『新人MRは嫌い』と主張している医師について現役MRが思うこと

MRの仕事

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

今回は新人MRは嫌いだと主張している医師についてのお話です。

表に出すかどうかは別として、新人MRを嫌っている医師は一定数います。

(※今までの経験上、開業医ではなく病院勤務の先生に多い気がする。)

『嫌い』という感情の出所としては様々ですが、医師が考えているところとしては大体こんなところでしょうか。

・新人MRは薬の知識量が乏しいから嫌い

・新人MRは医師の考えについて理解が浅いから嫌い

・敢えて新人MRを担当者として寄越よこす製薬会社の姿勢がムカつく

まあ、MRとしては聞いていて気分の良い意見ではないですよね。

ですが、こういった確固たる考え方を持っている医師がいるのも事実です。

そして、MRにとって医師とは最重要顧客でもあります。

医師の性格や人間性などとは関係なく、MRは医師とは良い関係を築いていく必要がある。

それはMRの義務であり、この現実からは絶対に逃れられません。

ヒサシ
ヒサシ

…と、いつも自分に言い聞かせています!(汗)

では実際問題として、新人MRを嫌う医師とはどのようにして付き合っていけば良いのか?

大体にして、なぜ“新人”を毛嫌いする医師がいるのか?

それらについて、私が担当している新人MR嫌いの医師から直接聞いた話に基づいて記事を書いてみました。

新人MRであり、なおかつ面会に応じてくれない医師を担当している人にとっては、多少なりとも参考になる内容かと思います。

もし興味があればご一読ください!

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医師が新人MRのために時間を割くのは無駄なこと?

私が担当している病院に『新人MRは嫌いだ』と言ってはばらない医師(診療部長)がいます。

取りあえず、この場ではOオー先生と書かせていただきます。

O先生はちょっと気難しいタイプでして、MRとの面会自体をあまり好まないタイプです。

その一方で、O先生としては最新の医薬品情報を知っておく必要があると考えているタイプの医師でもあります。

よって、あまり乗り気はしないけど、知識のアップデートのためにMRと面会しているといった感じです。

ヒサシ
ヒサシ

正直に言うと、私個人としてはO先生のことは苦手です!(汗)

とはいえ、MRとして働いていればO先生のような医師は山ほど見掛けます。

そもそも、医師のことを苦手だなどと言っていたら、MRとしての仕事が立ち行きません。

…というワケで、私はO先生に苦手意識を抱きつつも、定期的に面会を行っています。

そんなO先生ですが、先述した通り『新人MRは嫌いだ』という考え方の持ち主でもあります。

勿論、これにはO先生なりの理由があってのことです。

実は以前、私との面談中に新人MRを嫌う心情について語ってくれたことがあるのですが、その時の内容がこちらです。


俺さぁ、新人MRとは会わない主義なんだよね。
…って言うか、正直に言うと新人MRって嫌いなんだよね。
俺はね、新しい薬の知識を仕入れるためにMRと会っているわけ。
でもさぁ、新人MRが俺に伝えられる情報なんて、たかが知れてるでしょ?
ハッキリ言って、新人MRと会話をしてみて勉強になった経験って無いんだよね。
こちらから何か質問してみても、即答なんて出来ない子たちばかりだしさ。
実際のところ、MRとしては知識不足も甚だしいわけ。
だったらさぁ、そんなMRと会う意味なんて無いでしょ?
要するに、新人MRと会うこと自体、俺にとっては時間の無駄なんだよね。

いかがでしょうか?

O先生はかなり癖がある医師であることについて、何となく伝わったでしょうか?(汗)

結論、O先生は自分の時間(=患者の診療にてる時間)を大切にしているタイプなんですよね。

そんな貴重な時間を割くからには、MRとの面会は有意義なものにしたい。

だからこそ、自分にとって何のプラスにもならないMRには会いたくない。

さらに言えば、自分の時間を悪戯にすり減らすようなMRには我慢ならない。

このような考え方をしている先生ですから、こんな記事を書いている私自身もO先生からどう思われているのか、ハッキリ言って分かったもんじゃありません。

ヒサシ
ヒサシ

一応、面会には応じてもらえるので嫌われてはいない…と思いたい!

