シン・エヴァンゲリオンの舞台挨拶を観てきた感想!カヲル・加地・リツコの声優による裏話が興味深かった!

非公表

こんにちは、エヴァの呪縛に囚われているヒサシです。

 

エヴァのファン(オタクとも言う)を自称している僕ですが…

 

シン・エヴァンゲリオン劇場版を観た感想&考察!まさに『エヴァの卒業式』だった!(ネタバレ注意!)

 

シン・エヴァンゲリオン劇場版の鑑賞3回目にして、エヴァ声優陣による舞台挨拶を観てきました!

 

僕は地方在住なので舞台中継の回を予約して観たきたのですが…

 

朝から劇場内がメチャクチャ混んでいました。(汗)



午前9:00からの上映後に舞台挨拶が生中継される回を予約していたのですが、あまりに混んでいてチケットの発券が9:05になってしまいました。

 

しかも、その後も長蛇の列に並ぶ羽目になり、中々入場できないときた。

 

結局、僕が劇場の予約席に座れたのは9:15くらいでした。

 

いかにシン・エヴァ舞台挨拶の注目度が高かったのかが窺えます。

 

そして、舞台挨拶の入場者特典のポスターカードもゲット!!



表面はエヴァのキャラクターが勢揃いで、裏面はシン・エヴァの重要な台詞一覧ときた。

 

こりゃ一生の宝物だぜ!!

 

…というワケで、前置きが長くなってしまいましたが、舞台挨拶の内容について感想を書いていきます!

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舞台挨拶の概要&全体の流れ


舞台挨拶は約40分くらいで、参加した声優陣は14人でした。

 

声優さんによる各キャラクターに対する感想、あるいは演じ方について裏話が聞けたりして、個人的には超満足でした!

 

さて、舞台挨拶に参加した声優陣は下記の通りです。


・緒方恵美さん(碇シンジ役)
・林原めぐみさん(綾波レイ役)
・宮村優子さん(式波アスカ役)
・三石琴乃さん(葛城ミサト役)
・山口由里子さん(赤木リツコ役)
・石田彰さん(渚カヲル役)
・立木文彦さん(碇ゲンドウ役)
・岩永哲哉さん(相田ケンスケ役)
・岩男潤子さん(洞木ヒカリ役)
・長沢美樹さん(伊吹マヤ役)
・優希比呂さん(日向マコト役)
・伊瀬茉莉也さん(北上ミドリ役)
・勝杏里さん(多摩ヒデキ役)
・山寺宏一さん(加地リョウジ役)

ヤベェ…

 

何だ、この超豪華な声優陣は!!

 

今さらですが、エヴァンゲリオンって凄い声優を起用しまくっていることを改めて実感しました。

 

中継とはいえ、こんな豪華メンバーが対談する場面を鑑賞できたのはエヴァファンとして感動モノです。

 

さて、内容についてはこんな感じで進行していきました。


①冒頭、各声優からエヴァンゲリオンへの感想を率直に述べてもらう。

②シン・エヴァンゲリオンのストーリー順にナレーターが各声優にインタビュー(第三村編→ヴンダー編→最終決戦編)

③シンジ役の緒方さんからエヴァファンに向けて締めの挨拶

僕は特に②の内容が興味深くて、時間が経つのも忘れて聞き入っていました。

 

岩永さん(ケンスケ役)や岩男さん(ヒカリ役)は、台本をもらうまではエヴァQの時点(ニアサー)でケンスケ・ヒカリ・トウジは死亡したもんだと思っていたらしいですし。

 

宮村さん(アスカ役)は、トウジ&ヒカリによる初恋同士かつ同級生同士の結婚について勝ち組と評したり。

 

林原さん(レイ役)は、アヤナミレイ(仮称)の演じ方について、庵野監督からの演技指導が細かくて何度も撮り直したらしいですし。

 

長沢さんはエヴァンゲリオンのことを映画ではなく神話と評したりとか。

 

三石さん(ミサト役)は腕に青いバンダナ(=ヴィレのトレードマーク)を巻いて登壇したことをネタにしたりとか。

 

他にも色々と興味深いエピソードが沢山語られたのですが…

 

個人的に特に印象的かつ濃い内容だった、カヲル・加地・リツコに関する声優エピソードについて語っていこうと思います!

