こんにちは、アラサーMRのヒサシです。
今回は私が学生だった頃、武田薬品工業さんの選考を受けたときの体験について記事にしてみました。
では、まず結論からお伝えしましょう。
武田薬品さんの選考では、私は1次面接で落ちました。
しかし、落ちるまでの過程が色々と印象的だったので、そのときの体験談について書いていきます。
もし武田薬品さんを受ける予定に学生さんがいたら何かの参考にしてもらえると嬉しいです。
そもそも、武田薬品工業とは?
医薬品業界では知らない人はいない、名実ともに国内ナンバー1の製薬メーカーです。
製薬会社のMR、医薬品卸のMSをやっている人間だったら皆知っています。
要はそれくらい有名な会社です。
2018年はシャイアー買収で業界的にも話題になりましたね。
同業者の目線で見ると、とにかくMRのレベルが高いと感じています。
正直言って、もしも同じエリア、同じ領域で武田MRさんと真っ向勝負したら勝てる気がしません。
学術知識・営業力・ビジネスマナー。
どれをとっても高水準だと感じますし、素直に尊敬しています。
これはMS時代から変わっていません。
私はそんな超有名メーカーの会社の選考を受け、そして落選しました。
まずは会社説明会に参加!!
私が学生時代に参加した武田薬品さんの会社説明会では女性社員の方が司会をしていました。
『武田薬品はこのような会社で…』
『このような製品を扱っており…』
『このような社風で…』
等々といった感じで、このあたりは普通の会社説明会と同じでした。
ただ、今でもよく覚えているのですが、司会女性の喋り方がメチャクチャ上手かったです。
アナウンサーとして通用するんじゃないか?
…と思ったくらいです。
ちなみに、その司会女性は『自分は元MRだ』みたいなことを言っていました。
そのため、MR⇒採用担当(人事部?)というようなキャリアの方だったのかも知れません。
そのときは学生の身分で、
『さすが、国内ナンバー1の製薬会社は違う!!』
…などと感激したことを覚えています。
今思えば『おまえ何様だよ!』って感じですが…。
ES(エントリーシート)通過!!
会社説明会後、帰宅してすぐにES(エントリーシート)を書いたことを覚えています。
武田薬品すごい!
武田薬品に入社したい!
とにかく、このような気持ちでいっぱいでした。
自分で書いたESを大学の就職指導課にも持ち込み、何度も添削を受けました。
その成果なのか、ES選考も無事通過し、1次面接に進めることになりました。
このまま内定まで突っ走るぞ!!
…というような勢いだったのを覚えています。
今思えば何の根拠もない自信でした。
1次面接にて違和感あり!!
1次面接は集団面接でした。
事前に武田薬品側からそのことを聞いていたので、あとは万全の状態で面接に臨むことを考えていました。
面接日の朝、念入りに髪を整え、靴を磨いたことを今でも覚えています。
さて、時間に余裕を持って東京の面接会場に到着し、ロビーで面接を待つばかりだった私ですが、ある違和感に襲われました。
ん?
何だかイケメンや美人が多くないか…?
そう、リクルートスーツ姿の就活生がイケメン&美人ばかりだったのです。
もちろん、全員がイケメン&美人というわけではありません。
しかし、明らかに学生のルックスレベルは高かったです。
ちなみにですが、私自身は平凡な見た目です。
見た目で良いところを挙げろと言われたら、少しばかり身長が高いことくらいです。
しかし、周りには『高身長のイケメン』と『スタイルが良い美人』が溢れている。
この時点で、私は完全に会場の雰囲気に飲まれていました。
落ち着け…!
就活は顔じゃない…!
就活は顔じゃない…!!
…などと心の中で言い聞かせ、平常心を保とうとしました。
しかし、今思えばこれは無駄な努力でした。
格の違いを思い知る
武田薬品さんの現在の選考については分かりませんが、私が受けた1次面接では学生5人に対して、武田社員(面接官)の方は3人でした。
1人当たり数分間の自己PR(スピーチ)をして、面接官からは1つか2つくらいの質問をされ、学生側が個別に答える形式だった気がします。
ちなみに、私と同じ面接組になった学生はイケメンと美人ばかりでした。
しかも皆さん揃って自信満々な様子。
案の定、彼らの自己PRは自信に満ちたものでした。
「私は○○部の全国大会で優勝しました。」
「○○部の主将を務めており全日本メンバーに選ばれました。」
「私は○○に留学経験があり、△△語と××語が得意です。」
一字一句その通りではありませんが、私以外の4人は大体このような自己PRをしていました。
おいおい、どれだけレベル高い学生なんだよ…。
俺なんかが勝てるわけないだろ…。
今思い出しても、私だけ場違い感・疎外感が半端なかったです。
ハッキリ言って、次元が違い過ぎました。
フリーザの最終形態を目の前にして、逃げ腰になったベジータみたいな状態です。
しかも私の自己PRは5人中の5番目だったので、余計に肩身が狭かったです。
私自身はアルバイト経験や大学の研究室のネタでPRをしたのですが、自分で喋りながら『もうダメだ』と思いました。
実際、消化試合のような雰囲気が漂っていました。
つまり、私は周りのエリート学生たちに圧倒されて戦意を喪失していたというワケです…。
そして、当然のように不合格…
1次面接から数日後、メールにて落選の連絡が来ました。
まあ、落ちるべくして落ちたということだと思います。
ハッキリ言って、エリート軍団の中で私だけ悪い意味で浮いていましたので…。
それと同時に、
「業界ナンバー1企業には、やっぱりエリート軍団が選考を受けに来るのか…。」
…などと妙に納得してしまいました。
その後、就職指導課のオジサンには、
「自分に自信がある学生は業界を問わず、王手企業から選考を受ける傾向がある。」
「あまり落ち込まず、次の選考に備えなさい。」
…とフォローされたことも覚えています。
あんな超優秀な学生たちと渡り合うには、それ相応の準備が必要だったということでしょう。
当時を振り返ると、就活について『無知』だったことが悔やまれます。
もし学生時代に戻れるなら、就活エージェントに相談するなどして、万全の対策を立ててから再チャレンジしたいくらいです。
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まとめ:武田薬品を受けるなら万全の対策を!
国内最王手の武田薬品さんの選考を受けたことは、今となっては良い思い出です。
落選こそしましたが、それはそれで貴重な体験でした。
私は残念ながら武田薬品さんとご縁がありませんでしたが、もし今から選考を受ける学生さんがいたら、悔いが残らないようにチャレンジしてほしいです。
頑張ってください!!
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