製薬会社の営業所廃止によってMRの働き方が変わってきている!外資系メーカーの功績は大きい!?

MRの今後

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

つい最近、日刊薬業にてサノフィが7月から営業所を全廃したとの記事を見かけました。

 

外資が相次ぎ営業所全廃、7月からサノフィも  GSK・ノバルティス・AZに続き、今後さらに拡大か

 

外資系メーカーの中ではGSK、ノバルティス、アストラゼネカに続いて4社目の全廃です。

ここ数年で一気に製薬会社の営業所がなくなる流れになってきましたね。

これに伴って出社や通勤という概念がなくなり、MRのQOLも向上してきた気がしています。

かくいう私自身も、営業所があってないような環境で働いています。

(※たまにMR同士でオフィスに集まることはありますけど)

個人的には、こういった営業所全廃の流れは良いことだと思っています。

実際、MRにとっては営業所がなくても仕事を回せますからね。

医薬品(商品)の現物を扱うわけでもなく、顧客から集金をするわけでもない。

PCや携帯電話さえあれば、一通りの仕事はこなせる。

MRの仕事において、商品やお金を“直接”は扱わないが故の働き方ですね。

まあ、営業所がないと資材管理が大変だとか、自宅で仕事するスペースを確保するのが大変だとか、テレハラが増えるだとか、デメリットもゼロではないのですが…

何だかんだ言って、営業所全廃はMRにとっても会社にとってもメリットが大きいと考えています。

本日はそのことについて書いていきます。

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製薬会社にとって営業所は『金食い虫』か?

会社目線で考えてみると、営業所ってコストの塊なんですよね。

会社として営業所を所有しているだけで、とにかく維持費がかかる。

フロアの賃料、電気代、備品代、その他諸々。

さらに、MRが営業所に出社するときのガソリン代、駐車場代など。

こういったコスト要素を数えたらキリがありません。

ヒサシ
ヒサシ

悪い言い方をするなら『金食い虫』ですね…

会社からすれば、『もし営業所を全廃できるのなら全廃したい』というのが本音に決まっています。

さらに、後述するコロナ禍によってMR(社員)が自宅待機となり、その状態でも仕事を回せることが判明してしまった。

そうなった以上、会社として営業所を全廃する(または減らす)ことを考えるのは当然のことです。

今後も外資・内資を問わず、営業所が廃止される流れは続いていくでしょう。

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コロナ禍が営業所全廃を後押ししている

2020年の春以降、多くの製薬メーカーがMRに自宅待機を命じましたよね。

MRも会社からの指示に従い、営業所に出社することなく働くことを強いられました。

多くのMRが営業所に一切行かないスタイルに戸惑い、右往左往したのではないでしょうか。

かくいう私も、そんな環境の変化に右往左往したMRの一人です。

…とはいえ、人間とは慣れる生き物です。

最初こそ戸惑ったものの、慣れさえすれば営業所に行かずともMRの仕事を十分に回せるときた。

しかも、通勤自体がなくなったことにより生活にゆとりも生まれ、QOLは大幅に向上。

同時に、今までいかに通勤という行為がQOLを下げていたのかを知るには丁度いい機会にもなりました。

通勤とは痛勤である』とはよく言ったものです。

そんなMR(社員たち)の様子を見て、会社にとっても営業所の必要性を見直す契機となったのでしょう。


本当に営業所とは必要な存在なのか?
ただコストがかかるだけの存在ではないのか?
この際、全廃に踏み切っても良いのではないか?
全廃とは言わずとも、今よりも減らすことを考えても良いのでは?

