安倍総理が健康事情により辞任することについて製薬会社の営業マン(MR)が思うこと

製薬会社で営業職(MR)として働いているヒサシと申します。

8月28日に安倍総理の辞任が発表されてから色々と騒がれていますね。

賛否評論、議論百出、本当に様々な意見が飛び交っています。

私自身も家族と一緒にニュース会見を見ながらディスカッション的な会話をしていますしね。

コロナ禍で辞めることについてバッシング的な意見も多くありますが、私個人としては安倍総理のことを責める気にはなりません。

むしろ、

今までお疲れさまでした!

…というのが正直な感想です。

潰瘍性大腸炎という難病を抱えつつ、国の代表を務めるなんてことは常人には不可能です。

私は潰瘍性大腸炎の患者でも何でもありませんが、少なくとも私が安倍総理の立場だったら1ヶ月、いや1週間でギブアップしていると思います。

(※そんな仮定の話をしても意味ないのは分かっていますが…。)

自分が医薬品を扱う仕事をしているからこそ、今回の辞任報道について色々と思う部分がありましたので、その辺りの感想について書いていきます。




潰瘍性大腸炎とは完全には治せない難病である


今回、私が特に思うとことが大きかったのは安倍総理が『潰瘍性大腸炎』であるという点です。

私自身は製薬会社で働いている身ですが、自社で潰瘍性大腸炎の治療薬を扱っているわけではありません。

しかし、普段から難病の治療薬を扱うという職業柄、潰瘍性大腸炎については勉強した経験があります。

潰瘍性大腸炎とは、簡単に言うと腹痛・下痢による症状によってQOL(生活の質)を大きく損なう病気です。

腹痛は常人にとっても辛いですし、下痢が続けば脱水症状のリスクだってあります。

しかも、この潰瘍性大腸炎とは現在の医学では完全に治すことは出来ません。

腹痛・下痢といった症状を緩和することは出来ても、ゼロにすることは不可能なのです。

しかも、発症の原因もよく分かっていません。

発症は遺伝子や環境に左右されると言われていますし、ストレスによって症状が悪化するとの説もあります。

よって、日本国内では指定難病として認定されています。

報道によると、安倍総理は10代の頃から潰瘍性大腸炎に悩まされているそうですね。

私は別に安倍総理のファンというワケでは決してありません。

ですが、多感な10代の頃からそんな難病と付き合わざるを得なかったということ自体は不憫に思いますし、そのハンデを乗り越えて総理大臣を務めたこと自体は凄いと思います。

普段は何気なくニュースに映っている安倍総理ですが、もしかしたら記者会見のときに腹痛に耐えながら話していたこともあったのかも知れませんね。

腹痛や下痢は常人だって辛い


ここで少しばかり私自身の話をします。

私は以前、消化器内科の医者に『過敏性腸症候群』と診断されたことがあります。

過敏性腸症候群とは、簡単に言うとストレスによって胃腸の調子がおかしくなり、腹痛・下痢・便秘などの症状が起こる病気です。

潰瘍性大腸炎のような難病ではありませんが、私にとっては十分に苦痛な病気です。

まあ、過敏性腸症候群と言っても、私の場合は毎日症状が出るワケではありません。

腹痛・下痢は平日(仕事中)になることが多く、土日(休日)は至って健康に過ごせています。

平日の中でも月曜から金曜まで5日間連続でしんどいわけではなく、仕事が精神的にしんどいときだけ不定期で症状が現れます。

つまり、私の場合は仕事によるストレスやプレッシャーが一定基準を超えると症状が現れる…といった感じです。

(※特に上司との面談前・会議の最中などに腹が痛くなる傾向あり。)

サラリーマンあるあるですが、製薬会社に限らず、上司との関係や会議での吊し上げに苦慮している社会人は多いかと思います。

かくいう私もその1人です。


今日は上司との面談でどんな説教をされるのだろうか…?

今日は会議でどんな詰められ方をするのか…?

ああ、嫌だ、嫌だ、嫌だ…。


こんなことを頭の中でぼんやりと考えていると、私は決まって必ずお腹がゴロゴロしてきます。

ヤバい!!

あと5分で上司面談・会議が始まるのにトイレに行きたくなってきた!

