2020年のコロナ禍で培った文章力・語彙力・表現力について振り返ってみる!

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

この記事を書いているのは2020年12月29日の夜ですが、ようやく今年の業務が全て終わりました。

ついでに言うと、最後の業務とは今年お世話になった先生方への挨拶メールです。

流石に全ての医者にはメールしていませんが、それでも1通1通を丹念に仕上げると結構時間が掛かるものです。

思い返してみると、2020年はコロナ禍によってメールや手紙での営業を余儀なくされた1年間でしたね。

いつもなら口頭でサクッと伝えられることも、とにかく文章化して伝えなければならない。

その際に、誤解を招かないように言葉を選び、自分の意見や主張を伝えないといけない。

なおかつ、稚拙な表現にならないように注意する必要がある。

本音を言うと、私にとってはとても辛い1年間でした。(汗)

直接の訪問はおろか、WEB面談もダメな医者は大量にいましたから、消去法でメールや手紙、さらにはPr.JOYのメッセージ機能で営業活動を行うしかありませんでした。

新薬の発売、講演会の調整や案内、節目の挨拶。

これら全て、口頭ではなく文章にて行う機会がメチャクチャ増えました。

その結果、メール・手紙などで作文する量も増え、内勤がパンク気味になったりもしました。(汗)

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MS時代を含めれば10年近く営業の仕事をしてきましたが、ここまでメール・手紙を活用したのは初めてです。

それに伴って、今まで以上に営業職として文章力・語彙力・表現力などが問われる1年だったように思えます。

さらに言うと、私は上記の文章力や語彙力が乏しいMRであることを痛感した1年でもありました。(汗)

そこで、コロナ禍において改めて向き合うことになった言葉遣いについて、この機会に振り返ってみようと思います。




本を買って『言葉遣い』を勉強し直した1年間


上の画像に映っているのは、2020年に言葉遣いを勉強しようと思って私が読んだ本です。

以前から持っていたものもあれば、今年に入ってから本屋で買ったものまで様々です。

とにかく、コロナ禍で緊急事態宣言が出た4月くらいから、私は言葉遣いというものについて何度も考えさせられました。

その中でも、特にメールや手紙を使わざるを得ない場面での悩みは尽きませんでした。


こんな書き方をしたら先生はどう思うだろうか?

分からない。

こんな表現をしたら先生に上手く伝わるだろうか?

分からない。

こんな文章だったら先生に納得してもらえるだろうか?

分からない。


もう何が正解かも分からないので、とにかくストレスでしたね。(汗)

そんな状況を打破するべく、とにかく文章力・語彙力・表現力などに関する本を読み込んでトライ&エラーを繰り返すに日だったように思います。

コロナ禍によってニューノーマル時代だの、今までの営業方法は通用しないだの、色々と声高に叫ばれた1年間でしたが、私も完全同意です。

ハッキリ言って、今までMRやMSとして培ってきた能力だけではまるで太刀打ちできませんでした。

言葉遣い1つをとっても、ここまで本を読んで勉強したのは人生で初めてでした。

ただ、その恩恵なのか言葉遣いについてはこの1年でそれなりに向上したという手応えもあります。

もし本を読まなかったら、今後も使わなかった(知らなかった)であろう言い回しもたくさん覚えることができました。

そう考えると、決して悪いことばかりの1年間ではなかったように思えます。

2020年に習得した仕事で使えるフレーズ5選!


2020年は色々な本を読んだと書きましたが、その中でも特に参考になったのが大人の語彙力ノートです。

とにかく、この本を読んでメールなどで使える書き言葉について勉強しました。

著者は齋藤孝さんという方で、コミュニケーション関係の本を執筆している人です。

この本の良いところは、シチュエーション別の言い回しが紹介されているところです。

おかげ様で、社内・社外を問わず色々な言い回しパターンが増えました。

考えます』『思います』『頑張りますをビジネスで使えるように言い換えたり、謝罪する際に色々な言葉を使い分けたりなど、MRの業務にも十分に応用できる内容でした。

社会人になって以降、言葉遣いについては独学と言うか、上司・先輩の言い回しを盗むことしかしてこなかった私にとっては目から鱗でした。(汗)

…というワケで、この本を読んで今年初めて使ったフレーズを5つ紹介します!

