製薬会社の現場と本社における埋まることのない『溝』について語ってみる

MRと本社

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

 

コロナ禍に陥ってから約半年、製薬会社の内部も混乱していますよね。

 

私は元々、製薬会社の現場(MR)と本社(マーケとか)は相容れない関係だなぁと思っている派です。

 

まあ、お互いに見ている景色が違うわけだし、評価されるポイントも異なるワケですから、それは仕方のないことだとは思います。

 

ですが、そのことを差し引いても現場と本社は本当に仲悪いなぁ~みたいなことを感じています。

 

…というより、コロナ禍でその傾向がより一層際立ってきたような気すらします。

 

現場側は『本社のヤツら、また意味不明な企画をして現場の負担を増やしやがって!』などと憤る。

 

本社側は『こんなに良い企画を有効活用できない現場(MR)は馬鹿だ!』などと喚く。

 

私は現場側の人間ですが、ここ半年ほどで自他共にこのようなやり取りが増えた気がします。

 

しかも、話を聞くと弊社だけでなく他社でも同じような状況だとか。(汗)

 

製薬会社ってのは何処も一緒なのかも知れませんね。

 

…というワケで、そんな製薬会社における現場と本社の溝(みぞ)について語っていこうと思います。

 

なお、繰り返しになりますが私自身は現場側の人間(MR)なので、本社側の都合などお構いなしで今から本音をブチ撒けます。

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最たる例はWEB講演会


もうね、本社に対する不満は8割方コレです。

 

私だけでなく、私の同僚MRも口を揃えて同じことを言っています。

 

本社の皆さんはWEB講演会の企画を立ち上げ過ぎなんですよ。

 

何で毎週のようにWEB講演会の案内人数とか視聴人数をトレースされなきゃならんのですか。

 

ハッキリ言って、現場にとっては『』が付くほどのストレスです。

 

医療現場において、他社を含めたら毎日なにかしらのWEB講演会が開催されているような状況です。

 

この際ハッキリ言いますと、MRだけでなく医師もWEB講演会の乱立状態にはウンザリしているのです。

 

コロナ禍でのWEB講演会について医者はどう思っているのか?

医局の秘書さえも苛立つほどWEB講演会が乱立している!?

 

そんな状況の中、現場のMRがどのような気持ちでWEB講演会の案内活動を行っているのか、本社側は考えたことはあるのだろうか?

 

確かに、本社側の理屈も理解はできます。

 

せっかく役割者に交渉して講演会が実現するって時に、現場がロクに案内しないときたら面白くないでしょうよ。

 

どのくらいの金額か知りませんが、それなりのカネだってつぎ込んでいるわけだし、そりゃ1人でも多くの医師なり薬剤師なりに視聴して欲しいでしょう。

 

確かに分かるんですよ、理屈はね。

 

ただ、そんな理屈に納得して活動できるほど、現場のMRは従順ではないのです。

 

マクロな視点で考えれば、コロナの状況を踏まえてWEBという媒体で講演会を企画し、その内容を全国に発信するのは正解と言えるでしょう。

 

しかし、ミクロな視点で考えた場合はどうか?

 

このご時世、医師との同席視聴なんて超ハードル高いですから、今までのように弁当を用意して医局の先生方全員を対象とした上映会なんてやり方は現実的じゃありません。

 

ではどうするか?

 

必然的に、WEB面談、電話、メール、Pr.JOY、郵送などの手段で個人視聴してもらうように案内するしかない。

 

とはいえ、WEB面談OKな医師は限られている。

 

メールでの案内OKな医師も限られている。

 

Pr.JOYに登録していない医師なんて山ほどいる。

 

郵送に至っては実際に開封されたかどうか確かめる手段が無い。

 

電話は相手の仕事を中断させる可能性がある時点で大変リスキーである。

 

いかがでしょうか?

 

こういった悪条件の中では個人視聴してもらうことはおろか、講演会の案内をすることすらままならない。

 

いくら有名な医師を担いで演者や座長としたところで、やはり限界がある。

 

講演テーマだって前回、前々回の内容を焼き増ししたようなもうのばかり。

 

そんな状況下で医者に個人視聴する気になるはずがない。

 

いやいや、そこを何とかするのが現場(MR)の仕事だろ!?

 

…という声が聞こえてきそうですね。(汗)

 

しかし、そういった正論らしき意見は、実は現場側にとっては腹正しいだけなのです。

 

この場合は『正論』ではなく『極論』と言った方が良いでしょうか。

 

現場側だって好きでこのような悪条件のもとで活動しているワケではないのです。

 

医師によっては頻繁な講演会案内を嫌がる人もいますから、彼らの性格を見極めつつ、メールや郵送の回数バランスを取っているのです。

 

さらに言えば、MRからメール・電話・郵送といった手段でアプローチされること自体を嫌がる医師も結構いますから、そういった相手の場合には案内自体を慎む必要があります。

 

そういった現実を知ってか知らずか、本社の皆さんは無茶振りをしてきます。

 

案内状をメールしても郵送しても反応がないなら、電話して案内すれば良いでしょ?

 

…とかね。

 

これは私自身が実際に言われたことです。

 

おいおい、簡単に言うなっつーの。

 

いきなり電話して相手が怒ったらどうするつもりなのか?

 

相手が医師の場合、外来中かも知れないし、回診中かも知れない。

 

大学病院とかなら、学生相手に授業なり指導なりをしている最中かも知れない。

 

そんなときにMRから電話が掛かってきて、いきなりWEB講演会の案内をされたとして、彼らは果たして嬉しいと思うだろうか?