…みたいな感じの状況に陥ったことは今まで何度もあります。

学生時代まで遡ると、就活でもこういった症状で苦しんだ経験があります。

ノバルティスの会社説明会を腹痛のため欠席したときの就活エピソード

こんな風に、嫌な仕事、しんどい仕事が控えているときほど腹痛・下痢に苦しめられています。(汗)

これは単純に私のメンタルが弱いだけなのか、それとも元から胃腸がデリケートな体質なのか、あるいは他の人よりも仕事に関するストレス・プレッシャーが強い環境にいるからなのか、正直って自分には分かりません。

しかし、理由はともかく過敏性腸症候群は辛いです。

私だって好きで腹痛・下痢になっているワケではないのです。

腹痛・下痢と付き合いながら働くのは大変である


先ほど私は過敏性腸症候群で苦しんでいると書きましたが、腹痛・下痢については辛いと思うものの、働けないというレベルではないです。

…と言うか、普通のサラリーマンとして普通に働き、普通の中流家庭を維持できています。

医者が言うには、私の場合は軽症の過敏性腸症候群らしく、健康習慣や食事などの工夫、あるいは漢方を飲むことによって症状を大幅に緩和できます。

以前、ブログ内で漢方に関する記事を書いたことがありましたが、私が漢方を飲む理由の1つは過敏性腸症候群への対策のためです。

ツムラの漢方を3年ほど飲んでみた感想!漢方は健康維持にガチで効くぞ!

特に、このツムラの43番は良く効きます。

腹痛・下痢だけでなく便秘にも効きますし、この43番を飲むだけでお腹の調子が相当違ってきます。

(※私だけでなく、私の妻もお腹の調子が悪いときにこの漢方を飲んでいます。)

…と、ここまで書いてきて改めて思うのは、安倍総理は私なんかよりも何十倍、いや何百倍も過酷な環境で頑張ってきたのだろうなぁということです。

安倍総理の潰瘍性大腸炎とは比べるのもおこがましいですが、私自身は過敏性腸症候群によって十分辛いと感じています。

腹痛・下痢とは無縁な生活をしたいと切に願っています。

しかし、現実はそんなに甘くありません。

いくら漢方を飲もうと、ストレスやプレッシャーによって腹痛・下痢になるときはあります。

不本意ながら、朝からトイレの住民となることだってあります。

※ついでに言うと、トイレに先客がいて用を足せないときの絶望感は半端ではない。

安倍総理が普段晒されているストレスに比べれば、一般企業に勤めるサラリーマンである私が感じているストレスなんて大したことはないでしょう。

…にも関わらず、腹痛・下痢によって少なからず日常生活に支障が出ています。

これを安倍総理の立場に置き換えて考えてみると、どれだけの苦痛があるのかちょっと想像がつきません。

繰り返しになりますが、潰瘍性大腸炎とは症状コントロールが難しい難病です。

2020年の現在では最新技術で作られたバイオ医薬品というものがありますので、2010年頃と比べれば確実に治療レベルは上がっています。

とはいえ、潰瘍性大腸炎を完全に治すことは依然として不可能な状況です。

こういった状況の中で、たとえ最新の医薬品による治療があったにせよ、腹痛・下痢のせいで安倍総理が苦しんだであろう場面を思うと、正直言っていたたまれない気持ちになります。

もし私が会議中に腹痛で耐えられなくなった場合、上司に頭を下げて中座すればいいだけの話です。

中座について上司に何か言われることもありますが、それでもトイレで用を足せるだけマシです。

しかし、安倍総理にとってはそうではない。

例えばですが、国会の最中やトランプ大統領との会談中にトイレのために中座なんてことは無理でしょう。

つまり、安倍総理は絶対にトイレなどに逃げられない環境で仕事していたことになる。

(※実際のところは分かりませんが…)

腹痛・下痢が悩みのタネである私からすれば、もうそれだけで凄いと思うワケです。

まとめ:安倍総理にはゆっくりと休んで欲しい


今回のニュース報道で、安倍総理は辞任について『断腸の思いで決断した』と言っていました。

この一言が私にとってはとても印象的でした。

断腸の思い』とは『腸(はらわた)がちぎれるほど、悲しくて辛い』という意味です。

コロナ禍で辞任することについての負い目などもあるのでしょうが、個人的には潰瘍性大腸炎についても言及していると思いました。

文字通り、潰瘍性大腸炎によって『腸(はらわた)がちぎれるほど』苦しくて、総理大臣として続投できないと考えたのでしょう。

安倍総理ほどではないにせよ、私自身も腹痛・下痢に悩む一人の人間として、健康上の理由から辞任表明した安倍総理を責める気にはなれません。

むしろ、これからはゆっくりと休んで欲しいと思います。

安倍総理は神様でもなければ聖人でもない、私たちと変わらない人間です。

人間である以上、健康であることが何より大切です。

森友学園・加計学園などに関する問題など、黒い噂が囁かれたこともある安倍総理ですが、潰瘍性大腸炎というハンデを抱えつつ、国の代表として常人には理解しがたいストレス・プレッシャーと戦い続けたこと自体は凄いと思います。

とりあえず、『今までお疲れさまでした!』と言いたい。

そんな今日この頃です。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!





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