1.平(ひら)にご容赦ください

このブログでは何度も申し上げている通り、私は優秀なMRではありません。

要領も悪いですし、しょっちゅう失敗ばかりしています。

そんな体たらくですから、取引先の医者や薬剤師にお詫びする場面は多々あります。(汗)

しかし、コロナ禍なので直接お詫びすることは難しい。

そのため、メール・手紙などの文章上でしっかりと詫びるしかない。

しかし、『失礼いたしました』『申し訳ございません』といった言葉ではありきたり過ぎではないか?

そんな私の疑問に応えてくれたのが平(ひら)にご容赦くださいという言葉です。

これは反省していますので許してくださいというニュアンスの言葉であり、なおかつ多少かしこまった表現なので、取引先に詫びるときに使えるフレーズです。

『平に』は『切に』と同じような意味です。

そのため、相手に許しを請う姿勢を示しつつ、謝罪の気持ちを伝えられる…というワケですね。

とにかく速攻で謝罪しないとヤバい!

…という状況で、なおかつ相手と直接会話するのが難しい場合、私はこの言葉を使ってお詫びするようにしていました。

最近だと、WEB講演会の案内方法についてクレームを入れてきた医者に対して、このフレーズをメールに織り交ぜてお詫びしました。(汗)

医者へのWEB講演会の案内をメールで行ったらクレームをもらった話

2.ご賢察ください

このフレーズは講演会関係で予定が狂ったときによく使いました。(汗)

2020年の3月以降、コロナの影響で数多くの講演会が中止・延期・仕切り直しになりましたよね。

会社の事情で講演会が開催不可になったり、ホテルの予約が取れなかったり、役割者が遠方に移動することが制限されたり、不可抗力的な場面がたくさんあったかと思います。

その際、関係者の先生方に事情を説明するメールなどを打つ際、このフレーズを頻繁に使いました。

賢察(けんさつ)とは、相手のことを敬って推察するという意味です。

ニュアンス的には、込み入った事情があるので、それを察して対応してほしいといった感じですかね。

ストレートに事情を察してくださいと言うと相手側の気分を害する可能性がありますが、このフレーズには『賢』という文字が入っていることから、相手を慮った表現となるそうです。

例えばですが、講演会の中止についてメールで案内する際には、下記のような言い方をしたりしました。

本会の中止について事情をご賢察の上、ご容赦いただきたく存じます。

いかがでしょうか?

これは取引先だけでなく、社内で目上の人にメールする際にも使えるテクニックです。

3.お含みおきください

これは知っておいてほしいという意思を丁寧に伝えたいときに使えるフレーズです。

含むとは、思いや感情を心に留めておく…というニュアンスです。

例えばですが、『知っておいてください』という言い方だと、先生(取引先)が相手では角が立ちます。

『ご承知おきください』も、ちょっと押しつけ方が強いニュアンスがあります。

そこで幅広く使えるのがお含みおきくださいというフレーズです。

このフレーズは中止や延期になった講演会について案内するときだけでなく、講演会の役割者への報告メールを打つときにも頻繁に使いました。

例えばですが、こんな感じです。

『延期されていた講演会の日程が○○月○○日に決まりましたので、お含みおきください。』
『講演会での謝金について、○○月○○日にお振込みをさせていただく予定ですので、お含みおきください。』
『講演会の招聘書類(応諾書など)に関する手続きが終了しましたので、お含みおきください。』

