新人MRだった頃に上司から『経営者としての視点を持て』と指導された体験談

MRと上司

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

私は新人MRになりたての頃、当時の上司からこんな指導を受けたことがあります。

ヒサシ君、これから現場を回るときは“経営者としての視点”を忘れないように。

会社が何を考え、どこに向かっているのか?

現場の社員に対して、会社は何を望んでいるのか?

そのことを常に考えながら、MRとして活動するように。

ハッキリ言って、当時の私は上司の指導について気にも留めませんでした。(汗)

ヒサシ
ヒサシ

何が経営者だよ?

俺はただのMRだっつーの!

…みたいな感じで、半ば聞き流していました。

そもそも、なぜ上司が私に対してこんな指導をしたのかすら不明です。

広い視野を持ち、担当エリアの事情を隅々まで把握しておけと言いたかったのでしょうか?

今も昔も、こんな指導をした上司の真意は謎です。

しかも当時はMRになりたての時期ということもあり、目の前の仕事をこなすことで精一杯でした。

そんな駆け出しのMRだった私にとって、経営者云々の話はマジでどうでもいい話のように思えました。

ですが、ここ最近は上司が言っていた経営者としての視点の大切さが理解できるようになってきました。

正味な話、『自社の経営者はMRの存在をどう思っているか?』ということはMRにとって注視すべき点です。

ただし、念のため断っておきますが、私には会社を経営した経験なんてありません。

あくまで私は一介のMRであり、言ってみればただのサラリーマンです。

自分1人の力で取り組んだ経験のあるビジネスなんて、このブログを運営するくらいのものです。

(※私は副業 兼 趣味として当ブログを運営しています。)

よって、この記事で書いている“経営者の視点”なんてものは私個人の憶測もいいところです。

しかし、そんな憶測であっても社会人生活の中で役に立っているなぁと思うことも増えてきたので、こうして記事化してみた次第です。

よろしければ、暇つぶしがてら読んでいってください!

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“経営者”は“MR”についてどう思っている?

さて、かつての上司が言っていた経営者の視点というキーワード。

あまりにも抽象的というか、曖昧過ぎますよね。

まあ、ザックリと言うなら社長になったつもりで物事を考える感じですかね。

その一方で、繰り返しになりますが私は一介のMRに過ぎません。

そしてMRと言えば、製薬会社という組織内では末端の存在です。

MRと社長。

あまりにも身分が違いすぎます。(汗)

ヒサシ
ヒサシ

封建社会における王と平民のようなもんです…

平民が王の考えを推し測るなんておこがましい。

…なんて思うこともあるのですが、この際そんな身分の違いは度外視して考えてみます。

さて、王たる社長は、平民たるMRをどのように思っているでしょうか?

これまた私個人の勝手な考え方ですが、これについては実際にMRとして働く中で、ある程度の結論に至っています。

もの凄く悪い言い方をするなら、社長にとってMRは『使い捨ての駒』です。

その気になれば、いくらでも替えが利く存在。

会社の経営が苦しくなったら、真っ先に削減すべき者たち。

それが社長(経営者)にとってのMRなのかなぁと思います。

社長(経営者)の仕事とは、利益を稼いで会社を発展させること。

または、会社が潰れないように存続させること。

そのために責任を負って、事業に関する取捨選択を行う。

…で、必要とあらばMR(社員)を切り捨てる決断をすることも社長の責務。

そんな風に思っている自分がいます。

正直言って、自分でもイヤな考え方だと思います。

でも、こういった考え方って、当たらずとも遠からずだとも思います。

私に“経営者の視点”云々について指導した上司は、遠回しにだけど『MRの生殺与奪の権利は会社が握っている』ということを伝えたかったのではないか。

ヒサシ
ヒサシ

いくら何でも、それは流石に考え過ぎか…?

社内において、MRは立場が弱い。

会社がMRを退職に追い込もうと思えば、いくらでも手段がある。

ほんの僅かなコンプライアンス違反ですら、退職勧奨の材料として使ってくる。

むしろ、人員を削減したい会社にとっては好都合ですらある。

だからこそMRは成果を出し、会社から見限られないようにする必要がある。

こういった現実について、上司は私(新人MR)に伝えたかったのではないか。

メチャクチャ勝手な解釈ですけど、今ではこのように思うことが増えてきました。

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リストラのときほど会社の思惑について深読みようになった

このご時世、リストラしない製薬会社なんてありません。

いや、製薬会社だけなく医薬品卸も軒並みイカれています。

 

スズケンが4年ぶりにリストラを断行…医薬品卸の厳しい経営環境について改めて考えてみた

メディセオグループのリストラ人数が560人!医薬品卸によるリストラブームの前兆か?

 

つまり、業界全体でリストラが流行っているんですよね。

こういったとき、各社の社長(経営者)はどういった考えのもとでリストラをしているのか?

末端のMRながら、そんなことを推し測っている自分がいます。

会社としての業績が芳しくないから人を減らす。

今後の経営のためにコストを削る。

末端MRかつ経営の素人ながらに、そんなことは分かっています。

でも、もう一歩踏み込んで深読みすることも大切なのかなぁと考えることも増えてきました。

例えばですが、コロナ禍と売上の関係性について。

コロナ禍でMRの活動量がダウンしているのは、現役MRであれば知っての通りです。

訪問規制のため直接訪問はできない。

オンライン面談をしようにも限界がある。

医師に処方依頼のメールをしたところで返信はない。

苦し紛れに、視聴してくれるかどうかも分からないWEB講演会の案内状を郵送する日々。

 

2021年も製薬会社によるWEB講演会の乱立は止まらない!?MR目線での苦悩を語ってみる!

