病院でのMR訪問規制は、実はMRの自業自得である!と思った話

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

病院担当のMRなら、昨今は訪問規制ばかりで仕事のやりにくさを感じていることでしょう。

私もその1人です。

メールや電話でのアポイントならまだ良いのですが、手紙でポスティングするような先は厄介ですよね。

スケジュールにも組み込みにくいし、そもそも用件を手書きするのも面倒です。

そんな風に思う一方で、こういった訪問規制はMRの自業自得だと感じる場面もあります。

実際、私の担当エリアにて一部のMRの行いが、訪問規制の呼び水となってしまった事例があります。

一部のMRの行いとは、簡単に言えば悪行です。

今回はそのことについて記事にしてみました。

【事例①:MRの溜まり場だった病院が訪問規制を始めた】


私の担当先で病床数は500床ほど、かつ、その地域では基幹病院として機能している病院がありました。

とりあえず、この場ではS病院と書かせてもらいます。

S病院は、実はこちらの記事で書いた病院さんです。

説明会の30分前に弁当追加を依頼された話

このS病院は去年の秋くらいから完全アポイント制に移行したのですが、その前はMRの溜まり場となっていました。

昼の外来が終わる時間帯(12:00前後)になるとMRがワラワラと出現するのです。

外来スペースに限っては、下手をしたら患者よりもMRが多いのでは?というくらい異様な光景でした。

とにかくスーツ姿のMRで院内が溢れかえる。

患者からしたら尚更、異様な光景だったことでしょう。

当時は訪問規制などは何もなく、外来にて面会を申し出たり、医局前の廊下で立ち待ちしたりなど、やりたい放題の病院でした。

それだけならともかく、中には患者のすぐ隣でPCをカチカチといじったり、患者で混んでいる時間帯なのに強引に医者に話しかけるMRもいました。

他にも、患者を差し置いて病院の入口近くに駐車するMRもいました。

流石にそのようなMRの行動には、私も同業者として、

『MR(営業)としてどうなんだ?少しは自重しろよ…。』

と、思ったものです。

さて、当の私はどうだったかというと、実は当時のS病院では目立った成果が出なくて苦戦していました。

私は今の会社に入ってからアポイント重視の活動をしてきました。

よって、S病院のようにアポイント以外の手段で面会する病院では正直やりにくいと感じていました。

アポイントを仲介してくれる秘書や事務員がいない関係上、医者本人とアポイントのやり取りをするしかなかったからです。

少し話が逸れましたが、場所を問わずに医者に話しかけまくるMRが沢山いるということは患者目線では大変不快だったらしく、S病院には苦情が多数来ていたそうです。

後から聞いた話ですが、苦情というのは、

『スーツ姿の人たち(MR)が多くて落ち着かない。』

『医者が患者を診る前にスーツ姿の人たち(MR)と会うのはおかしくないか?』

という類のものだったそうです。

薬剤部や総務課では以前から現状を問題視する声も出ており、ついに訪問規制が始まってしまったわけです。

規制化の決め手は、やはり患者からの苦情だったそうです。

ただし、訪問規制に伴って完全アポイント制になりましたので、その後は総務課の方がアポイント管理をするようになりました。

アポイント重視の営業をしている私にとっては、S病院が完全アポイント制となったことで逆に仕事がやりやすくなりました。

余談ですが、訪問規制される数年前にS病院にて当時の営業本部長(上司の上司的な人間)と同行したことがあります。

そのとき、営業本部長はこう言っていました。

『これは酷い。まるでMRの溜まり場だ。』

『これじゃあ、患者からクレームが来ているんじゃないか?』

『そのうちMRは訪問規制されるぞ。』

S病院に関しては、まさにその言葉が現実のものとなりました。

もちろん、全てのMRが悪いわけではありません。

しかし、一部の強引な営業をしていたMRのせいで訪問規制が始まったのは間違いないでしょう。

【事例②:気難しい薬剤部長にMRが目を付けられた】


こちらの病院は300床ほどで、やはりその地域においては基幹病院として機能していました。

なお、これ以降はH病院と書かせてもらいます。

さて、このH病院は元から完全アポイント制の病院だったのですが、一部のMRがルール違反を連発して薬剤部長が怒ってしまった先です。

この薬剤部長が大変気難しい方でして、何かにつけてMRを敵視するような人でした。

(今思えば、明らかにMRの方が悪いのですが…。)