コロナ禍の影響により、講演会の招聘書類の手続きを進めるのも一苦労でしたから、このフレーズはとても重宝しました。

今振り返ってみると、医者だけでなく医局の秘書さん宛のメールでも結構使っていた気がします。

事務的な手続きについては、先生本人ではなく秘書さんに相談した方が良い場合もありますからね。

4.ご放念ください

これは忘れてほしいという意思を丁寧に伝えたいときに使えるフレーズです。

放念(ほうねん)とは、心に留めない、気に留めない、心配しない…といった意味です。

これまた講演会のことで恐縮ですが、もう完全に中止となった講演会について伝えるときなどに結構使ったりしました。

ご放念くださいとは、無かったことにしてください』『気にしないでくださいといったニュアンスです。

そのため、何らかの物事について、相手の頭の中から綺麗サッパリ消し去って欲しいときなどに使えます。

よって、中止になった講演会について伝えるときには、もってこいのフレーズでした

他には、社内でのメールでも結構使いましたね。

例えば、他の部署の人に対して協力を呼び掛けてしまったけど、その人と連絡がつく前に問題が解決してしまった場合。

先ほど電話した件ですが、解決しましたのでご放念ください。

こんな感じで、社内でも中々使える表現だなぁと思ったりもしました。

5.失念しておりました

これは悪気はないけど忘れていましたということを伝えたいときに使えるフレーズです。

失念(しつねん)とは、物事をうっかり忘れて放置する…という意味です。

まあ、何事も忘れないのが一番良いのですが、人間である以上は中々そうもいきませんよね。

忙しく過ごす中で忘れごとをしてしまい、相手に対して申し開きするときにこの言い回しが効きます。

流石に忘れておりましたと表現するとストレート過ぎて角が立ちますからね。(汗)

不幸中の幸いか、私自身は取引先にこの言葉を使うことはありませんでしたが、社内においては上司や他の部署(人事とか)、他には医薬品卸のMSさんに対して使う場面がありました。

上司にせよMSにせよ、コロナ禍の影響で直接顔を合わせる機会が減りました。

それに伴って、互いの仕事についてリマインドし合う機会も減りました。

その結果、些細なことを忘れてしまっていた…なんて場面が今年は多かったように思えます。

そんなとき、このフレーズにはお世話になりました。

書き言葉だけでなく、話し言葉としてでも十分に使えるフレーズなので、覚えておいて損はありません。

…とはいえ、繰り返しになりますが、最も良いのは失念しないことですけどね。(汗)

最後に:コロナ禍での営業は文章力に左右される…かも!?


医薬品業界だけでなく、社会そのものが大きく変わった2020年ですが、その元凶は言うまでもなく新型コロナウイルスです。

このロクでもないウイルスの出現によって、MR(営業職)の仕事のやり方は大きく変わりました。

そして、私個人としてはコロナ禍での営業活動を通じて改めて感じたことがあります。

それは、伝える伝わるでは全然違うということです。

自分では『伝えた』つもりでも、相手に正しく『伝わる』かどうかは別問題です。

結局のところ、相手に『伝わる』ような言い方をしなければ意味がない。

だからこそ『伝え方』が大切なのです。

さらに言うなら、細かいニュアンスを含む物事について、口頭ではなく文面で伝えるのは非常に難しいということを思い知りました。

自分はそんなつもりじゃなかったのに、相手に誤解を与えてしまうような場面も結構ありましたからね…。

いつもなら口頭(直接面会や電話)で済むような話なのに、メールや手紙といった媒体でのコミュニケーションばかりなものだから、ストレスが半端じゃなかったです。

でも、仕事は待ってはくれない。

コロナ禍であろうと、MRとして取引先の人たちに報告・連絡・相談・提案などをしないといけない。

いつまでも文句ばかり言ってもいられないと思って奮起し、色々な本を読みつつトライ&エラーを繰り返し、ようやく少しはコロナ禍での文章によるコミュニケーションに慣れてきました。

正直言ってしんどい場面も沢山ありましたが、この2020年の経験が今後の糧になってくれそうです。

2021年以降も病院などへの直接訪問はしばらく出来ない状況が続きそうです。

WEB面談にしたって、全ての相手に対して実施できるわけじゃありません。

…となると、必然的にメール・手紙・Pr.JOYなどのリモート手段にて、文章力で勝負していく場面が増えます。

なので、来年以降はMR(というか営業職全般)にとって、今年以上に文章力が問われることになるのかなぁと思いました。

正直、そんな未来像にはゲンナリしている自分がいます。(汗)

でも、そういった状況から逃げられないことも確かです。

だったら、もっと言葉遣いを勉強して、医者や薬剤師から一目置かれるようなMRを目指したいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!







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