こんにちは、アラサーMRのヒサシです。
7月29日の日刊薬業でグラクソ・スミスクライン(※以下GSK)がテレワークチャレンジデイを実施したとの記事が掲載されました。
GSKの本社に勤務する約1200人のうち、1000人以上の社員が在宅での勤務を行っているとのこと。
この記事を読んで初めて知ったのですが、GSKは週4日まで在宅勤務できる仕組みを導入しているみたいですね。
ちなみに、東京オリンピックの交通混雑を見据えての取り組みでもあるみたいです。
就活でGSKの選考を体験した私としては、『やっぱりGSKは先見の明があるなぁ…』などと思ってしまいます。
そこで本日はテレワーク(在宅勤務)について思ったことを書いていきます。
会社に通勤しなくてOKなことが最大のメリット!
会社に行かないで自宅で仕事ができる。
それで給料がもらえる。
ついでに言うと、嫌いな上司・同僚とも会わなくて済む。
これは素晴らしいことです。
もし通勤で片道1時間ほどかかる人が在宅勤務OKになったら、往復2時間分が浮くわけです。
1週間で5日働くとしたら10時間です。
この時間を趣味・家事・育児・副業などに使えたら割とマジで人生変わります。
では、なぜこんな風に断言できるのか?
実際に私がそうだったからです。
私は今の会社でMRとして働き出してから『通勤』に関する考え方一気に変わりました。
ちなみに、私が医薬品卸でMSとして働いていた頃は毎日会社に出社するのが当たり前でした。
そんな環境だからなのか、MS時代は『朝は取りあえず会社に行って、上司や同僚に挨拶して、コミュニケーションをして…』というのが『普通の会社』だと思い込んでいたのです。
なお、当時は車で片道40分ほどかけて通勤していたので、MSの繁忙期(薬価改定の時期など)は特に心身共にキツいと感じることがありました。
MRになりたての頃こそ、
『出社しなくてOK!通勤しなくてOK!』
…という文化には戸惑いましたが、今では通勤なんて馬鹿らしいと心底思います。
そもそも、『通勤すること自体』が楽しい・嬉しい・有意義…などと思える人は少数派でしょう。
つまり、ほとんどの社会人にとって『通勤』とは嫌々行うものなのです。
満員電車で立ちっ放しだとか、いちいち車を運転するだとか、毎日そんな行為を数時間も行っていたら、心身を消耗するわけです。
私は自分が通勤をしなくなることで、通勤がいかに生産性のない時間かということを悟りました。
ですから、今の通勤をしなくてもOKな環境には本当に感謝しています。
上司が違えば通勤スタイルも違ってくる
先ほど通勤なんて馬鹿らしいと書いたばかりではありますが、そんな通勤嫌いの私もオフィスに出社することはあります。
頻度としては、大体週1回~2回くらいですね。
私は地方(田舎)在住の人間です。
田舎の方々は重々承知かと思いますが、田舎の公共交通機関は通勤には不向きです。
何しろ、電車やバスが1時間に1本だけということがザラにあるのです。
そのため、私は飲み会があるとき以外は車で通勤しています。
ちなみに、会社のオフィスまで車で20分くらいの距離です。
弊社のMRはタイムカードを押す義務もありませんから、○○時までにオフィスに行かないとダメということもありません。
ですから、世間一般での『通勤』とは少し意味合いが異なります。
さて、MS時代と格段に恵まれている環境ですが、それでも通勤するのは面倒くさいと思うことがあります。
しかし、MRとしては『会社でしかできない仕事』や『会社でやる方が捗る仕事』があるのも事実です。
ちなみに、私がオフィスに行くのは会議や来客、説明会の準備などを行う場合のみです。
そういった用事がない日は、基本的に直行直帰で働いています。
このような働き方をしていても、上司や先輩から文句を言われることは全くありません。
弊社のMRは担当エリアが広いことに加え、
『意味なく出社するのは止めよう!』
という上司の方針のおかげで、直行直帰ばかりでも咎められることはないのです。
しかし、東京の先輩MRに話を聞くと、上司の方針で、
『なるべくオフィスに来て顔を見せろ!』
と言われるそうです。
東京の場合だと、埼玉・千葉・神奈川から通勤している人もいるわけです。
そんな人たち曰く、電車&徒歩で1~2時間ほどの通勤時間になるので相当しんどいらしいです。
都会担当のMRは激務なのか?東京・大阪の先輩MRに尋ねてみました!
