから、こういった活動量は多いに越したことは無い。

それは現役のMRとして理解できます。

しかし、日報というモノに対してはどうか?

日報の内容まで掘り下げて精査されているのか?

…ということを考えてみると、決してそんなことはないんですよね。

例えばですが、医師に自社医薬品を紹介したとします。

そのときの内容を日報として入力する際、極端な話、文字数が100字だろうが、1,000字だろうが、ぶっちゃけ大差はないんですよね。

もしかしたら直属の上司であれば、日報の“質”について評価してくれるかもですが…

おそらく、本社は“質”について重視していないパターンが殆どではないでしょうか?

Aという先生に対して面談を行った結果、日報の内容(文字数)に関わらず本社は1コールあるいは1ディテールなどとカウントするのです。

ここが製薬会社の理不尽なところだなぁと常々思います。

とにかく、多く日報入力した者が称賛される。

活動内容のクオリティ云々よりも、活動の入力数が多ければ正義。

実際にはMRとしてしっかり活動していても、日報に入力していない時点で悪。

少なくとも、日報に関してはそんな気がします。

コロナ禍以降、こういった風潮が以前よりも強くなった気がしてなりません。

会社からの圧力が虚偽報告を生む!?

面談にせよ、メールにせよ、郵送にせよ、会社から『日報に入力しろ!』と言われたら、MRはその通りにするしかありません。

もし入力数が少なければ叱責されるのは目に見えていますからね。

この記事の序盤でメール・郵送まで日報入力するのは面倒くさいなどと書きましたが、そんな私も今月からは渋々と日報入力することになるでしょう。(汗)

ヒサシ
ヒサシ

ぶっちゃけ、虚無感が凄まじいですけど…

しかし、しかしです。

こういった会社からの圧力が強くなるほど、虚偽報告って増えると思うんですよね。

実際には面談していないのに、面談した体で日報入力する。

実際にはメールしていないのに、メール送信した体で日報入力する。

実際には郵送していないのに、郵送した体で日報入力する。

どのMRも口には出さないだけで、こういった行為が暗黙の了解と化している雰囲気があります。

あるいは、ただのメール1本であっても凄く内容を盛ってみたりとか。(汗)

○○先生に自社医薬品の件でメールしたら、△△という使い方について教えてほしいと返信が来たので、××という回答を再度メールにて行いました!そしてその後、云々かんぬん…

…みたいな感じで。

本来の内容を膨らませて、最終的には倍くらい仕事をしているように見せかけるって感じですかね。

ハッキリ言って、褒められ行為ではありません。

でも、ここまでやらないと会社からの追及を躱せないのも事実です。

あくまで会社側が日報の入力数をトレースしてくるのなら、MR側としては自分の身を守るために、場合によっては虚偽報告するしかない。

あるいは、完全な虚偽とまでは言わずとも、虚飾に満ちた内容を日報として入力したりとか。

自分でこういった文章を書いていて、私自身、もの凄くダサい仕事をしているという自覚はあります。

こんなクソみたいな演技、しない方が良いに決まっています。

でも、それはあくまで理想でなんですよね。

MRを取り巻く現実は、そんなに甘くないことも理解しています。

日報を入力しないことが悪。

日報の入力数が少ないことが悪。

だったら、悪に分類されないように立ち回るしかないのです。

ヒサシ
ヒサシ

たとえ、メール・郵送についての日報入力がどんなに面倒くさいものであっても…

まとめ:MRはメール・郵送について“適度に”日報入力した方が良い!

ハッキリ言って、こういった内勤系の仕事って会社間でもバラつきがあると思います。

おそらく、弊社以上に内勤業務についてキツい会社もあることでしょう。

とりわけ、日報の入力については会社ごとの個性が反映されやすいと思っています。

日報系の仕事が面倒くさい会社は、それはもうマジで面倒くさいと思います。

日報の内容も然り、入力の数も然り、入力の〆切も然り。

でも、その会社で働き、その会社から給料を貰っている以上、MRはその会社の方針に従わないといけない。

私は自分に対して、そのように言い聞かせています。(汗)

ただ、1つだけ対策があるとすれば、日報なんて仕事は適度に手を抜くべきなのかなぁと。

例えば、10人にメールしたのなら、ガチで気合を入れてメール送信した5人だけを日報入力するとか。

100人に郵送したのなら、間違いなく開封してくれそうな20人分についてだけ日報入力するとか。

メールでも郵送でも、一から十まで全てを入力していたらMRの身が持ちません。

それこそ、日報以外のMR業務に支障が出ます。

よって、会社からは睨まれない程度に日報入力するのが、NRとして賢いやり方なのかなぁと思ったりする今日この頃です。

ヒサシ
ヒサシ

それでもメールや郵送の度に日報入力するのは面倒だけど…

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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