コロナ禍でのWEB講演会について医者はどう思っているのか?

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

緊急事態宣言が終了して以降、各メーカーによるWEB講演会の攻勢がヤバいですね。

WEB講演会を開催していない日なんて無いんじゃないか?

…ってレベルで各社実施している気がします。

(もちろん、開催頻度は診療科によって違うとは思いますが。)

まあ、コロナ禍によって延期されていた講演会がWEB化されて実施されているワケですから、ある意味当たり前の現象なんですけど…。

私が担当しているエリアは中々の田舎ですが、こんな田舎ですら各社のMRが医者の視聴スケジュールを抑えようと躍起になっています。

もちろん、こんな記事を書いている私もそんなMRの中の1人です。

多分ですが、都会・田舎を問わずにWEB講演会の乱立状態に陥っているのではないでしょうか?

そして、こんな状況の中でWEB講演会を案内される側の医者はどう思っているのか?

本日はそのことについて書いていきます。




医者もWEB講演会には辟易している?


先日、ある診療科の教授とWEB面談した際に、WEB講演会のニーズについて尋ねてみました。

…で、その教授からこんな反応が返ってきました。


どこの製薬会社もWEB講演会の案内ばかりしてくるよ。

それはもう、毎日何かしらのWEB講演会が開催されている気がする。

ハッキリ言って、いちいちWEB講演会を視聴するほど暇じゃない。

そもそも興味がないWEB講演会を案内されても困るんだよね。


……うへぇ。

先生の目が笑っていねぇ。

つまり、これこそが先生の本音なのだと一瞬で悟りました。


そうですよね、先生!

興味ないWEB講演会なんて視聴する気になりませんよね!


…などと反射的に答えた私ですが、そのときの私の顔は絶対に引きつっていたと思います。

本日は先生にご案内したいWEB講演会があります!

…などという言葉は呑み込むしかありませんでした。(汗)

(結局、WEB面談の終盤に少しだけ自社のWEB講演会を案内しましたが。)

とにかく、その教授曰くですがメールやら郵送やらでMRからの案内が殺到しており、相当辟易している様子が窺えました。

少し前にWEB講演会の記事を書きましたが、どの施設でも同じような状況になっているようですね。

コロナ禍でMRが直接病院に赴くことが出来ない以上、院内でサテライト会場を設置し、弁当を用意するという手法は使えません。

別の医者とWEB面談した際、

弁当が出ないWEB講演会なんて出席する気にはならない!

…と言っていた先生もいたくらいです。

ある意味、言葉は悪いですが弁当の存在自体が、医者をサテライト会場に引き寄せるための『エサ』として機能していたことを実感しました。

WEB講演会の案内手段における限界


先ほどWEB面談にて教授相手にWEB講演会の案内をしたと書きましたが、私の担当エリアにおいては相当なレアケースです。

WEB面談時に案内出来ればまだ良い方で、WEB面談不可の医者に対してはメールや郵送で案内しています。

実際、このような方法で案内しているMRも多いのではないでしょうか?

その結果、医者に届くメール・郵便物の量が凄まじいことになる。

自分が医者の立場だったら、あまり良い気分ではないでしょうね。

その一方で、そうでもしないとコロナ禍の中でWEB講演会の案内なんて出来ないとも思います。

確かに、医者に対して申し訳ないとは思うんですよ。

でも、MRも仕事だからやらなきゃイカン事情があるのです。

直接訪問もダメ、WEB面談もダメ。

…となれば、WEB講演会で自社医薬品の情報提供をするくらいしか手段が無いのです。

ついでに言うと、自分の担当エリアにおける視聴者数について会社側でトレースしているものだから、MRは皆こぞって案内をしているのです。

言い訳がましくてスイマセン。(汗)

手軽さ&便利さの代償


私個人としては、WEB講演会の有用性は理解しているつもりです。

』を避けるべきと叫ばれているこのご時世、場所を問わずに情報を届けられるWEB講演会という手段は理に適っています。

…という理屈は分かっていても、実際には医者からの反応は鈍いことこの上ないです。

記事の序盤で書いた通り、WEB講演会そのものに対して否定的な医者もいます。

そして何より、WEB講演会を医者に案内する手段・機会が限られている。

加えて、ただ案内状が1枚届いただけでWEB講演会を視聴する医者が何人いるでしょうか?

いるとしても、圧倒的少数派のはずです。

そもそも、案内状に目を通してくれるかどうかも怪しい。

いや、それ以前にメールや郵便物を開封してくれているかどうかも疑わしい。

下手したら医者の目に触れることなく、速攻で捨てられている可能性すらある。

WEB講演会は確かに手軽かつ便利な手段ですが、その反動で各社が同じ行動をしてしまい、その結果として医者が辟易する事態を招いてしまった。

最近はそんな風に思えてなりません。

時代の流れという側面もあるのでしょうが、製薬会社の本社も手軽さ・便利さの良い側面だけに注目して現場に指示を出してきます。

むしろ、本社側は『こんな便利な手段を活かせないMRはおかしい!』というレベルで物を喋っています。

コロナ禍の影響があるのに講演会?会社からの指示に辟易しているMRは多い!

そりゃ確かにマクロな視点で見たらWEB講演会は有用でしょうけどね。

その一方で、ミクロな視点で見たら問題は山積みなワケです。

…で、そんなミクロな問題の処理班としてMRが駆り出されているわけで。(汗)

視聴者数のトレース大会も結構ですが、もう少しばかり現場のMRを労わってほしいところですね。

まとめ:WEB講演会の乱立状態はこの先も続くだろうな…


コロナ禍が終息しない限り、製薬メーカー各社によるWEB講演会ラッシュは続くでしょうね。

普通の面会もダメ、説明会もダメ、リアルでの講演会もダメ。

こんな状況では、医者への情報提供手段は当然限られます。

電話・メール・資材の郵送・WEB面談、そしてWEB講演会。

これらの手段が妥当なところでしょう。

つまり、消去法で考えるとWEB講演会の優先順位が今までより高くなってしまうのは仕方が無いことなのです。

それであれば、現実に向き合ってWEB講演会に関する活動を頑張っていくしかなさそうですね。

…などと、ポジティブな考え方ができるMRは多くないでしょう。

かく言う私もそのMRの中の1人です。(汗)

一介のMRとして、今の状況にはモヤモヤするし、歯痒いし、割り切れないし、正直言ってここ最近はメンタルが荒み気味です。

でも、こんな具合に釈然としない気持ちで働いている限り、MRとして良い結果を残すことは出来ないんじゃないかとも思います。

すぐには無理だとしても、少しずつWEB講演会を有効活用できるように意識改革していかないとダメなのでしょうね。

取りあえず、鬱にならない程度に頑張っていこうと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!





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