製薬会社のMR(営業職)に向いていないタイプとは?入社後のミスマッチを防ごう!

就職活動(学生向け)

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

本日は製薬会社のMRに向かない人の特徴についてのお話です。

上から目線に聞こえるかも知れませんが、MRにも適性があります。

もし気分を害してしまったのなら申し訳ないです。

しかし、私は希望職への向き不向きを事前に知ることは大切だと考えているので、今回このような記事を書いてみました。

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MRとして働く上でのチェックポイントとは?


おそらくですが、この記事を読んでいる人は学生、または、MR未経験者が多いと思います。

皆さんは仕事をする上で、あるいは就職する上で、

『これだけはやりたくない!』

『こんな職場環境は絶対に嫌だ!』

というような譲れない条件はあるでしょうか?

もちろん、条件ありきで考えてしまうと自分の将来、未来の可能性を狭めてしまいます。

ですが、入社後に、

『こんなはずじゃなかった…。』

と後悔するのも避けたいですよね?

MRの仕事に向かない人間、言い換えれば、MRの職場環境に馴染めないタイプの人間は必ずいます。

そこで、製薬会社のMRとして働く前に、一度チェックした方が良い要素を4つピックアップしてみました。

入社後のミスマッチを防ぐためにも、MRとして避けられない要素について、この機会に知ってもらえればと思います。

1.全国転勤が嫌な人はMRに向いていない!

MRは転勤を避けられない職業です。

北海道勤務のMRが九州に転勤になったり、四国勤務のMRが東北に転勤になったりすることはザラにあります。

よって、地元で長く働きたい人、または、親元で生活していきたい人にはMRはお勧めできません。

他にも、将来結婚を考えてるパートナーがいる場合も、よくよく考えておいた方が良いです。

会社によっては勤務地を融通してくれる場合もありますが、それも100%約束されているわけではありません。

下の記事でも書きましたが、MRも会社員ですから、会社からの命令には従わなければなりません。

MRとMSとの違い③【転勤・勤務地編】

よって、MRとして就職した時点で、転勤はあるものと思った方が良いです。

早いか遅いかの違いがあるだけで、いずれ必ず転勤を命じられる日が来ます。

私の周りのMRを見ていると、大体5年くらいの間隔で転勤するパターンが多いです。

当の私自身も現在MR4年目の人間ですので、そろそろ転勤を命じられる可能性があります。

少し話が逸れましたが、転勤はMRにとって避けられない要素です。

これだけは覚えておいてください。

2.田舎暮らしが嫌な人はMRには向いていない!

これは先ほどの①の話とも関連することです。

突然ですが、皆さんは田舎暮らしの経験はありますか?

そして、その田舎で何年も生活していける自信はありますか?

田舎暮らしを舐めてはいけません。

向かない人にはマジで向いていません。

私は田舎出身の田舎MRですから、田舎生活には当然慣れています。

しかし、そんな私ですら田舎が嫌になるときがあります。

では、都会と比べて何が違うのか?

まず、遊ぶ場所がない、または少ない。

遊び盛りの若者にとっては相当な痛手です。

次に、人間関係が濃い。

良くも悪くも濃い。

特に田舎の開業医に関しては、酒だとかゴルフだとか、そういった付き合いをこなさないと売れない地域もあります。

田舎には酒やゴルフくらいしか楽しみがないのだから、ある意味当然です。

MRの接待規制など、あってないようなものです。

正確には、経費を使って『接待』するのではなく、

自腹を切ってプライベートでの付き合いが必要だということです。

田舎エリアでは売上を伸ばしたり維持したりするために、

こういった付き合いを強いられる先があります。

他にも、誰々が結婚した・離婚したといった話はすぐに広まります。

要は噂好きなんです。

地域にもよりますが、都会と比べてそのような傾向があるようです。

他にも、特に20代の若い女性MRに多いのが結婚相手を見付けにくいという点です。

言葉は悪いですが、男女問わず、田舎は低所得者が多いです。

つまり、女性MR目線で考えると、田舎では自分よりも低年収の男性が多いわけです。

もちろん、年収だけで人間の価値が決まるわけではありませんが、女性にとっては無視できない要素であることは間違いありません。

そういった環境(田舎)では将来のパートナー候補を見付けられず、

20代の貴重な時間を浪費することについて内心嘆いている女性MRもいます。

こんな具合に田舎生活にはマイナス面があります。

生まれも育ちも都会である人にとっては、田舎生活は大きな試練です。

都会出身者が都会に配属されるとは限りません。

むしろ、東京出身の新卒MRが田舎に配属されるのはよくある話です。

もし田舎生活が嫌であれば、MRとしての就職または転職はお勧めしません。

3.車の運転が苦手、または、運転自体が嫌いな人はMRに向いていない!

