若手MSはお盆の当番出勤が当たり前!?医薬品卸に存在する縦社会の実態を語る!

MSの待遇

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

 

今回は私がMSだった頃の体験に基づいたお話です。

 

さて、医薬品卸にはお盆当番というものが存在します。

 

医薬品卸の使命とは『医薬品の安定供給』ですから、お盆だろうと年末年始だろうと、必ず誰かが医薬品注文に対応できるようにしておく必要があります。

 

これは日中のみならず、早朝・深夜だろうと同様です。

 

24時間、いつでも出動できるようにしておく義務があるのです。

 

こんな短い文章にすると中々イメージが湧かないかも知れませんが、実際に当番を行う側としては結構しんどい業務です。

 

医薬品卸のMS時代に最も大変だった休日当番エピソードを紹介します!

 

しんどい反面、こういった当番系の業務は絶対に必要です。

 

例え嫌でも、誰かが必ず遂行しなくてはいけない。

 

…というワケで多くの場合、医薬品卸の各営業所ではMSがその任務に臨みます。

 

ただし!!

 

医薬品卸は縦社会なので、こういった厄介な仕事は高確率で若手MSに回ってきます。

 

オッサン世代のMSは帰省したり旅行したりと、まあ良い気なもんです。

 

この辺りは営業所の所属MSの人数・上司の考え方・先輩MSの人間性によってかなり左右されますし、全ての営業所がこういったゴリゴリの縦社会というワケではありません。

 

しかし、少なくとも私がMSとして働いていた頃の営業所では、若手MSが率先して(半ば押し付けられて)お盆当番を行う風潮がありました。

 

つまり、若手MSにとってお盆期間に帰省・旅行・遠出をしたくても、それは叶わない願いなのです。

 

その一方で、オッサンMSは悠々自適なお盆期間を過ごす。

 

そんな医薬品卸の縦社会がもたらすMSの待遇格差について、元MSが実体験を語ります。

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若手を苦しめるオッサン世代のMS


当時一緒に働いていた先輩MSの中で、特に40~50代のオッサンMSほど私(若手MS)に先輩風を吹かすことが多かったように思います。

 

もちろん、全てのオッサンMSをそうだとは言いません。

 

しかしながら、私の経験上、オッサンMSであるほど厄介な人間性を持ち合わせていたのは間違いありません。

 

今振り返ってみると、私自身にも問題はあったと思いますし、先輩MSから『生意気なヤツ』と認定されていたので、余計に風当たりが強いという側面もあったかと思います。

 

しかし、その点を差し引いてもオッサンMS世代は若手MSに自分の考え方を押し付ける傾向があった気がしてなりません。


自分たちは若い頃は、お盆なんて帰省せずに働くのが当たり前だった。

だから、お前たちのような若いMSが率先してお盆当番をやるべきだ。

若いうちからお盆当番をしたくないなんて、それはただの甘えでしかない。


一字一句この通りではありませんが、新卒でMSとして就職して以降、大体こんな感じのことを5年間言われ続けました。

 

特に、口が悪いオッサンMSなどは、こちらがお盆当番に少しでも難色を示しただけで『これだからゆとり世代はダメだな』などと言ってくることすらありました。

 

今思い出しても腹が立ってきます。

 

そんなことを口に出してしまうのって、先輩としてどうなの?

 

いや、人間としてどうなの?

 

…って感じですね。

 

いやはや、これは中々いい感じに歪んだ人間性をしているなぁ…と、当時はよく思ったものです。

 

早い話、若い連中が楽をしようとすること自体が面白くなかったのでしょうね。


俺たちは若い頃から苦労してきた。

だから今度は、年を取った自分が楽をして、若いお前たちが苦労する番だ。

若いくせに苦労したくないなんて、こっちからすれば気に食わないだけなんだよ。


こんな具合に、オッサンMSの心の底には嫉妬の感情があったのかも知れません。

 

いかがでしょうか?

