医薬品の運搬に使われる『オリコン』の意味とは?物流の基本から解説します!

MSと業界用語

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

 

突然ですが、皆さんはオリコンという言葉から何をイメージしますか?

 

もしかしたら、人気音楽ランキングの『オリコン』を連想する人がいるかも知れませんね。

 

しかし、医薬品業界における『オリコン』とは全くの別物です!

 

まずは、その点について頭に入れておきましょう。

 

では本題です。

 

医薬品卸では医薬品を取引先に届ける際、オリコンと呼ばれるが使われています。

 

MSや配送職の人たちは、この『オリコン』に医薬品を詰めて配送業務を行っています。

 

ですが、私は医薬品卸に入社したばかりの頃、『オリコン』がどういったモノなのか全く分かりませんでした。

 

私は今でこそ『オリコン』が物流用語の1つであり、医薬品の配送に欠かせないモノであるこを知っています。

 

ですが、新人時代の私には『オリコン』の意味がよく分からなかったのです。(汗)

 

(※こんな記事を書いている私も、医薬品卸に入社した当初は『オリコン』という言葉から音楽ランキングのオリコンをイメージしました。(汗))

 

そこで、MSならば100%お世話になる『オリコン』について、本日は新人MSさん向けに記事を書いてみました。

 

もしこれからMSになる人がいたら、ぜひご一読ください!

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『オリコン』とは『折り畳みコンテナBox』の略称である!


繰り返しになりますが、オリコンとは人気音楽ランキングのことではありません!

 

右も左も分からなかった新人時代、私は『オリコン』という言葉か音楽ランキングを連想して、社内の会話に付いていけずに恥をかいた経験があります。(汗)

 

もし医薬品卸の営業所でオリコンがどーのこーのという話をされたら、あくまで箱のオリコンを思い浮かべましょう。

 

さて、オリコンとは折り畳みコンテナBoxの略称です。

 

折り畳みコンテナボックス⇒オリコン

 

その名の通り、オリコンとは折りたたみが可能なコンテナBoxです。

 

使わない場合は折りたたんでコンパクトに収納にすることができますし、使う場合にはすぐに組み立てられるように作られています。

 

そのため、医薬品の社内、あるいは取引先において、医薬品の保管スペースを節約できるコンテナなのです。

 

さらに、オリコンという言葉自体は物流用語の1つです。

 

よって、医薬品業界だけでなく他の業界でもオリコンという言葉が使われています。

 

(※オリコンは食料・衣類・雑貨など、あらゆるモノの物流に使用されています。)

 

ちなみに、オリコンの組み立て・折り畳みの作業はとても簡単です。

 

そのため、オリコンを扱うこと自体は力が弱い女性であっても全く問題ありません。

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オリコンのサイズ・色・形は医薬品卸によって違う!


一言でオリコンと言っても、本当の様々な種類のモノが存在します。

 

医薬品卸ごとに大・中・小のサイズも違えば、オリコンに印字されている会社名ロゴマーク、温度管理品の運搬に特化したモノなど、実に様々です。

 

もっと言うと、綺麗なオリコンから汚いオリコン、お洒落なオリコンからダサいオリコンまで、色々なオリコンが存在します。

 

新人MSさんが現場に配属されたら、取引先にて積まれているオリコンの特徴について注目としてみると良いと思います。

 

意外と思うかも知れませんが、実はオリコンにも営業のヒントが隠されています。

 

特に、取引先に自社以外のオリコンが置かれているのを発見したら、そのオリコンに印字されている会社名やロゴマークについて注目しましょう。

 

MSの営業テクニック…というほどでもありませんが、取引先に積まれている(または畳まれている)オリコンの数や種類から、その取引先における各医薬品卸の納品量を推測することが可能です。

 

例えばですが、いつも訪問している調剤薬局にて、いつもアルフレッサの大きなオリコンが畳まれて置かれているとします。

 

医薬品の納品量(購入量)とは、おおむねオリコンの量に比例します。

 

オリコンは医薬品を運びために使うのモノですから、たくさんのオリコンは置かれている=その医薬品卸からたくさんの医薬品を購入しているという図式が成り立ちます。

 

…ということを考えると、その調剤薬局にアルフレッサのオリコンがいつもあるということは、普段からアルフレッサを通じて医薬品をたくさん買っていると予想されます。

 

こんな風に、オリコンから取引先の状況をある程度推測することも出来ます。

取引先からオリコンを回収するのもMSや配送職の仕事である!