MRの移動手段は基本的に車です。

直行直帰の日などは一日中、車に乗りっ放しです。

つまり、MRは嫌でも車を運転しなければなりません。

もしあなたが車の運転が嫌い、または苦手ならば、MRとしての就職を考え直した方が良いかも知れません。

ダメな人にとって本当にダメというか、車に乗っていること自体がストレスだそうです。

誰でも最初はペーパードライバーですが、運転に慣れない、または、運転自体が上達しそうにないならMRには向かないかも知れません。

他にも、交通事故には要注意です。

運転が上手い下手に関わらず、MRにとって交通事故のリスクは避けられません。

極論ではありますが、車に乗った時点で、交通事故を起こす可能性はゼロではなくなります。

恥ずかしい話ですが、私自身も病院の電柱に車をぶつけてしまったことがあります。

逆に、自分が停車中に他社MRから車をぶつけられ、人身事故として処理された経験もあります。

こんな具合に、MRと車、車と交通事故は切っても切れない関係なのです。

運転が苦手な人であれば尚更でしょう。

MRとして就職するのであれば、この『車の運転』という要素について、一度しっかりと考えた方が良いと思います。

4.勉強が嫌いな人間はMRに向いていない!

MRは勉強し続ける必要がある職業です。

逆を言えば、勉強し続けることが嫌だと思う人はMRには向いていません。

そう、MRは常に勉強することが求められる職業なのです。

なぜなら、MRにとって最大の顧客である医者はMR以上に薬に詳しいからです。

医者はMRが知らないような知識をたくさん持っています。

しかも、医学の知識や情報は日々更新されています。

医者はそんな日々更新される情報を踏まえて患者を治療しています。

つまり、医者とはMR以上に薬や医療について詳しい専門家なのです。

そして、MRはそういった専門家を相手に薬を提案しなければなりません。

生半可な知識では医者から切り捨てられるのがオチです。

私も知識が乏しい新人MRだった頃は散々な言われようでした。

『君はこの薬のことを何も分かっていないようだね。』

『君はこのガイドラインの意味を理解していないようだね。』

『君のような勉強していないMRはもう来なくていいよ。』

こんなことをMR1年目の頃はよく言われたものです。

その度に奮起して勉強を重ねてきました。

最低でも、自社品の有効性や安全性、適応となる病気そのものについては絶対に勉強が必要です。

他には、他社メーカーが出している競合品の特徴、医療制度や最新の学会情報など、MRが知っておくべき(勉強するべき)ことは山ほどあります。

正直な話、毎日勉強するくらいの勢いが必要です。

私自身も多かれ少なかれ、平日は帰宅後も何かしらの勉強をしています。

特に、説明会やアポイントが立て込んでいる時期、新薬発売を控えている時期などは土日(休日)も勉強しています。

もちろん、勉強すれば売れるという単純な話ではありません。

しかしながら、勉強しないMRで売れている人を私は見たことがありません。

むしろ、売れているMRほどメチャクチャ勉強しています。

勉強せずに勢いやノリで実績を伸ばすMRもゼロではないのですが、業界内では少数派です。

MRとして働く以上、勉強を継続することが求められます。

この『勉強を継続する』とは地頭云々ではなく、習慣的なものです。

よって、勉強する習慣がない人にとっては、MRはキツい職業だと思います。

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まとめ:この記事を読んでくれた方に伝えたいこと


MR未経験者、特に学生にとってはMRとして自分が働いているイメージが湧きにくいと思います。

個人的な意見ですが、就活や転職のサイトなどにはMRの『良い面』だけが書いてある印象を受けます。

MRに向いているのはこんな人です!

と謳っているサイトは何度も目にしました。

しかし、

MRに向いていないのはこんな人です!

という特集記事などはあまり見たことがない気がします。

そこで、今回はMRに向かない人の特徴についてまとめてみました。

私はMRを辞めていく人間を何人か見てきましたが、人間関係以外で辞める要因はこの記事で書いたもののどれかに当てはまるパターンが多いように思えます。

最初からMRにチャレンジすることを否定するわけではないのですが、

MRにはこんな『現実』があるということを知ってもらいたくて、この記事を書きました。

何かの参考にしてもらえれば嬉しいです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!


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