【コロナ禍】講演会のために会場予約していた迎賓館から営業停止の連絡が来た話

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

2月28日(日)の朝、仕事用の携帯電話が突然鳴り出しました。

MRとしての経験上、完全オフの日に仕事用携帯が鳴るのは緊急の何かがあったときです。

…というワケで電話に出てみたら、何と迎賓館のスタッフさんでした。

迎賓館(げいひんかん)とは?

おもてなしに特化して、結婚式や披露宴などを行うような施設です。

頻度は高くないですが、製薬会社が講演会の会場として使うこともあります!

地域によっては、医師会のイベントでも使われたりしています。

5月の講演会の会場を探したところホテルが予約で一杯だったので、今回は座長・演者用の会場として迎賓館の個室を抑えていたのですが…

なんと、4月1日から無期限の営業停止になるとのことです。

詳しく話を聞くと、コロナ禍に伴う措置とのことでした。

急な連絡だったので、主幹MRである私はメチャクチャ焦りましたよ。(汗)

ただ、結論から言うと5月の講演会については別の会場が見付かったので、今のところ実害はありません。

しかし、この迎賓館からの電話連絡を通じて、コロナ禍の爪痕が感じられました。

そこで、本日はこの迎賓館に関して思ったことを記事にしてみました。




『無期限の営業停止』=『実質的には閉店(廃業)』だった


これ以降、私に電話してきた迎賓館スタッフのことをAさんと書かせていただきます。

Aさんは40代の男性スタッフでして、私が迎賓館の会場予約をした際、一貫して窓口になってくれていた人です。

さて、Aさんは営業停止と言っていましたが…

言葉の端々から事実上の閉店であることは明白でした。

ちなみに、Aさんと交わした会話は大体こんな感じです。


Aさん『ヒサシ様、この度はお詫びしたいことがあってお電話いたしました。』
ヒサシ『お詫び…ですか?(嫌な予感がする)』
Aさん『この度、○○(迎賓館の名前)は4月1日以降、営業停止となることが決定いたしました。』
ヒサシ『ええ!?営業停止…ですか!?』
Aさん『はい、誠に申し訳ございません…。』
ヒサシ『では、5月の講演会の会場は…?』
Aさん『申し訳ございませんが、他の会場様をお探しください…。』

(中略)

ヒサシ『ところで、いつくらいに営業を再開するのか目途は立っているんですか?』
Aさん『いえ、営業再開の予定はございません…。』
ヒサシ『はぁ、そうなんですか…。』
Aさん『実は、先ほど4月1日から営業停止と申し上げましたが、実際には無期限の営業停止でして…実質的には閉店(廃業)といった状態なんです。』
ヒサシ『そ、そうなんですか…』
Aさん『新型コロナウイルスの影響で収益が悪化する一方でして、残念ですがこのような運びとなりました…』

文章だと伝わりにくいかもですが、Aさんの声には悲壮感が漂っていて、気まずさMAXだったんですよね。

おかげで、会場の強制キャンセルについて怒る気にもなりませんでした。

ところで、この会話にはもう少し続きがあります。

その内容こそ、コロナ禍による爪痕を感じさせるものでした。

業績悪化により退職に追い込まれたAさん


ぶっちゃけた話、電話のときは終始Aさんの声が微かに震えていました。

電話越しでも、明らかに平静ではないことが伝わってくるレベルです。

どうしかものかと思って尋ねてみたら、

自分は3月31日付で退職する。

…とのことを告げられました。

正直言って、Aさんに掛ける言葉が見付かりませんでした。

話を聞いてみたら、Aさんにとっても急な決定だったようです。

そんな中、動揺しつつも顧客である私に電話をしてきた…といった感じでした。

そのときのAさんとの会話内容ですが、大体こんな感じでした。


Aさん『ところで、ヒサシさんにもう1点お伝えすることがございまして…』
ヒサシ『はい、何でしょうか?』
Aさん『実は、私自身は3月31日付で退職することになりました。』
ヒサシ『えっ!?そうなんですか?』
Aさん『はい、○○(迎賓館の名前)も実質的には閉店ですし、もう何もかもが限界なので…』
ヒサシ『限界…と仰いますと?』
Aさん『あまり大きな声では言えないのですが、事業が立ち行かないことによる半ば強制的な退職…といったところですかね…』
ヒサシ『は、はぁ…そうなんですか…』
Aさん『○○(迎賓館の名前)もこういった状況ですし、私も次の仕事を見付けなければなりませんからね…』
ヒサシ『あの…何と言うか、気を落とさないでくださいね…』
Aさん『ありがとうございます。ヒサシさんもお元気で。今までお世話になりました。』
ヒサシ『………。(Aさん、この先大変なんだろうな…)』

Aさんとの会話から察するに…

退職そのものは、Aさんにとって不本意であることは明白でした。

しかし、迎賓館の業績は悪化しており、従業員の雇用を継続できないことも事実。

今後の身の振り方についてAさんも熟考した上で、退職するという決断に至った。

そんなことが窺える一幕でした。

何と言うか…

仕事関係でここまで悲壮感が漂っている電話を受けたことって、今までの人生でも中々ありませんでした。

こういったコロナ禍のご時世です。

そう簡単に再就職できる先が見付かるとは思えません。

Aさん自身もそのことを自覚しているからこそ、今後についての不安が募り、声が震えていたのではないか…

今となっては、そのように思えます。

まとめ:各業界におけるコロナ禍の被害はまだまだ終わらない?


この記事を書いている2021年3月現在、いよいよ日本でも新型コロナワクチンの接種が始まりました。

時間は掛かるでしょうけど、数年後も経てば日本社会はコロナ禍から完全に脱することが出来ると信じたいところです。

しかし、コロナ禍が終息しないうちは、今回紹介したAさんのように失職する人が増え続けるのでしょう。

きっとAさんだけでなく、今回営業停止となる迎賓館では、きっと多くの人たちが退職へと追い込まれているはずです。

そう考えてみたら、いくらリストラが相次いでいるとはいえ、製薬会社を取り巻く環境はまだまだ十分恵まれているとすら思えます。

去年の5月くらいにも、コロナ禍の影響で美容院の経営が大変そうだという記事を書いたことがありました。

新型コロナウイルスによって再認識したMRという職業の安定感

そのときも思ったことではありますが…

こうやって他業界の人が困窮している様子を見聞きすると、製薬会社はいかに安定しているかということが骨身に染みます。

最近は仕事に不満を感じて、ブーブー文句を言うような場面も多かったのですが…

今回Aさんの話を聞いて、自分の言動・行動について反省しました。

仕事があって、給料をもらえて、家族を養える。

コロナ禍の日本社会において、それだけで十分に恵まれていると自分に言い聞かせるようにします。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。






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