【医者の苦言】製薬会社によるコロナ禍でのWEB講演会について本音を教えてもらった話

 

MRにとって選択できる営業手段が減り、活動に難渋しているのは周知の通りです。

こういった状況で会社の売上が減ったかというと、大幅には減っていない。

せいぜい微減といった感じです。

(※ただし会社や領域によって異なりますけど…)

こういった現状を見て、社長を含む経営陣はどう思うか?

当然の如く、MRの首を切るべく動くのではないでしょうか?


コロナ禍でMRの活動が封じられていると聞いたが、実際のところ売上に大した変化は見当たらないな。
今までMRを大量に雇っていたけど、もしかして意味がない雇用だったのでは?
MRが多くても少なくても売上が変わらないなら、MRなんて会社のお荷物でしかない。
そんなお荷物たちは早急にリストラするべきでは?
そうすればコストカットにも繋がるし、経営にも好影響があるぞ!
むしろ、コロナ禍が終息しないうちにリストラする方が得策ではないか?
よし!だったら早速リストラに取り掛かるとしよう!

…とまあ、こんな感じで経営者になりきって物事を考えてみたところです。

近年稀に見る社会現象とも呼ばれているコロナ禍ですら、コストカットのため大義名分として利用する。

モラル的にどうなんだと思う反面、会社の経営という1点のみを考えれば、とても理に適っているやり方だとも思います。

ブログ内でもこういった論法で記事をいくつか書いてきましたが、自分でも書けば書くほど、経営者という人種は冷徹な存在であることを実感します。

そして、冷徹でなければ務まらないのが“経営”という類の仕事なのだとも思います。

優しさや人情だけで従業員たちに給料を払えるのなら、誰も苦労はしません。

決して気分の良いものではありませんが、場合によってはこういった視点で物事を考察してみることも必要なのだと思うときがあります。

余談:新人時代における上司の影響は大きい

この記事のテーマである“経営者の視点”に限らず、部下が上司から受ける影響はデカい常々思っています。

特に新人時代に受けた指導ほど、ふとしたときに思い返されます。

MRのみならずMSだった頃も含めれば、私は本当に色々な上司のもとで仕事をしてきました。

能力・人格ともに優れている上司。

能力的には優れているけど人間的には腐っている上司。

能力・人格ともに終わっている上司。

そんな歴代の上司たちから受けた指導ですが、何だかんだ言って自分の血となり肉となっています。

彼らから受けた指導について、そのときは中々受け入れられないというか、本音を言えば鬱陶しく思ったことも多いです。

“経営者の視点”云々についても、そんなこと言ってないでMRとしての仕事のノウハウをもっと教えてくれと思ったものです。

でも、それから何年かが経った後、上司たちが語っていた言葉の“奥深さ”みたいなものを感じる場面が増えてきました。

“経営者の視点”にしても、考え方によっては自社のリストラを予測し、その後の身の振り方を考える際に役立ちます。

ヒサシ
ヒサシ

会社員として自己防衛することは大切ですからね!

伊達に自分より長生きしていないし、自分よりも色々な経験をしている人間の言葉は重みが違うなぁという感じています。

まとめ:上司の指導によって会社の本質に気付くきっかけになった!

会社とは営利組織です。

つまり、利益を生み出すために存在しています。

利益追求の度合いについては経営者の性格次第でしょうけど、多かれ少なかれ利益を稼げなければ立ち行かないのが会社というヤツです。

そして、利益に悪影響を及ぼす存在には容赦しないという一面も持ち合わせています。

悪影響といっても形は様々ですが、場合によっては従業員の存在自体が“”と認識されることもあります。

会社にとって、給料を支払い続けないといけない従業員とは“コスト”でしかない。

会社の経営が苦しいなら、必要に応じてコストを見直さないといけない。

経営者はそのことを念頭に置き、従業員たちを雇っています。

…とまあ、新人MRだった頃の上司の指導のおかげ(?)でこういった考え方ができるようになった私ですが、今では当時の上司にはとても感謝しています。

会社と従業員とは、あくまで雇用契約を結んでいる間柄です。

友達でもなければ、家族でもありません。

悪く言うなら、互いに利用し合っているだけの関係と言ってもいい。

その証拠に、会社(経営者)は都合が悪くなれば躊躇なく従業員を切り捨てるワケですからね。

でも、これが会社と従業員との関係における本質なのかなと思います。

別に愛社精神を持つのがダメとまでは言わないですが、経営者でもないのに会社に対して入れ込み過ぎるのも考えものです。

私がMSだった頃は愛社精神が強すぎて、やたらと排他的な先輩もいましたし。(汗)

 

転職経験のない先輩MSが『ウチは良い会社だぞ!』と豪語していたことに対する違和感

 

会社に対して愛社精神を持つのは良いけど、それ以上に優先するべきは自分の人生。

会社を人生の中心にしてはいけない。

そのことを見失ってはいけない。

そんな風に思う今日この頃です。

もし上司が私に対して『会社に忠実な部下(MR)を育てたい』という意図で経営者の視点云々と説いたのだとしたら、この上なく皮肉ですけどね。(汗)

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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