特に最近は暑い日が続いていますから、長時間の通勤はストレスが溜まって仕方がないとのこと。
田舎者の私には想像しにくい部分ではありますが、直行直帰に慣れている私からしたら、ちょっと耐えられなそうな職場です。
東京オフィスでは直行直帰がダメなわけではないようですが、2~3日くらい会社に来ないと上司(所長)が あーだこーだ言い出すそうです。
私はいつか東京のハイポテ先を担当してみたいという希望がありますが、こういった上司がいたら上手くやっていく自信がありません…。
上司が違えば通勤も変わるという典型例だと思います。
在宅勤務のデメリットとは?
製薬会社の社員というのはMRばかりではありません。
研究・開発・人事・総務・経理など様々な職種の社員が働いています。
日刊薬業の記事にも、
『業務内容が在宅に向かない』
『メンバーの顔が見えないと不安』
…というような理由から、在宅勤務に消極的な人間がいるとの一文がありました。
確かに、そのような人たちの気持ちも理解できます。
在宅勤務ばかりだとコミュニケーションの機会、メンタルケアの機会は間違いなく減ります。
WEBを使った会議システムは便利ですが、それで全てのコミュニケーションが賄えるわけではありません。
むしろ、『自宅』という独りぼっちの環境でメンタルを病んでしまうタイプの人もいるのです。
他には、経理部の仕事などは領収書を直接見て経費処理などを行うことから、在宅での仕事は難しいと聞いたことがあります。
私はMRという立場上、在宅勤務&直行直帰のスタイルを満喫していますが、私のように人間ばかりではないということなのでしょう。
在宅勤務は合理的かつ効率的だけど、必ずしも生産性をアップさせるわけではないようです。
テレワークと在宅勤務の違いとは?
日刊薬業の記事には『テレワーク』と『在宅勤務』という言葉が混在していたので、自分なりに調べてみました。
まず、大枠として『テレワーク』があり、そのテレワークの種類の1つが『在宅勤務』のようです。
『テレワーク』の『テレ (Tele)』は、『離れた場所で』という意味があります。
この言葉に仕事という意味の『ワーク(work)』を組み合わせ、『テレワーク』という造語が生まれたみたいですね。
ですから『テレワーク』を意訳すると、『時間や場所を選ばずに働くこと』となります。
つまり、インターネットに繋がる場所で、なおかつWEB会議システムやTEL・メールが使える環境なら、世界中どこでもテレワークが可能です。
働く場所も自宅だけでなく、貸会議室・車内・喫茶店などであっても、先述した通りネット環境さえあれば、そこで働くこと自体を『テレワーク』と呼ぶみたいです。
そして、もし働く場所を『自宅』に限定する場合は『在宅勤務』と呼称するようです。
例えば、自宅で朝から晩まで働くような場合は『在宅勤務』です。
逆に、自宅では落ち着かないという理由で近所の喫茶店などで仕事をする場合は『テレワーク』となります。
この機会に覚えておこうと思います。
まとめ:テレワークという文化が業界内で広まってほしい!
テレワーク(在宅勤務)にはデメリットもありますが、通勤時間が浮くのは間違いなくメリットです。
ある程度仕事に慣れていて、なおかつ孤独耐性がある人には絶対におすすめの働き方です。
GSKはそのことを理解しているからこそ、会社ぐるみでテレワークに取り組んでいるのでしょう。
何しろ、通勤がキツいという理由で転職する人間もいるくらいです。
学生の就活でも、通勤に関しては色々下調べした方が良いかも知れません。
残念なことに、日本的な会社には『会社に来ない』イコール『仕事していない』と見なすような人間もいます。
ですが、そんな頭が堅い人にこそテレワークを体験してほしいものです。
今後、医薬品業界内でテレワークという文化が広まっていくことを祈ります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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