 

理由はどうあれ、これでは下の世代に悪習を強いる老害そのものです。

 

こういった人間は、最早どうしようもありません。

 

しかも私は同調圧力が大嫌いなタイプですから、オッサン世代のMSとは折り合いが悪く、常日頃から彼らには見えないように舌を出すようなことを繰り返していました。

 

…とまあ、私の個人的な感情はさておき、医薬品卸には多かれ少なかれ、こういった縦社会的な要素があります。

 

同期入社のMSに話を聞いてみても、高確率で私と同じような目に遭っている人たちが多かったように思います。

 

MSは営業職であるせいか体育会系の人間も多く、上からの命令には絶対服従というタイプも少なくありません。

 

そういったタイプがオッサン世代になると、謎の先輩特権を発動してお盆当番を若手に押し付けようしてくるのです。

 

しかも、こういったオッサン世代に押し付けられた関係上、ただでさえ億劫なお盆当番に対して、より一層後ろ向きな気持ちで取り組むことになる。

 

こういった押し付けの積み重ねが若手MSの離職を招いていることについて、オッサン世代のMSは果たして気付いているのでしょうか…。

 

MSが『MSを辞めたい』と強く思うタイミングの1つがお盆期間である

 

全く、困ったものです。

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30代となった今ならオッサンMSの事情も分からないでもないが…


こんな記事を書いている私ですが、今では私自身がオッサンと呼ばれるような年齢になってきました。

 

こういったアラサー世代だからこそ、当時のオッサンMSたちの心情も少しは分かるようになってきたのも事実です。

 

確かに、40代~50代くらいの世代なら、お盆期間に何が何でも帰省したい気持ちも理解できます。

 

その世代の親ともなれば、おそらく60代~80代くらいでしょうし、お盆に帰省しないともなれば、この先の人生で親に何回会えるかも分かりません。

 

それに、実家の親に孫を見せに来いとせっつかれる、お盆で親戚が全員集まるような場に参加しないわけにはいかない、先祖代々の墓を手入れしなければならない…といった事情などもあるでしょう。

 

繰り返しになりますが、私も今では30代に突入しました。

 

このことによって、MS時代に散々嫌っていたオッサンMSたちの事情なども、ある程度は理解できるようになってきました。

 

…が、毎年のようにお盆当番を押し付けられると、若手MSだって人間なのでストレスが溜まるってもんです。

 

例えばですが、

 

家の事情でどうしても帰省しないといけない!

 

だから、申し訳ないけどお盆の当番を引き受けてくれないか?

 

…みたいな感じで頼まれたら、若手MSだってそれほど抵抗なく当番を引き受ける気になるのではないでしょうか。

 

MSだって営業職ですし、そのくらいの社内営業は出来て然るべきです。

 

まあ、そういった社内営業すら出来ないオッサンMSだからこそ、相手の気持ちを汲み取らない物言いをしてしまい、その結果として若手MSから嫌われるということなのでしょう。

 

こういったお盆の一件だけを見てもオッサンMSには良い思い出がありません。

 

彼らに唯一感謝すべきところは、今までの約30年の人生の中で良い反面教師になっているという一点のみです。

 

おかげ様で、後輩社員から嫌われる先輩社員というものを身をもって学ぶことができましたからね。

まとめ:若手MSほど、お盆の当番からは逃げられない!


今回は私がMSだった頃の体験談について書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?

 

営業所の雰囲気や所属MSの人数によって異なってきますが、基本的にはお盆当番は高確率で若手MSに回ってきます。

 

これが1~2年ならともかく、地方で中々新人が入ってこない営業所だと、MSとして5年目くらいでも十分に若手の部類です。

 

そして、お盆当番は若手がやるものだという謎の圧力によって、炎天下での配送業務を余儀なくされます。

 

とにかく、医薬品卸は縦社会です。

 

実力主義的な側面もゼロではありませんが、実力があるMSなら若手でもお盆当番をしなくてもいいかと言うと、全くそんなことはありません。

 

俺(後輩)の方が売上・利益・回収の数字が良いですよね?

 

だから、お盆当番は数字が悪いあなた(先輩)がやってください。

 

…なんてことを若手MSが言った日には、確実に先輩MSから説教されます。

 

実力があるMSだろうと、若手である時点でお盆当番からは逃げられないのです。

 

全く、世知辛い話です。

 

でも、これが医薬品卸の現実です。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!


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