コロナ禍での『陰の功労者』は医薬品卸の配送職ではないだろうか?

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

10月にも入り、全国的に大分涼しくなってきましたね。

暑さが苦手な私にとっては嬉しい限りです。

それだけに、今年の夏は異常なまでの暑さだったことを改めて実感しています。

地域によっては40℃近い気温になったりしましたし、災害級の暑さというマスコミの言葉も、あながち嘘ではないと感じている自分がいました。

そんな炎天下の中であろうと、医薬品卸の配送職の人たちは医薬品の納品のために走り回っていたことでしょう。

しかも、今年はコロナ禍のせいで医療機関に出入りする際にはマスク着用を義務付けられていた。

ハッキリ言って、マスク着用のまま医薬品卸の配送を行うのは凄まじくハードな仕事のはずです。

特に、基幹病院にて輸液などの重い薬剤の荷降ろし・運搬・棚積みなどをする仕事は、傍で見ている以上の重労働です。

そんな重労働をマスク着用のまま黙々と行っているのです。

MS時代に配送職の人たちと二人三脚、あるいは三人四脚みたいな感じで働いていた私にとって、仕事の励む配送職の人たちには本当に頭が下がる思いです。

ようやく暑さが和らいできたものの、医薬品卸の会社を問わず、病院・薬局・路上などで彼らを見かける度に、心の中でエールを送っています。

ぶっちゃけ、最近は在宅勤務しているMRなんかよりも、彼らの方が社会に貢献していると思うことすらあります。

華やかでもなければ社会的な認知度も高くない医薬品卸の配送職ですが、今回はそんな彼らのコロナ禍における奮闘について、個人的に思うことを記事にしてみました。




医薬品の流通は配送職なしでは成り立たない!


医薬品卸の営業たるMSはルート営業ですから、同じ取引先に頻繁に通っています。

コロナ禍で取引先へのMS訪問頻度は格段に減ったでしょうが、そんな状況であっても、配送職は毎日のように取引先を訪問しています。

理由は明白で、医薬品を届けるためです。

取引先で医薬品が使われる以上、物理的に医薬品を届ける人間は必ず必要です。

特に病院のように大量の医薬品を使うような施設では、大なり小なり、医薬品の納品業務が毎日必ず発生します。

エリアによってはMSが配送職を兼ねていることもありますが、多くの場合、メインの医薬品配送は作業着に身を包んだ配送職の人たちが対応しているのではないでしょうか。

そんな彼らとて人間ですから、コロナウイルスへの恐怖は勿論あったでしょう。

取引先…特に病院とは病人が集まる場所ですから、それだけコロナ感染患者がいる可能性が高いというものです。

そんな場所に、医薬品卸の配送職は毎日赴いて納品業務を行っている。

感染リスクを負いながらも自分の業務を全うしているワケです。

そう考えると、医薬品卸の配送職の人たちは凄く尊い仕事をしているのではないでしょうか?

