有給休暇を使うMSは非難される!?MS時代に受けた仕打ちを語ります!

MSの待遇

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

 

先日、MRの有給休暇に関する記事をアップさせていただきました。

 

有給休暇を使って7月18日~26日まで9連休にしたMRがいるだと!?

 

その一方で、私はMS時代に有給休暇を殆ど使ったことがないことを思い出していました。

 

お盆や年末年始の特別休暇などは別にして、大型連休とは全く関係ない平日に有給休暇を使った日数について、記憶している範囲だと5年間でたった1日だけです。

 

その有休とは、医薬品卸に入社してから4年目を迎えた頃、隣町まで行って運転免許の更新したときです。

(※田舎では運転免許証の更新は平日の日中でないと受け付けてくれない地域があるのです…。)

 

いくら記憶を辿っても、MSとして働いた5年間の中で有休を使ったのは、後にも先にもこの1日だけです。

 

もちろん、単に私が忘れているだけという可能性もありますが、多分間違ってはいないと思います。

 

その一方で、有休を使い方・在り方を巡って先輩MSや上司と衝突したことが幾度となくあります。

 

決して誇張などではなく、私は今、自分の記憶に基づいてこの文章を書いています。

 

…というワケで、そんな私のMS時代における有休に関して記事にしてみました。

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有休を使うことなど許されない雰囲気


MSとして1年目だった頃は有休を使うような余裕などなく、ただガムシャラに働く日々が続きました。

 

そしてMSとして2年目に入り、ようやく少しだけ気持ちに余裕が生まれ始めた頃、私はあることに気付きました。


あれ?

先輩MSって誰も有休を使ってねーな?

つーか、あまりにも『使わなすぎ』じゃないか?


流石にMSとして2年も過ごせば、MSが有休使うべきでない時期は理解できました。

 

まず、月末や月初などは集金・一括納品・請求書作成がありますから、有休を使うには不適切なタイミングです。

 

月半ばでも、新薬や後発品の発売日と重なるようであれば、これまた有休を使うには不適切です。

 

他には、3月や9月も決算月である関係上、有休を使うは難しい時期です。

 

ですが、逆を言えば上記のタイミング以外なら有休を使っても問題ないはず。

 

なのに、なぜ先輩MSは有休を使わないのか?

 

先輩MSの発言・私自身のMS経験をまとめると、有休を使わない(使えない)理由は下記の通りです。


①:担当エリアにて自分以外に薬の配送を行える人間がいないから

②:①とも絡むことだが、自分が休むと他のMSに配送業務を押し付けることになるから

③:平日は取引先からのMS宛の電話(問い合わせ)が多いから

④:①~③により営業所内で有休は悪という雰囲気があるから


いかがでしょうか?

 

おそらく、現役MSにとっては周知の事実であり、MSではない読者さん(特にMR)にとっては現実味のない内容でしょう。

 

実際、薬の配送業務については急配の対応を含め、MSにとっては解決し難い問題でもあります。

 

全国のMSを苦しめる『急配(きゅうはい)』とは?元MSが経験談を交えて解説します!

 

私自身は特に②と④に悩まされた人間でして、有休を使いたい旨を同じエリアを分割担当している先輩のオッサンMSに相談したところ、暴言を吐かれた経験があります。


有休を使いたい?

このボケナス!

お前が休んだら、お前の担当先の配達は誰がやるんだ!?

俺に配達の仕事を押し付ける気か!?

MSの仕事ナメてんのか!?

ゆとり世代ってヤツは本当にどうしようもないな!