なおH病院のアポイントに関しては手紙、またはメールで医局秘書に依頼することとなっていました。

さて、一部のMRが犯したルール違反とは、具体的には下記の通りです。

・アポイントがないのに病院に出入りする

・アポイントがないのに医局前で出待ちする

・アポイントがないのに病院内をウロウロする

ご覧の通り、完全アポイント制というルールを完全に逸脱しています。

しかも、このルール違反をしているのは1社だけではなく、複数の会社がいたというのだから驚きです。

出禁上等なのか?と思ってしまったほどです。

訪問ルールを設定したのは薬剤部でしたから、薬剤部長としては面白くなかったことでしょう。

まあ、これに関しては間違いなくMRが悪いです。

どうしてもルール違反する必要があるなら、薬剤部長にバレないようにコッソリとやるべきだったのです。

それ以外にも、先ほどのS病院と同じく患者からのクレームも多かったそうです。

そして、ついに薬剤部長の怒りが頂点に達します。

アポイントの管理徹底のためにH病院がJOYシステムを導入したのです。

加えて、以下のような新ルールが追加されました。

・MRはアポイントの10分前までに病院に入ることを禁止する。

・MRは院内の椅子に座ってはいけない。

・MRは院内でPCを開いて作業してはいけない。

・MRは駐車場の隅(入口から遠い場所)に駐車しなければならない。

私個人としては、繰り返しになりますが元々アポイント重視の営業をしてきたので大きな影響はありませんでした。

しかしながら、椅子に座るな!というルールはちょっとキツいですね。

医者も患者ありきで仕事していますから、アポイントでの面会も指定時間ピッタリに行われるとは限りません。

何かの事情で先生がアポイント時間に遅れる場合、座らずにひたすら立って待つのは楽ではないです。

まあ、そんな私の個人的感想はさて置き、椅子やPC云々の件については、薬剤部長が相当腹に据えかねていたのでは?と思いました。

他社のMRもこの訪問ルール改定には面食らっていました。

このようなルール改定は2019年1月に行われたのですが、

今でもルール違反するMRがいます。

そして、ルール違反をするMRが現れる度に薬剤部長からJOYシステムを通して警告メールが送られてきます。

『外来スペースで立ち待ちしているMRがいたので注意してください。』

『院内で着席していたMRがいたので止めてください。』

『院内でPCを開いて作業しているMRがいたので止めてください。』

『駐車場は患者優先です。MRは入口から遠い場所に駐車してください。』

『MRの振る舞いについて患者からクレームが来ています。いい加減にしてください。』

『今後、ルール違反をしたMRは覚悟してください。』

(※外来での立ち待ちに関しては、アポイント時間になっても医者が来ないとの理由で単純に待たされるているだけの可能性もありますが…。)

一字一句その通りではないですが、大体このような文章が定期的に送られてきます。

というより、つい先日も警告文が送られてきました。

ルール違反した会社名(MR名)までは不明ですが、名指ししないのは薬剤部長なりの配慮かな?と思っています。

とにかく、一部のルールを守らないMRのせいで、MR全体に冷たい目を向けられるのは釈然としないものです。

釈然とはしませんが、その一方で、これはMRの自業自得だと思っている自分もいます。

MRの価値を下げているのはMR自身なのかも知れません。

【まとめ】


MRは営業マンですから成果を出さなければなりません。

内勤が多くて大変なことも理解できます。

しかし、だからといって病院内で何をしても良いという理由にはなりません。

一部のMRのせいでMRという職業が誤解され、訪問規制がどんどん厳しくなっていくのは御免被りたいものです。

ちなみに、私は訪問規制先にてルール違反等でペナルティを受けたことは一度もありません。

MRとして、MRの価値を下げるような行為は嫌いだからです。

今回書いたS病院やH病院以外でも、病院内で活動するときは節度ある行動を心掛けています。

少なくとも、外来の椅子に腰かけてPCを開く、患者を差し置いて病院の入口前に駐車するなんてことはしません。

PCのキーボードを叩く音は意外に煩いものですし、患者目線では尚更でしょう。

何かの待ち時間が生じた場合、私は本やガイドラインを読むようにしています。

駐車場だって、本来は患者が優先して駐車するべきスペースなのです。

MRが率先して病院の入口付近に駐車するのは、やはり違和感があります。

実際、今回記事にしたS病院はともかく、H病院での訪問ルール改定は私も面白くなかったです。

薬剤部長が気難しいことを差し引いても、よっぽどMRに対するクレームが激しかったのでしょう。

同業者として腹が立つのと同時に、悲しいとも感じています。

今後は、節度ない行動によってMRの価値を下げるMRが減ることを祈ります。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!





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