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石田さん(カヲル役)がエヴァについて一番深く語っていて感動&笑えた!


舞台挨拶の冒頭パートで、石田さんがこんなことを言ったんですよ。

 

しかも、デカい声で。


ゲンドウ君!
(ユイに会いたいからとはいえ)こんな大それたことを起こしたの!?

もうね、石田さん喋る場面では劇場の人が皆笑っていたんですよ。

 

僕も笑うのを我慢できませんでした。(汗)

 

石田さんとしてはゲンドウの気持ちに理解を示しつつも、劇中でゲンドウのやったことはヤバすぎる的なことを言ってましてね。

 

そりゃあ、ゲンドウが暗躍しなければニアサーのみならず、その後のサードインパクト・フォースインパクト・アディショナルインパクトも起きなかったワケですからね。

 

エヴァ的にはゼーレと並ぶ黒幕たるゲンドウに対して、石田さんは色々と思うところがあったみたいです。

 

(※このとき、ゲンドウ役の立木さんは苦笑いしていた。)

 

続いて、舞台挨拶の後半にはさらなる石田節が炸裂。

 

シン・エヴァンゲリオンの劇中で、カヲル&加地の組み合わせについて、石田さん舞台を整えたからお役御免になったと評したんですよね。

 

要は、シンジ・アスカ・レイなどが救われるためには相応の舞台が必要だと。

 

劇中では、その舞台(土台)を用意するために、カヲルと加地が存在していた。

 

…で、シンエヴァで主要キャラクターが救済されたから、カヲル&加地も使命を果たした(=お役御免になった)から退場したということらしい。

 

シンエヴァを観た人ならご存知の通り、カヲル&加地は作中終盤にシャッターが閉まる感じで見送られています。

 

(※この表現方法について、山寺さんは閉店ガラガラと評して皆笑っていた。)

 

そんなこんなで、シンジを幸せにするために活動してきたカヲルですが…

 

シンエヴァにて、シンジは自力で前を向く(=幸せを模索する)ようになったので、その時点でカヲルの役目は終わった。

 

…というような感じで台本の台詞を解釈し、カヲルを演じながら色々な考察をしたそうです。

 

うーん、深いですね。

 

こういった声優さんによる裏話を聞くと、エヴァの世界観がより一層広がるってもんです。

山寺さん(加地役)は最初、台本の内容が誤植だと思ったらしい!?


シンエヴァでは加地の台詞って多くないですよね。(むしろ少ない!?)

 

シンエヴァにおける加地の最初の台詞は、中盤のミサトによる回想シーンでの達者でなですからね。

 

この時点で、山寺さんとしては台本を読む限りではこれで加地は退場なのか!?と思ったらしいです。

 

その後、ようやく加地の台詞が載っている新しい台本が山寺さんのもとに届いたと思ったら、渚指令とかいう意味不明な言葉が書いてあるときた。

 

この渚指令という台詞について、最初、山寺さんは誤植だと勘違いしたそうです。


これって碇指令じゃなくて?
あ、渚指令で合ってるの?
そ、そうなんすか…。

…みたいな感じで、山寺さんは結構戸惑ったらしいですね。

 

このとき、他の声優陣が皆さん笑っていたんですよね。

 

僕が中継を観ていた劇場でも、僕を含めて大勢の人が笑っていました。

 

(※ついでに、舞台挨拶の最中に山寺さんは石田さんのことを何度も渚指令と呼び、これもこれで笑えた。)

 

他にも、山寺さんは3/23(月)に放送されたNHKの庵野監督特集の番組も見ていたとのことで、そのときの内容にも触れてくれました。

 

エヴァンゲリオンという作品は、TVアニメシリーズの頃から庵野監督を含むスタッフの皆さんが命を削り、各声優さんが声を張り上げ、本当に色々な人たちによって創られた作品なんだと。

 

加地そのまんまの声でそう語る山寺さんは、

 

最高にカッコよかったです!!

山口さん(リツコ役)による旧劇場版~新劇場版での裏話が興味深い!