内資・外資を問わず、多くの製薬会社の経営陣がこのように考えたことでしょう。

医薬品業界のみならず、あらゆる業界に働き方に影響を与えた新型コロナ。

この記事を書いている2021年8月の時点では第5波の真っ最中であり、まだまだコロナ禍は長期化していくことが予想されます。

このコロナ禍の長期化こそが、各製薬メーカーが営業所全廃を決断するための判断材料になったことは間違いないです。

この記事の冒頭で紹介した日刊薬業の記事で、サノフィは以下のようにコメントしています。

新型コロナウイルスの感染拡大とは関係なく、オフィス以外での柔軟な働き方を模索してきた

このコメントについて、半分は本当だけど、半分は嘘だと私は考えています。

サノフィの社内にて、コロナ禍以前から営業所全廃を検討案が出ていたのは本当じゃないかと思っています。

しかし、新型コロナの感染拡大と営業所全廃が関係ないなんて、そんな話があるでしょうか。

このコメントには絶対に裏がある…などと勘ぐってしまうのは私の邪推でしょうか。

製薬メーカーに限らず、会社というものには本音建前が必ず存在します。

建前

自社の社員(MR)を営業所に出社させないことで、感染リスクから守ってあげるのと同時に、柔軟な働き方をさせるため。

本音

以前から問題視していた営業所(コスト)を削減するため。

多分ですけど、真相はこんな感じではないでしょうか?

詰まるところ、コロナ禍が営業所全廃の決め手になっただけなのだと思います。

初めて営業所全廃を行ったGSKには先見の明があった!?

医薬品業界内では良くも悪くもパイオニアとして知られているGSK。

コロナ禍の前からテレワークを推進したり、メディセオとの取引を打ち切ったり、MSとの協業を見直したり、とにかくチャレンジ精神溢れる試みを連発している会社です。

 

GSKがテレワークを推進!通勤しないで在宅勤務できるメリットは大きい!

GSKがメディセオ&地方卸との取引を打ち切る理由について考えてみる

GSKが“MSとの協業一時停止”を発表!医薬品卸にとっては修羅場の始まりか?

 

そんなGSKの姿勢がどの程度影響しているのかは不明ですが、現在では外資系メーカーを中心に営業所を廃止・削減する会社が後を絶ちません。

さすがにコロナ禍は予想外だったでしょうけど、今の状況を見る限りでは、GSKには先見の明があったようにも思えます。

営業所を廃止に留まらず、取引卸を絞り込んだり、MSとの協業停止に踏み切ったりなど、GSKの経営判断は理に適っています。

(※現場で働いているGSKのMRにとっては大変だと思いますが…)

どんな業界であっても、斬新すぎる試みは『異端』として扱われます。

ですが、よくよく考えてみれば『異端』が『普通』となっていく例なんて山ほどあります。

例えばですが、コロナ禍で普及した医療従事者とのオンライン面談。

最初の頃こそ『そんなの出来るわけねーだろ!』などと多くのMRが反発しました。

ヒサシ
ヒサシ

オンライン面談なんて、医者が応じてくれるはずがないと本気で思っていました…

しかし、現在はどうでしょうか?

当初はMRが毛嫌いしていたオンライン面談も、今ではすっかり業界内に浸透しています。

全てではないとはいえ、それなりに多くの医師や薬剤師がMRとのオンライン面談に応じるようになってきた。

そう、いつの間にかMRにとってオンライン面談は身近なコミュニケーション手段となったのです。

これもまた、『異端』が『普通』へと変わった事例と言えるでしょう。

話が逸れてしまいましたが、GSKは業界内において異端なやり方を実践し、その度にトライ&エラーを繰り返してきた会社です。

結果の良し悪しはともかくとして、率先して業界内に一石を投じる姿勢は凄いなぁと度々思っています。

最後に:今後も製薬メーカーによる営業所全廃は加速するだろう!

コロナ禍が決め手となり、MRは営業所に出社しなくても仕事を回せることが明らかになった。

そして、外資系メーカーを見る限りでは営業所を全廃しても問題ないことが明らかになった。

この状況で製薬会社による営業所全廃が進まないはずがない。

コストを削りたくて仕方ない経営陣からすれば、営業所全廃はコストカットするには丁度良い方策でしょう。

それこそMRのリストラと並んで、年がら年中、各社が連発するようになっていくのではないでしょうか?

まあ、現役のMRとしてはリストラよりも営業所全廃を優先してほしいですけどね。

ヒサシ
ヒサシ

人を切る前に営業所を切ってくれ!!

営業所がなくなり、通勤のストレスから解放されると本当にQOLが上がります。

まあ、営業所がないことによるデメリットはゼロではないのですが…

通勤がない働き方は、MRの人生観を変えるレベルの力があると思っています。

個人的には、業界内でもっと営業所全廃が進めば良いなぁと思う、今日この頃です。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!


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