取りあえず、O先生によるヒサシへの評価は置いときまして…

見ての通り、O先生が新人MRを嫌っているのは間違いありません。

でも、その理由を突き詰めていくと、O先生は新人MRそのものを嫌っているのではなく、知識不足のMRを嫌っていることが透けて見えます。

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『新人MR』=『知識不足なMR』という構図

O先生の言葉を借りるなら、新人MRは『知識不足も甚だしい』とのこと。

ともすれば、知識不足のMRは害悪だと言わんばかりの論調です。

この記事を読んでくれているであろう現役MRの皆さんは、この意見についてどう思いますか?

私個人の見解ですけど、こればかりはハッキリ言って仕方がないと思っています。

だって考えてもみてください。

新人MRということは、要するにMRとして1年目~2年目くらいの時期です。

MR認定試験に合格したかどうかという時期のMRですよ?

そんなピカピカな新米MRが、病院で診療部長をやっているO先生のような医師を相手にして、果たして太刀打ち出来るでしょうか?

知識的な意味で、医師の欲求を満たしてあげることが出来るでしょうか?

率直に言うと、不可能とは言わないまでも、極めて難しいのではないでしょうか?

少なくとも、私にはそのように思えてなりません。

私だってMRになりたての頃は、それはもう色々な医療従事者から知識不足を指摘されました。

 

医者や薬剤師はMRの勉強不足を見抜くので要注意!彼らの目は肥えているぞ!

 

医師に限らず、薬剤師や看護師など、あらゆる方面から君、そんなことも知らないの?みたいな目で見られましたからね。

ヒサシ
ヒサシ

…と言っても、まだまだMRとして知らないことは多いけどな!(汗)

でも、どんな業界だろうと新人なんてそんなもんではないでしょうか?

どう背伸びをしたところで、新人の知識・発想・話術には限界がある。

自分自身が新人MRだった頃を振り返ってみて、そう思わずにはいられません。

…と言っても、これは私が凡人MRだからこその意見だとも思うのです。

新人MRであっても、プライベートを全て犠牲にするような勢いで勉強に励めば、もしかしたら半年~1年程度でベテラン医師と渡り合えるような知識量を獲得できるかもしれません。

もしそのくらいのレベルに至ることが出来れば、新人MRであってもO先生と上手く付き合っていける可能性はあります。

ですが、寝食を惜しんでまで勉強に励むことが出来る新人MRがどれだけいるでしょうか?

なおかつ、そうして得た知識を必要に応じて話せるような新人MRがどれだけいるでしょうか?

業界内でそのような新人MRがゼロだとは言いませんが、おそらく圧倒的な少数派ではないかと思うのです。

もしかしたら、薬の知識&営業的センスが抜群に優れていて、O先生のような曲者タイプの医師ですら圧倒できるほどの新人MRもいるかもしれないですけど…

そこまで天才的な頭脳を持っている人は、そもそもMRではなく別の職種で活躍していると思います。(汗)

知識も経験も浅い新人MR。

それは新人としては自然な姿であり、ある意味では仕方の無いことなのです。

上司が『医師の特徴』見極めてあげる必要がある

どんなMRであれ、最初は誰でも新人という立場からスタートしています。

その過程で成功と失敗を繰り返し、少しずつレベルアップしていくのが普通です。

それはこのブログをやっている私だって同じことです。

下の記事はあくまで一部ですけど、私も色々な失敗をやらかしていますので。(汗)

 

講演会案内をした医者から新幹線・ホテル予約についてクレームをもらった話

説明会の資材が足りなくて総務課のオバチャンからクレームをもらった話

 

…と言うか、仕事をしていれば失敗はどうやっても避けられません。

自分が故意に起こしたミスでなくとも、残念ながら周囲から失敗認定されてしまうこともあります。

それは自分にとって理不尽かつ心外なことではありますけど、社会人としてはよくあることです。

私がこの記事を書いているのは2022年3月ですが、MRとしてそれなりに経験を積んだ現在ですら、失敗の数はゼロではありませんからね。

ヒサシ
ヒサシ

私自身、仕事上の“穴”について何かと指摘を受けることが多いので…(汗)

取りあえず、私のような中堅(?)のMRについては脇に置いて、話を戻しましょう。

ハッキリ言って、新人MRは失敗をやらかすのが普通です。

付け加えると、MRとして知識・経験が不足していることも然り。

もしMRとして知識不足を指摘されたとしても、それもまた新人MRとしては当然のことなのです。

しかしながら、現実にはO先生のような『知識不足のMR』を毛嫌いしている医師がいるのも事実。

実際問題として、新人MRが担当するには荷が重い。

では、どうすれは良いのか?

