たまたま知り合った他社MRが間違った引継ぎをされていて驚いた話

MRの日常

こんにちは、アラサーMRのヒサシです。

 

つい先日、とある病院のMR待機スペースにて他社MRと会話する機会がありました。

 

…というか、相手側から病院の訪問ルールについて教えて欲しいと言われたので、その質問に回答したという感じです。

 

話を聞いてみると、MRさんは新しく転勤してきた人であることが判明。

 

なるほど確かに9月~10月は異動の時期ですから、こういったMRがいても何ら不思議ではないです。

 

ただし、コロナ禍の影響なのか前任者とロクに引継ぎできなかったらしい。

 

…といった状況らしく、しかも結構困っているような雰囲気だったので、面会の待ち時間を利用して、その病院の訪問ルールについて色々と教えて差し上げました。

 

まあ、直接訪問可能な病院での出来事であり、こういった会話自体はコロナ禍の前からよくあることです。

 

しかし!!

 

私に話しかけてきたMRの認識(つまり前任者からの引継ぎ内容)が、その病院の訪問ルールとは大幅にかけ離れていたことから、

 

悪い意味でメチャクチャ驚きました。

 

…ということで、今回はそのエピソードを記事化してみようと思います。

 

これ以降は私に話しかけてきたMRのことをBさんと書かせていただきます。

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Bさんのスペック


とりあえず、Bさんのことについて紹介しておきます。

 

…と言っても、病院の待機スペースで会話しただけですから断片的な情報しかないですが。(汗)


・年齢:40代後半くらい?

・会社:某内資系の中堅メーカー

・状況:前任者からの引継ぎが不十分、かつ、引継ぎ情報に少し懐疑的


すいません、情報はこれだけです。(汗)

 

私にとってもかなり年上のMRでしたが、そんなMRが低姿勢でこの病院の訪問ルールについて教えてくださいと頼み込んできたので、年齢的なこともありまして、無碍にするのも気が引けました。

 

まあ、競合する薬剤を扱っているようなメーカーではなかったので、ここは1つ助け舟を出そうかと思った次第です。

 

…で、Bさんが受けた引継ぎ情報について聞き取りしてみると、私が知っている訪問ルールとは多くかけ離れた情報ばかりが出てくるではありませんか。

 

では、その内容について詳しく書いていきます。

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前任者は狂っていたのか?…というレベル


実は、この病院は以前記事にしたこともある施設です。

 

不要不急のMR訪問によって基幹病院の薬局長がブチ切れた!この機会に製薬会社の裏側を知って欲しい!

 

詳しくは上の記事を見ていただきたいのですが、どうやら訪問ルールを守らずに薬局長を激怒させたMRとは、

 

実はBさんの前任MRでは?

 

…と思ったほどです。

 

では、ここから病院の訪問ルール照らし合わせながら、Bさん受けた引継ぎ情報を列挙していきます。


・完全アポイント制の病院にも関わらず、アポイントなしで院内に入ってもOKと引継ぎされた

・MRは裏口から入館するというルールがあるのに、正面入口から入館OKと引継ぎされた

・入館時に記帳する必要があるのだが、そういった記帳はしなくてもOKと引継ぎされた


いかがでしょうか?

 

おいおい、全然ルールを守っていないじゃねーか!!

 

前任MRは何やってんの!?

 

…ってレベルですよね。

 

この話を聞いてメチャクチャ腹が立ったのは、私が訪問ルールを遵守している人間だからでしょうか?

 

全く、MRのイメージダウンどころの話ではない。

 

これじゃ薬局長がブチ切れて全MRに警告メッセージを送ってくるのも無理ないです。

 

100歩譲って、そのMRが病院におけるヌシみたいな特権的立場であり、医師や薬剤部に顔パスできるくらいの実力者であったらなら、まだ何とか理解できます。

 

しかし、後任者にそういった抜け道的な方法ばかりを伝授して、正しい訪問ルールを引き継がないとは如何なものか。

 

あるいは、正しい訪問ルールを知っていて敢えて伝えなかったのか?

 

それとも、正しい訪問ルールをガチで知らなかったのか?

 

真相は不明ですが、こういったMRって本当にいるんだなぁ…などと驚愕しました。

 

もちろん、悪い意味で。

まとめ:前任者の悪習を後任者に引き継いではいけない!


コロナの影響で引継ぎが不十分で後任者が苦労しているという話はよく聞きます。

 

私自身、コロナ禍以降に新しく担当になった施設については、現在進行形で苦戦を強いられています。

 

訪問ルールが日々変化したりする反面、MRの訪問活動は停滞気味で情報の収集すらままならない。

 

そして新担当となって以降、面識がない他社MRをも頼らざるを得なくなる日が来る。

 

きっと、全国各地でこういった事例が溢れているのだろうなぁ…と思っています。

 

しかし、今回のBさんの件はそれ以前の問題という感じがします。

 

こういった一部のMRの間違った解釈、あるいは自分勝手な行動によって、MR全体が変な目で見られるなんて堪ったもんじゃありません。

 

MRという職業そのものが貶められる一端を垣間見た気がしました。

 

同時に、真面目にルールを守って訪問活動しているMRを馬鹿にしている…とも感じました。

 

せめて、前任MRは後任MRに正しい情報を引き継いでやってほしいものです。

 

取りあえず、今後はBさんが正しい訪問ルールに則って活動してくれることを祈っています。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!


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