一字一句この通りではありませんが、大体こんな感じのことを言われました。

 

今思えば完全なパワハラですし、そのときは心底腹が立ちましたが、仮にも先輩なので有休を使うことは諦めました。

(…とはいえ、多少の反論はしましたが。)

 

ちなみに、このオッサンMSは営業所内でも特に口が悪い人物でしたが、他の先輩MSも多かれ少なかれ、オッサンMSと似た考え方をしていたようです。

 

ついでに言うと、私やオッサンMSの上司(所長)も明言こそしないものの、MSが有休を使うことについて快く思っていないようでした。

 

まあ、先述したオッサンMSの暴言を上司に報告しようかとも思いましたが、同じMSとしてオッサンMSの言い分が理解できないワケでもありませんでした。

 

それに、どうせ上司に報告・相談したところで、オッサンMSの態度や、営業所内における有休の在り方が変わるわけでもない。

 

ただでさえ当時の私は『生意気な新人MS』といった感じで悪目立ちしていたので、これ以上事態を荒立てるのは上手くないと判断し、大人しくすることに決めたのです。

 

今思い返しても悔しくなるエピソードです…。

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有休に関する同調圧力


先ほど紹介したオッサンMSは極端な例ですが、上司を含む営業所内のメンバー全員、有休を使わない(使えない)ことについて、特に疑問を感じている様子はありませんでした。

 

MSなんてそんなもんだ』と言わんばかりに、上司も先輩MSも現状を受け入れてしまっている。

 

そこが私にとっては不思議な部分でした。

 

新人MSの頃から感じていましたが、私が所属していた営業所では『有休を使うなよ!』『その理由は分かっているだろうな?』といった雰囲気が常に漂っていました。

 

この場合、『同調圧力』と言い換えても良いかも知れません。

 

実際、有休について自分の意見を言う度に、営業所内にて風当たりの強さを実感したものです。


有休を使いたいのは皆一緒なんだ!

でも、誰も有休を使うことなく頑張って働いているんだぞ!

だから、お前も有休を使わずに働くべきだ!

お前1人だけが有休を使うような我儘は許されないぞ!


一字一句その通りではありませんが、上司や先輩MSからこんな感じの説教(?)を何度かされた経験があります。

 

誇張でも何でもなく、全て実話です。

 

何もそこまで非難しなくても良いだろうにと思ったものです。(汗)

 

とにかく、

 

複数いるMSの中で、特定の人物だけが有休を使うなんてあり得ない!

 

みんな我慢しているのだから、お前も我慢しろ!

 

…といった感じでした。

 

ただし、こういった有休に関する考え方は営業所によって相当違います。

 

人数に余裕のある営業所であればMSが1人休んでも他の人間がカバー可能ですが、人数が少ない営業所の場合はそうもいきません。

 

こういった営業所の人員・立地・雰囲気によって有休の扱い方は違ってくるのです。

 

実際、他県にいる私の同期MSの中には、特に問題なく有休を使えると言っていた人間もいました。

 

その話を聞いたとき、私は同期MSの営業所に異動したいとすら思いました。(汗)

 

ところで、私は同調圧力なるものが大嫌いです。

 

今では年齢を重ねたせいか、時と場合によっては同調圧力に従うのが得策だと思うことも増えてきましたが、それでもやっぱり同調圧力には負けたくないと思っている自分がいます。

(※まあ、同調圧力を好む人なんて多くはないと思いますが…。)

 

とにかく、有休絡みの同調圧力に対しては不満タラタラなMSだったと思います。

 

何でそんな圧力に従わなきゃいけないの?

 

…と、若かった頃は本気で思っていました。

 

それと同時に、当時仲が良かった先輩MSに有休に関する考え方を尋ねたことがあります。


本当は先輩だって有休を使いたいのでは?

でも、営業所内で悪者になりたくないから我慢しているだけでは?


今振り返ってみると、若さゆえの質問だったと思います。

 

そして、先輩にモノを尋ねるにはあまりにも生意気な口調だったとも思います。(汗)

 

ちなみに、その先輩MSはこう答えました。


そりゃ、俺だって有休は使いたいさ。

でも、そんなことを言い出せる雰囲気じゃないしな。

会社で働くのなら、上手く周りに合わせることも必要なんだ。

大人として、これは仕方ないんだよ。


 

仕方ないって何ですか先輩!!

 

…みたいな感じで反論した記憶がありますが、30歳を超えた今ならその先輩の気持ちも理解できます。

 

ただ、少なくとも当時の私にとって営業所の雰囲気に馴染めなかったのは事実です。

 

余談ですが、こういった有休に関する同調圧力への不満が、私がMSを辞める決断をする要因の1つにもなりました。

有休申請に理由が必要なのか?