多くの場合、医薬品とはオリコンに入った状態で取引先に届けられます。

 

その後、取引先の人がオリコンの中身と伝票を読み合わせ、過不足がないことを確認し、そこでようやく伝票にハンコを押してもらいます。

 

これが医薬品卸における納品と呼ばれる業務です。

 

この納品自体は配送職だけでなく、MSも常日頃から行っている業務です。

 

ただし、MSや配送職にとって、オリコンの中身を渡したらそれで終了というワケではありません。

 

納品時、空になったオリコンを回収することもMSや配送職とって大切な業務です。

 

さて、オリコンを納品時に引き上げるかどうかは取引先ごとに異なります。

 

取引先によっては伝票にハンコを押した後、オリコンに薬が入っている状態のまま引き取る場合もあります。

 

そんなときはMSや配送職が次回訪問したタイミングで、空になったオリコンを回収する必要があります。

 

特に、月末・月初・連休の直前などは取引先からの発注量も増えますから、その分だけ回収するオリコン数も増えることになります。

 

オリコン1個くらいなら大した重さではありませんが、5個くらいになると結構な重さになります。

 

もし10個ともなれば、一度に車まで運ぶのはまず不可能です。

 

そんなときには営業車のトランクを開けた状態で、営業車と取引先とを2~3往復する必要があります。

 

このように、オリコンを回収するのも場合によっては中々の力仕事となるので注意しましょう。

納品時だけでなく返品対応でも使われるオリコン


取引先から返品を依頼されたり、製薬会社による自主回収が発生した場合、これらの案件に対応するのはMSの仕事です。

 

医薬品卸のMSが返品を嫌うのはなぜ?それは再販するのが大変だからです!

製薬会社の都合による自主回収によって医薬品卸のMSは苦しんでいる!

 

さて、こういった自主回収などを含む返品時に薬の現物を引き上げる際、1つ注意点があります。

 

返品依頼された薬を無傷のまま営業所まで持って帰りたければ、必ずオリコンに入れた状態で運びましょう。

 

ここで面倒くさがって、現物を手に持って車に戻るようなことはお勧めできません。

 

…と言うのも、私はMS時代に返品依頼された現物を車に戻る途中で地面に落とし、破損させてしまった経験があるからです。(汗)

 

もしMSの不注意で返品依頼された薬を減耗する羽目になったりしたら、上司からメチャクチャ怒られます。

 

そして当然のことながら、取引先だって助けてはくれません。

 

アンタ(MS)が勝手に薬を地面に落としたんでしょ?

 

そんなことより、早く返品処理を済ませて伝票を持ってこいよ。

 

…と言われるのがオチです。

 

(※これはヒサシの実体験でございます…。)

 

そうでなくても、例えばですが取引先から出た瞬間に鳥の糞が降ってきて、その糞が薬に付着して商品価値がゼロになる…なんて可能性もあるのです。

 

こういった不測の事態に備えて、返品依頼された現物はオリコンに入れた状態で運べば、MSとしては一安心です。

 

これで地面に落として破損することも無ければ、鳥の糞による被害を受けることもありません。

 

よって、取引先への訪問時に返品依頼される場合に備えて、営業車には常に1個くらいはオリコンを常備しておくことをお勧めします。

 

とにかく、私のような失敗だけはしないように注意してください!

余談:実は市販されているオリコン


医薬品卸の営業所や物流センターには大小様々なオリコンが大量に存在しています。

 

実はこういったオリコン類は一般人でも購入可能です。

 

Amazonなどで『オリコン』と検索すると、色々なオリコン商品がヒットします。

 

青色系だけでなく白系・グレー系・透明系、さらには保冷剤セット可能なオリコンまで、本当に様々です。

 

…というワケで、もし引越などで段ボールを使うのが煩わしい場合、オリコンを自分で購入して使うという選択肢もアリです。

 

段ボールとの大きな違いとして、丈夫かつ劣化しにくいというメリットがあります。

 

オリコン中身を全部外に出したら、その後は折りたたんで倉庫や押し入れにでも入れておけば良いです。

 

そして、今度は必要に応じて本や衣類などの収納BOXにするのもアリです。

 

他には、アウトドアの際などに使う道具一式を入れて車に積んでおくとか。

 

このように日常生活でもアイディア次第で色々な使い方があります。

 

そして、これはあくまで裏ワザとして覚えておいて欲しいのですが、もし仕事で使うオリコンを紛失または破損して上司(会社)から怒られそうな場合、自前でオリコンを買って紛失・破損を誤魔化すという手段もあります。

 

ただし、医薬品卸においてはほとんどの場合、オリコンに会社の名前やロゴが入っているので、実際に誤魔化すのは困難ですけどね。(汗)

まとめ:MSは必要に応じてオリコンを使い分けよう!


今回は新人MSさんに向けてオリコンに関する記事を書いてみましたが、いかがでしょうか?

 

オリコン1つとっても様々な使い方がありますし、営業する上でのヒントが隠されていたりもします。

 

…と言っても、まずは現場に配属されてみないと中々イメージが湧かないかと思います。

 

でも、何も心配することはありません。

 

オリコンの組み立て・折り畳み共にすぐに慣れます。

 

また、オリコンのサイズ・用途による使い分けなどもMSをやっていればすぐに理解できますから安心してください。

 

…というワケで、新人MSさんが配属先の営業所に着いたら、まずはオリコンを見て触ってみることをお勧めします。

 

普通のオリコンから、保冷剤を入れられるタイプのオリコンまで、初見だと結構新鮮だと思いますよ。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!



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