 

少なくとも、相手にとっては不快に思う可能性の方が高いのではないか?

 

それで売上が飛ぶような切っ掛けになったら本社はどう責任を取るのか?

 

そもそも、相手から怒られるのも謝るのもMRなんですけどね。

 

本社側としては、そういったリスク面を気にしない立場だからこその発言なのでしょうか。

 

矢面に立つ側として、後方から偉そうに指図されるのはやっぱり面白くないワケです。

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WEB面談の強化月間とか誰得なの?


WEB講演会だけでなく、WEB面談のトレースもウザいですね。

 

久しぶりのブログ更新でここ最近の不満をそのまま文章化しちゃってますが、これが偽らざる私の本音です。

 

トレースがウザい。

 

とにかくウザい。

 

もうこの一言に集約されます。

 

頼むからMRのWEB面談回数のトレースだけは勘弁してくれ!誰も喜ばないぞ!

 

MRの日報からデータ抽出して毎日グラフ化してメールしてくる本社のスタッフさんがいますが、毎日グラフを作るだけの簡単なオシゴトをしているようにしか見えない。

 

コロナ禍の前からこういったトレース屋は存在していますが、コロナ禍で仕事が減って暇のか知りませんが、流石に毎日のようにトレース表を現場に送り付けてくるのは如何なのものか。

 

何を目的としてトレース表を作っているのか、誰の指示でそういった行為をしているのか、色々な意味で彼らの思考を理解できない。

 

そもそも、トレースして現場に何をさせたいのか?

 

面談数が少ないMRに鞭を打ちたいのか?

 

それとも、面談数が多いMRを称賛したいのか?

 

別にどっちでも良いですが、そんなトレース屋と化している本社スタッフは現場に来てみてほしい。

 

MRの皆さんならご存知の通り、WEB面談を1件成立させるだけでも相当な知恵と労力を要します。

…にも関わらず、今月はWEB面談の強化月間とします!とか言い出す本社のお偉いさんを見た日には、腹が立つのを通り越して呆れました。

 

アンタ、馬鹿ぁ?

 

…などと、某エヴァンゲリオンのアスカよろしくのセリフを投げかけたい気持ちで一杯ですわ。

 

まあ、こんなことを言っても仕方がないのは私とて承知しているのですが、ただ単に現場に鞭打つような行為、あるいは現場から必要以上に反感を買うような行為は慎んでほしいものです。

まとめ:現場と本社の『溝』が埋まる日は来ないと思う


今回こういった記事を書いてみて、やはり現場と本社の『溝』は深いことを改めて実感しました。

 

WEB講演会やWEB面談以外にも、顧客のメールアドレス収集とか、自社の情報サイトへの登録促進だとか、現場にとっちゃ歓迎できないような企画ばかりです。

 

そして、どれもこれもトレースされ、グラフ化され、ランキング化される。

 

あー、やってられねぇ。

 

…とは思いつつも、現場はそういった企画(指示)に従わないといけない。

 

本社を指揮官とするなら、現場(MR)は前線で戦う兵士です。

 

兵士は指揮官に従う義務がある。

 

しかし、指揮官からの命令に従わなければ処罰の対象となる。

 

製薬会社は軍隊ではありませんが、実際の指揮系統は軍隊みたいなもんです。

 

さらに言うと、指揮官たる本社スタッフには嫌なヤツが多い。

 

嫌なヤツという表現は私の主観ですが、少なくとも好感を持てるような人は極めて少ないです。

 

まあ、指揮官が甘かったら兵士が付け上がるだけですから、嫌なヤツを演じられる人間だからこそ本社で働いているという背景もあるのかも知れませんね。

 

ただ、繰り返しになりますが嫌なヤツに好感を持つなんてことは私には到底出来そうにないです。

 

いつもいつも、好き勝手なこと言いやがって…!!

 

…みたいな感じで、はらわたが煮えくり返ることが多々あります。

 

本社は本社で現場への不満は尽きないのでしょうが、そう考えるとお互い様ってことなんですかね。

 

まあ、お互い様であるうちは『溝』が存在している証拠だとも思うので、やっぱり『溝』が埋まる日なんてのは永久に来ないような気がします。

 

こんな文章を書いている私ですが、いつか本社に異動することがあれば、本社スタッフの気持ちを理解できる日が来るんですかね…。

 

まあ、本社は優秀なMRでないと移動できないような場所ですから、私が本社にて働くことはなさそうですけどね。(汗)

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!


コメント

  1. たなか より:

    この記事に共感します。
    この業界に15年ぐらいいるものです。今は転職を経てMRをしてます。

    この記事のMR、本社側の業務を両方やり本社側の業務が嫌で辞めました。

    本社は思っている以上に異次元な世界だったように思います。激務すぎて協力体制もありませんし、、、
    (私の所属していた会社が異常だったのかもしれませんが。)

    共感できることが多々ありコメントさせていただきました。

    体調に関しても回復をお祈り申し上げます。

    • ヒサシ ヒサシ より:

      たなかさん

      コメントありがとうございます!

      やはり本社には本社の事情があるのですね…。

      正直、現場(MR)にとって本社はブラックボックス的な部分もありますが、少なくとも過酷な労働環境であることは何となく伝わってきます。

      それと、これまたMR目線での意見ですが、本社スタッフ同士が仲良さそうには全く見えません。(汗)
      あくまで私の主観ですけど、本社の皆さんは常にピリピリしているイメージです。

      私の体調に関してですが、今のところは大丈夫です。

      お心遣いありがとうございました!

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