特に、今年の3月~6月くらいはメディアの煽りだの緊急事態宣言だので、一般人は揃って医療機関そのものを怖がっていたかと思います。

そういった状況下であっても、彼らは毎日毎日、明けても暮れても、医薬品の安定供給&定時配送のために尽力していた。

そして、記事の冒頭で書いた通り、夏場の炎天下でも医薬品の供給は滞ることがなかった。

暑い中でマスク着用のまま配送車への積込をしたり、取引先の駐車場で荷降ろしをして、台車に載せて納品場所まで運び、場合によっては棚詰めまで行う。

文章にすると簡単に見えるかも知れませんが、これらの作業1つ1つがとんでもなくハードです。

完全に体力勝負です。

少なくとも、医薬品卸が出している求人広告にありがちな医薬品の配送は女性にもできる軽作業です!みたいな謳い文句とは大きくかけ離れています。

MS時代に自ら積込・荷降ろし・納品を経験した身からすると、彼らの仕事振り1つ1つに頭が下がります。

新聞やニュースで医薬品卸の特集なんてされるワケでもなく、世の中の多くの人々は彼らの頑張り自体を知りません。

だからこそ、彼らは陰の功労者と呼ぶに相応しい働きをしていたと言えるのではないかと思うのです。

配送職の人たちにもコロナへの恐怖はあったはず


医薬品卸の配送職ほどではありませんが、私自身もMRとして病院に出入りしています。

その度に…というほどではないですが『この病院に立ち入ったことでコロナに感染したらどうしよう…』みたいなことを頭の隅で考えてしまいます。

何でそんなことを考えるかと言ったら、それは当然コロナが怖いからです。

重症化すれば命が危ういし、

もし重症化しなくても入院または自宅療養となるだろうし、

もし自宅療養なら家族にも迷惑を掛けることになるし、

出勤も2週間くらいは制限されるし、

その後のPCR検査とかでウイルス陰性になっても『コロナに感染した人』というレッテルが貼られるし、

そもそも世間様(特に近所)から後ろ指を指される可能性は高い。

(※私が住んでいる地域は田舎だからなのか、コロナ感染者へのバッシングは酷いものです。)

こういったコロナ感染への恐怖の度合いについては人それぞれかと思います。

ですが少なくとも、病院などの医療機関に出入りする人ほどコロナ感染について身近に感じられるものではないでしょうか。

…といったことを踏まえて考えてみると、医療機関に毎日のように医薬品配送を行っている人たちにとっても、色々と思うところがあるのでは?と賢察します。

当たり前のことですが、配送職の人たちにも生活がありますし、中には家族を養っている人もいるでしょう。

そういった家族から、もしかしたら配送職の仕事について難色を示されたり、文句を言われたり、まあ色々な家庭内不和があったとしても不思議じゃないです。

勿論そういった事情が全ての配送職の皆さんに当てはまるとは考えていませんが、そういった恐怖や不満の感情と向き合いつつ医薬品配送をしている人がいるとしたら、それはやはり尊いことだと思うのです。

最後に:コロナとインフルエンザのWパンチに負けないでほしい!


今後、秋から冬にかけてインフルエンザが流行するのは間違いありません。

MS時代の経験上、インフル流行シーズンは配送職も少なからず罹患してしまい、より少ない人数で配送業務を行うのが現場の常でした。

当たり前のことですが、配送職も人間です。

そして、人間とは体調を崩す生き物です。

24時間、365日、常に健康体をキープできる人間は多くありません。

つまり、冬のシーズンに風邪なりインフルエンザなりで体調を崩す人間が続出したとしても、それは何ら不思議なことではないのです。

そして、今冬はもう1つ厄介な敵がいます。

ご存知の新型コロナです。

初期症状的には新型コロナもインフルエンザも大差ないですし、だからこそ両者の区別は付きにくい。

そう考えると、今冬の医薬品配送は熾烈を極める可能性が高いのではないかと考えています。

もし医薬品卸にて微熱程度でも出勤を控えるようにとの指示が出回った場合、例年以上に少ない人数で医薬品配送をせざるを得ないでしょう。

もし休職者が増えた場合、配送職1人当たりの業務負担量が増えるのは避けられない。

そうなると、定時で帰ることも出来ず、下手すれば休憩すら満足に取れなくなる。

疲労が蓄積していき、それに伴って免疫力が低下する。

そして、インフルエンザや新型コロナに感染しやすい状態に陥っていく。

このような負の連鎖が容易に想像できます。

ですが、いや、だからこそ今冬の配送業務を頑張って欲しいと思います。

配送職の人たちの頑張りなくして医療機関に薬は届きませんし、薬が届かなければ患者に処方されることもありません。

これまたMS時代の経験談で恐縮ですが、配送職を軽んじるMSが一定数いるのは事実です。

傲慢なMS、嫌味くさいMS、無茶振りばかりするMSなど、全国各地で枚挙に暇がないことと思います。

そんなMSの担当先に薬を届けること自体、億劫に感じている人も多いでしょう。

ですが、少なくとも私はMS時代から配送職の人たちのことをリスペクトしていますし、医薬品卸を辞めてMRとなった今でもその気持ちは変わりません。

どうか医薬品配送の仕事を卑下することなく、堂々と頑張っていただきたいです。

コロナ禍における陰の功労者たる皆さんを、私は陰から応援しています!





シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする