製薬会社を早期退職したMRが弊社の中途採用枠に殺到している話

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

どうやら、今回の記事が平成で最後に記事なりそうです。

そんな平成の終盤(2018年~2019年)には、MRの早期退職(リストラ)が相次ぎましたね。

MRは今後どうなっていくのか?

早期退職したMRはどこへ行くのか?

ということについて、何かと考えさせられる今日この頃です。

今回はそういった早期退職したMRが弊社の中途採用の選考を受けていることについて記事にしました。

ちなみに、弊社は大手でもなければ知名度もなく、社員数も少ない小規模な製薬会社です。

医者も薬剤師も弊社のことを知らない人間の方が圧倒的に多いです。

良く言えば少数精鋭ですが、悪く言うなら弱小メーカーです。

そんな弊社の中途採用枠に、大手製薬会社を早期退職したベテランMRが殺到し、そして落とされているのです。

実際には落とされている、と言うよりも、私の上司(会社)が落としているといった感じです。

買い手市場だからなのか、上司(会社)も厳選してMRを採っているような気がします。

なお、これ以降は私の上司のことをT所長と書かせていただきます。


T所長が管轄するエリアは広い!


このブログ内で何度か書いた通り、私自身は広域担当MRです。

具体的には、ある地方にて1つの県を1人で担当しています。

このように一介のMRですら広域を担当しているわけですから、T所長はさらに広い地域を管轄してるわけです。

ちなみに、T所長の下には私を含めて10名ほどのMRがおり、国土の約20%くらいの地域をT所長が管轄しています。

そんなT所長ですが、現場監督者としてMRの中途採用に関わることがあります。

書類選考や面接まで、本社の人間と連携して色々とやっているようです。

エリアが広いだけに、場合によってはT所長が面接希望者のいる土地に出向いて直接面接したりすることもあります。

傍目で見ていて移動が大変そうだと思うことが度々あります。

会社とT所長は厳しい目で中途採用に臨んでいる


たまにT所長が飲み会などで話してくれるのですが、中途枠に応募してきたのMRの殆どは書類選考の段階で落とされているらしいです。

T所長の体感では、応募者の8~9割くらいが書類で落ちるとのこと。

特に厳しい目でジャッジされるのは下記の3点だそうです。

①年齢

②担当施設

③担当領域

まず、年齢に関しては50歳以上だと相当厳しいそうです。

この年齢制限はT所長ではなく、『会社の未来を担う若い人材が欲しい』という会社の方針らしいです。

仮に50歳未満だとしても、40代半ば~後半くらいの年代も厳しく見られるそうです。

次に、担当施設については大学病院の担当経験があると有利らしいです。

私自身がそうなのですが、広域担当する関係上、そのエリアにある大学病院を担当するケースが多くなります。

よって、会社としては大学病院で仕組みを既に知っていて即戦力となる人間を採りたいとのこと。

大学病院はPMSも多いし、臨床研究もやるし、医局内の人間関係には気を遣うし、私も慣れるまで大変でした。

T所長には何度迷惑を掛けたか分かりません。

ですので、即戦力云々については言われてみれば納得できる話です。

最後に、担当領域に関してですが、これは年齢や担当施設に比べるとそれほど重視されないようです。

オンコロジーやオーファンの経験があれば有利であることは間違いないでしょうが、この辺りはよく分かりません。

さて、ここまで挙げた3つの条件を全て満たす人材となると、かなり限定されるみたいです。

折角の機会なので調べてみたのですが、国内の大学病院(本院のみ)は国立・公立・私立を合わせても79軒だけです。

ここに大学病院の分院を加えたとしても163軒です。

国内のMR数は現在6万人ほどですから、その中で大学病院を担当している、または担当していた人数は限られます。

こういった理由で、3つの条件を満たしていない人間は書類選考の段階で機械的に弾かれてしまうそうです。

40代~50代の応募が多すぎて全員面接することは不可能らしい


中途採用枠に応募してくる早期退職MRは大半が40歳以上のMRだそうです。

繰り返しになりますが、会社としては若い人材を求めているので、まず年齢という要素で篩にかけられます。

加えて、T所長曰く『応募者が多すぎる』とのこと。

よって、書類選考の段階で候補者を絞りこまないことには、面接のスケジュールも立てられないそうです。

これもT所長曰くですが、『中途採用枠1名に対して何十人も応募がある』とのこと。

(※『何十人』というのが20人なのか30人なのか、それ以上なのかは不明です。)

その何十人の中で面接まで進むのは2~3人ほどであり、その面接した人も採用されるとは限らないそうです。

T所長からこの類の話を聞くたびに思うのですが、本当に凄い倍率です。

採用する側から見れば選びたい放題なわけです。

私が今の会社に入った頃は、ここまでの買い手市場になるとは思ってもいませんでした。

一方で、20代~30代の応募者は殆どいないそうです。

年齢を問わずに早期退職者を募集しているような製薬会社も一部ありますが、多くの場合、20代~30代くらいの年齢では早期退職の募集時に手を挙げない(または挙げられない)ことが原因でしょう。

中途採用で入社してきたMRはとても優秀です!


中途で入ってきた人生の先輩方に対して、私のようなMR歴4年の人間が偉そうなことを言える立場ではないことは承知しています。

しかし、この場は私のブログですし、敢えて自由に書かせてもらいます。

中途で入社してきたMRの皆さんはマジで優秀です!

私がMRとして在籍している間、40代MRの方々が中途で数名入ってきましたが、彼らにはお世話になりっ放しです。

とにかく、MRとしての知識や経験がずば抜けている。

何かの会議などで会話しているだけでも大変勉強になります。

講演会や社外講師勉強会についても色々な引出しを持っていて、いつも参考にさせてもらっています。

他にも大学病院の攻め方だとか、訪問規制の突破方法だとか、PMSの効率化だとか、彼らからアドバイスをもらう度に目から鱗状態です。

私自身もMRとして日々研鑽しているつもりですが、彼らの地力には遠く及びません。

社歴が上な分、製品知識については私の方が勝っていますが、その他の部分については明らかに負けている。

何十倍という面接を突破してくるような人は、こんなにも凄いMRなのかと度々思わされます。

結論:明日は我が身と考えて、これからも仕事を頑張ります!


これだけ業界で早期退職(リストラ)が相次いでいるわけですから、私自身も今後どうなるか全く分かりません。

ただ、1つだけ確かなことがあります。

それは、どこの会社に行っても成果を出せる実力を身に付けないとダメだということです。

先述した中途採用MRの皆さんは、実力があれば新しい環境でもバリバリ働けるというモデルケースだと感じています。

逆に、実力がないMRは書類の段階で落とされるという現実も分かりました。

私は所詮、MRを4年経験した程度の人間ですから、MRとして足りていない部分は山ほどあります。

これからも優秀なMRたちを見習って、精進していこうと思います。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!





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