記事の序盤で書いた通り、私が有給休暇を(おそらく初めて)使ったのは入社4年目のときでした。

 

このとき、これまた私にとっては不思議な出来事に直面します。

 

有休申請をした際、上司から『有休を使う理由』について根掘り葉掘り聞かれたのです。

 

当然、運転免許証を更新するためだと正直に伝えましたが、この経験を通じて『なぜ有休を使う理由を上司に言う必要があるのか?』との疑問を抱きました。

 

そもそも、有休とは労働者の権利であり、理由を問わずに行使できるものであるはず。

 

…にも関わらず、上司が有休の理由を尋ねる真意とは何か?

 

部下とはいえ人間ですし、上司からプライベートについて詮索されて気分が良いはずがありません。

 

ただ単に、部下の動向を把握しておきたいだけなのか?

 

それとも、会社を辞めるための転職活動を警戒してのことか?

 

ちなみに、有休申請時に上司からこんな感じのことを言われました。


免許証の更新のためなら”仕方ない“な。

ただし、”念のため“会社の携帯電話は持ち歩いてくれ。

何かあったとき“に連絡が取れるようにな。


 

おいおい、それじゃ普段出勤しているときと変わらないじゃねーか!

 

…などと心の中で毒づいたものです。(汗)

 

上司としても悪気があって言ったわけではないのでしょうが、これもある意味ですがMSの上司らしい発言だったと思います。

 

MSの仕事を行う上で運転免許証は必須だから、その更新のためであれば有休を使うのも仕方ない。

 

でも、取引先からイレギュラーな問い合わせが入った場合は担当者が対応するしかないから、有休とはいえ、携帯電話は持って歩かせよう。

 

おそらくですが、上司としてはこのようなことを考えていたのではないかと思います。

 

そもそもな話ですが、有休の理由を『運転免許証の更新』ではなく、『出掛けるため』『用事のため』などと曖昧に答えていたとしたら、おそらく有休そのものを許可されないか、あるいは許可されたとしても上司から苦い顔をされたのではないかと思います。

 

一応、私が入社4年目となる頃には会社として有休使用を推進する動きがありましたが、私が所属していた営業所内では未だに『有休は悪である』という雰囲気が濃かったように思えます。

 

個人的には、

 

本当に有休使用を促進しているの?

 

…って感じでした。

 

まあ、2019年からは労働基準法が改正されたことで、労働者は毎年5日は有休を使うことが義務付けられ、医薬品卸内での有休事情も大分変わってきたと聞いています。

 

この法改正ですが、あと10年ほど早く施行してほしかったです。

 

そうすれば、MS時代における私の有休取得率は大幅にアップしていたでしょうからね。(汗)

まとめ:有休は労働者(MS)の権利だ!堂々と休め!


私が医薬品卸に入社した頃と比べると、医薬品卸内でも働き方改革が進んできていることと思います。

 

少なくとも、私に暴言を吐いたオッサンMSのような老害は減少し、まともな思考の中堅社員が上司(管理職)へと登用されつつある時代です。

 

そのことで私がMS時代に味わった悔しさが晴れるワケではありませんが、少なくとも有休に関して医薬品卸が良い方向に進んでいるのは間違いありません。

 

…とはいえ、MSとして働く以上、有休を使うなら薬の配送・取引先からの問い合わせに対して折り合いをつけ、同僚のMSとも上手く付き合っていく必要があります。

 

こんな具合にMSが有休を使うとなると何かと面倒くさい事情がありますが、MSだって労働者の1人です。

 

そして、有休とは労働者に与えられた権利です。

 

そういった権利を行使しようとすると文句を言ってくる輩もいますが、そんな雑音は気にせず、休みたいときには堂々と休みましょう。

 

ついでに、もし部下や同僚が有休を使うときは、その理由については深く詮索しないようにしましょう。

 

詮索される側としては、『詮索されること自体』が鬱陶しいのです。

 

元MSとして、今後はMSにとって有休を使いやすい環境が整備されていくことを祈っています。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!


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