山口さんは三石さん(ミサト役)とプライベートで仲が良いだけでなく、エヴァのアフレコも2人一緒に行うことが多かったとか。

 

そんな事情もあり、山口さん目線だとリツコ&ミサトの友情について、思い入れが半端なかったそうです。

 

シンエヴァでは終始クールなリツコですが…

 

山口さん自身は感極まって、ミサトとの別れのシーン(※)では、アフレコ時に声が震えたらしい。

 

(※特攻のためにヴンダーに一人残ったミサトが、次世代の命についてリツコに託すシーンのこと。)

 

しかし!

 

山口さん曰くリツコに感極まるような演技は不要との指導が入ったとか。

 

その後、複数パターンの台詞を収録したそうですが、作中ではとにかく感情を感じさせないクールな感じの台詞が採用されたそうです。

 

アフレコの現場って大変なんだなぁと思わされました。

 

そして何と!

 

山口さん目線でのリツコからゲンドウへの想いについても語られました!

 

TVアニメ版~旧劇場版では、ドロドロの愛憎劇を見せてくれたリツコ&ゲンドウですが…

 

山口さんとしては、

 

新劇場版でもリツコはゲンドウへの愛しているという感情がある。

 

…ということを考えながらアフレコしたそうです。

 

(※公式の設定なのかは不明なので、あくまで山口さんの私見かも?)

 

その他にも、山口さんは旧劇場版でリツコがゲンドウを銃殺しようとしたシーンにも触れてくれました。

 

まさにエヴァらしい愛憎の極みとも呼ばれている名シーンですが、当時から山口さんの中では色々と思うところがあったそうなんですよね。

 

(※旧劇場版では、MAGIの反乱によってゲンドウの殺害に失敗するどころか、逆にリツコがゲンドウによって銃殺されるという救いのない展開だった。)

 

そしたら何の因果なのか、シンエヴァでもリツコがゲンドウに銃口を向けるシーンが出てきた。

 

山口さんとしては旧劇場版と同じ展開にならないように、

 

殺られる前に、殺らなければ…!!

 

…みたいな気持ち(=殺意?)を持ってアフレコに臨んだとか。

 

(※実際、シンエヴァにてリツコはゲンドウと会話する前に容赦なく発砲している。)

 

さらにその後、ゲンドウが脳ミソを拾うシーンでは、リツコを通して山口さん自身も怯んだとか。

 

ここでも旧劇場版の展開が頭の中を過ったそうですね。

 

ちなみに、その場面でリツコが息を飲むシーンは一発でOKが出たそうです。

 

ぶっちゃけた話、この山口さんによる旧劇場版~新劇場版のリツコ&ゲンドウのエピソードが個人的に最も印象的でした。

 

それにしても、赤木リツコ…

 

恐ろしい女だぜ…。

・まとめ:声優陣も絶賛するエヴァンゲリオンという作品は映画という枠を超えた存在!


今回の舞台挨拶で、複数の声優さんがこんなことを言っていたんですよね。

 

エヴァンゲリオンは単なる映画(アニメ)ではなく、映画という枠を超えた作品であると。

 

実際、エヴァは映画(アニメ)だけではなく、ゲーム・漫画・小説・その他諸々のメディアにまで影響を与えています。

 

今回の舞台挨拶を通じて、そんなエヴァについて声優陣が称賛していることを堪能することができました。

 

(特に石田さんのエヴァ語りが最高だった!)

 

エヴァのファン(オタク)として、マジで感無量です。

 

TVアニメシリーズを含めると25年もの歴史を持つエヴァンゲリオンですが、数多くの声優さえも虜にする神作であることを改めて実感しました。

 

今回の舞台挨拶、劇場まで足を運んで本当に良かったです!

 

そして、まだまだエヴァの呪縛からは抜け出せそうにない。(汗)

 

でも、それでも良いかと思っている今日この頃です。

 

シンジ役の緒方さんも、締めの挨拶でシンエヴァの『:||(リピート)』にもあるように、繰り返しエヴァシリーズを楽しんでくださいと言ってましたし。

 

とにかく、声優陣の皆さん…

 

感動をありがとうございました!!

 

(終劇)



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