こんな時こそ、上司の采配さいはいが重要になってきます。

上司が医師の特徴を見極め、新人MRであっても担当して問題がないかを判断する。

ハッキリ言って、O先生のようなタイプの医師に有効な対策と言えば、それくらいしか無いと思います。

だってO先生は『新人MR(=知識不足のMR)とは会わない』と主張しているのですから。

例えばですが、O先生がいる病院だけをベテランMRに担当させるとか。

あるいは、O先生と新人MRが面会するときは必ず上司が同行するとか。

このようなやり方で、大凡おおよその問題は解決できそうです。

ただし、これは『○○先生は新人MRを嫌っている』という情報があって初めて立案可能な作戦です。

逆の見方をすれば、新人MR嫌いという事実を知らなければ、高確率で行き詰るとも思うのです。

右も左も分からないような新人MRがO先生の担当となり、何だかよく分らないけど面会に応じてもらえない。

運よく一度は面会してもらえたけど、二度目以降のアポイントが全く取れない。

メールや手紙をいくら出してもダメ。

講演会の案内状をどれだけ出そうと反応なし。

他社MRに尋ねてみても、医師が自分と会ってくれない理由は謎のまま。

このような状態だと、まさに八方塞がりですよね。

だって肝心要の『○○先生は新人MRを嫌っている』という情報が無いのですから。

ヒサシ
ヒサシ

これでは新人MRどころか、上司からしても手の打ちようがない…

こうなるとMR、いや、製薬会社としては好ましくない結末にしかなりません。

こんな展開とならないためには、会社として『○○先生は新人MRを嫌っている』という情報が把握しておく必要があるのですが…

ぶっちゃけた話、こういった情報って社内で共有されていなかったりしますよね。

例えば、前任者が転勤・退職するようなタイミングで有耶無耶うやむやになってしまったりとか。

他には、現担当者ですら『○○先生は新人MRを嫌っている』という事実を知らなかったりとか。

そう考えると、新人MRを嫌っている医師への対応としては、その会社が持っている情報の有無に左右されるんだろうなぁと思わされます。

まとめ:『新人MRを嫌っている医師』への対応は会社ぐるみで慎重に!

新人MRを嫌っている医師って、大きく分けると2パターンあると思うんですよね。

1つ目は、『新人MR』=『知識不足のMR』だから面会するだけ時間の無駄だと思っているパターン。

2つ目は、新人MRに自分(医師)を担当させるという製薬会社の対応が気に食わないパターン。

前者の典型例としては、この記事で紹介したO先生のようなタイプですね。

その一方で、業界内には後者のようにプライドが高い医師が存在するのも事実です。

MR目線で考えると、両方ともかなり手強いタイプの医師です。(汗)

ですが、いくら手強くてもMRにとっては顧客であることに変わりはありません。

顧客である以上、MRとしては避けては通れない。

自分の担当エリアにて影響力が大きい医師であれば尚更です。

何れにせよ、こういった癖のある医師への対応は、新人MRには荷が重いのは間違いありません。

ヒサシ
ヒサシ

ドラクエⅢで例えるなら、レベル1の勇者がバラモス魔王に挑むようなものだからな!

それこそ、上司・先輩などの力を借りるのが必須なレベルかと思います。

どう足掻いたところで、新人MRが自分1人で状況を打開するにはキツ過ぎますからね。

それどころか、意地を張って孤軍奮闘したところで、時間に比例して競合他社にシェアを侵食されていくのがオチです。

そんな展開になるくらいなら、会社ぐるみで癖のある医師攻略を考える方が遥かに健全というもの。

よって、新人MRは自分が“新人”であることについて、負い目を感じる必要なんて無いのです。

少なくとも、私はそう思います。

(※だからと言って“新人”としての立場に甘え過ぎてもダメだけど。)

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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